第48話 モンスターハウス
ダンジョン地下三階。
そこにはオークという鎧を着た豚のようなモンスターがいた。
手にはヤリを持っている。
『ブフー、ブフーッ』
鼻息荒く俺を見据えてくるオーク。
その顔面は醜悪で、体表面からは獣くさい臭いを漂わせていた。
『ブフー、ブフーッ』
俺を敵と認識しているらしく、今にも襲いかかってきそうな気配を感じる。
そんな中、少し離れた場所からそれを眺めている岸田さんが、
「オークの推奨討伐レベルは20です。木崎さんには取るに足らない相手だと思いますが、再生能力があるので、一撃で仕留――」
話している最中、オークが飛びかかってきた。
俺はそのオークを前蹴りで後方に蹴り飛ばす。
壁に激突したオークは塵となって消え去った。
「ん? ごめん岸田さん。なんだって?」
「……なんでもないです」
少しだけ頬を膨らませた岸田さんが小さい声でそうささやいた。
俺はどうかしたのかな? と思うも、特に気には留めず、ダンジョン探索を再開する。
◆ ◆ ◆
地下四階に下りると、白い骨格だけのモンスターがいた。
俺は一瞬、黒いホイッスルを俺に託した人語を喋る骸骨かと思うも、すぐにスケルトンというモンスターであると気付く。
スケルトンは無言のまま、ボロボロに錆びたロングソードを手にこちらへ向かってきた。
歩くたびにぎしぎしと骨がきしむ音がする。
俺は横に手を振り払い、スケルトンを一撃で粉砕してみせた。
すると、
「向こうからもやってきていますよ」
岸田さんが声をかけてくる。
見ると、通路の奥にはスケルトンがわんさといて、ゆっくりとこちらに向かってきていた。
「全部相手にするのは面倒だ。階段を探してさっさと下りよう」
俺は岸田さんにそう言うと、きびすを返して駆け出した。
◆ ◆ ◆
地下五階に下り立った俺は目を丸くする。
そこには今逃げてきたスケルトンの群れとは比べものにならないくらいの数のモンスターがいた。
足の踏み場もない、と言ったら多少大げさかもしれないが、それくらいモンスターが俺たちの周りを取り囲んでいて、とても逃げ切れるような状況ではなかった。
だがそれと同時に、そのフロアには地面に無数のアイテムが落ちているのも目に留まった。
岸田さん曰はく「モンスターハウスです。モンスターも多いですが、その代わりアイテムも沢山手に入るのでラッキーですね」だそうだ。
俺は覚悟を決めて、そこにいるすべてのモンスターを殲滅することにした。
「よし、いくぞっ!」
――それから20分後、俺はすべてのモンスターを倒し切ることに成功し、そこにあったアイテムをすべて回収した。
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NAME:木崎賢吾
LV:3599
HP:6195/6210
MP:3509/3534
攻撃力:6631
防御力:6178
素早さ:6004
運:793679
スキル:幸運値上昇、獲得経験値増、緊急脱出、ホーリーエッジ、グラビティハント
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所持アイテム
・薬草 13
・毒消し草 2
・ポーション 3
・特上薬草 2
・レッドポーション 1
・エリクサー 1
・迷子の種 1
・スゥの実 3
・鋼のムチ 2
・ドラゴンフレイル 1
・風切りの杖 1
・ロングソード 2
・古びた短剣 1
・ダガーナイフ 2
・ストロングマント 1
・帰還テレホン 1
・ウールの寝袋 1
・ゴヤのテント 1
・ブラックダイヤモンドの原石 1
・魔石 3
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