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第43話「新機軸(後編)」

セイメイとセルが赤眼達と戦っている最中、アイオリアとソロモン、クリスはバフォメットと戦っていた。


「これを倒すのか?」とアイオリアは見上げてソロモンにいう。

「いや、奥にいる。小さいウィッチ?だな」

ローブを被っているため、よくわからない。


「とりあえず、バフォメットはHPが多く。気絶をさせてくる気をつけろ。流石にアイオリアを救うのはワシにはできん!」

「セイメイさんが!!」とクリスが俺がセルへ援護に向かう際に呼び掛けていた。


「マスターはあっちでいい。むしろ、セイメイじゃないと無理じゃ。」

「ソロモン!私の援護を頼む!」

「お主と連携とは初めてじゃのぅ!」というとクイックタイムをかけて、更にコンセントレーションをかえた。

「おお、十分すぎるぞ!!」

「お兄ちゃん、私からも!!」

クリスはそういうとプロテクトディフェンダーをかけた。

アイオリアは少し感動していた。そして、感極まって

「我が生涯にいっぺ…」といい終わる前にバフォメットがアイオリアを叩き殴る。

アイオリアは間一髪避けれた。

「おい!!なんだ!あれか?大人の事情とかか!!??いわせろや!!」

「お兄ちゃんのバカ…」

「おい、クリスちゃん親が選べない様に兄弟も選べないんやでw」

とソロモンは大阪弁を織り交ぜてきた。

「昔は頼りになったんだけどね…」

「聞こえているぞ!!我が妹よ!!兄の華麗なる戦い!!とくとみよ!!」

というと、アイオリアは無謀にもバフォメットに向かって攻撃をしかけた。


「出し惜しみなしじゃあ!!!」

「ドラゴンフレイム!!!」というと飛び蹴りをするそして、炎を纏いバフォメットに当たる。

「どうじゃあ!!」というと、バフォメットは一瞬止まっただけで、アイオリアに攻撃をしかけてくる。

クリスはすかさず、小さなウィッチに向かって、白き光が戦場を翔ける。


ジャスティス・エンスラァァァーー!!!!!!


バフォメットが手で遮り、攻撃が届かない。


「ああーーもう!!!」


「こりゃ人手が足りんなぁ~」というとソロモンは魔導書グリモアを取り出し詠唱し始めた。


アイオリアは幾多にも拳や蹴りを酷使したが、バフォメットは顔色一つ変えない。


ソロモンは魔導書を詠み終わると本からハーゲンティが現れた。

「ハーゲンティ、ワシに協力してくれないか?」

「汝、我ト契約スルニ何ヲ差シ出ス?」

「バフォメットの命をやろう。」

ハーゲンティはバフォメットをみて、ソロモンの使い魔でないことを理解する。

「汝ノモノデハナサソウダガ?」

「これから倒すんだけど、ワシらはバフォメットの命なんかいらない。その先に行きたいだけじゃ。」

「契約ヲ結ボウ」


そういうと戦闘に参列する。

ハーゲンティは手を前に出し、魔法を詠唱し始めた。

「こいつは…、悪魔じゃないか!!」とアイオリアがいう。

「ああ、そういうことになる。」

「悪魔に力を借りなきゃいけないのか!!??俺はセイントなのに!!」

「あのなぁ、これは魔術師のアイテムスキルなんだよ。これ高かったんだぞ??」

「お兄ちゃん!!ソロモンさんは頭数増やして、このヤギさんを倒すプランあるんだよ!」

「くぅう~~~!力及ばず!!!」とアイオリアは拳を額に当てて嘆いていた。


ほとなくすると、セイメイとセルが合流した。


「またせた!」

「流石に手を止めるぐらいか。」


「セイメイ様!私の力及ばず、倒せませんでした。」とアイオリアはいってきた。

「そうだな。お前だけじゃ無理だ。みんなで倒すんだ。といえないなぁ…」

「そうじゃマスター、残り一時間でギュスターヴの元へ駆けあがり占領戦で大事なのは相手の御旗を取る事じゃ。」ソロモンは俺に声をかける。

「ここで立ち止まっているわけにはいかないってわけだ。」セルはため息交じりにバフォメットを睨めつけた。


ひょんな瞬間にユーグから声がきこえてくる。

「マスター!!??セイメイさん??あっれどこいっちゃったのかな??」

「なんだ?今、地下にいる。」

「ふぁあああ???意味わかんねーし!!とりあえず、城門突破しました!!これから城内に入ります。」

「まじか。」

「とんだ貧乏くじを引いたな。」

「わかった。とりあえず、突撃しろ。ドリアスさんとベルスさんの指揮しているからよく聞けよ。」

「あーはい。とりあえず、カルディアさんと頑張ります!」

「おい、マスター!ユーグは相変わらず剣をまともに扱えてないぞw大丈夫かこいつw」

「ピピンは黙ってろ!まぁた嫌味しか言わねーんだから!!」

「うるせー!」

―――こいつら…俺らがてこずってるの知らないからってww


「わーったわーった!あとで聞くからとりあえず、頑張ってこい!じゃあな!」


というと一方的に通信を切った。




「時間配分的にここで、バフォメットとと戦っている場合じゃないな。」

「おい、お前勝つ気あるんだよな?」

「ああ、もちろんだ。」

「じゃあ俺が突破口開く。この先の通路は一本道、駆け抜けて階段を上がれば玉座の間の手前にある大広間横の隠し廊下に出るはずだ。おそらく大広間が最前線になると思うぞ?」


「わかった。うまく抜けれればいいんだが。」


「では、水先案内人として、この私がかって出よう!!」アイオリアがそういうと、バフォメットに再攻撃をしかけていく。


ソロモンがクリスに向かっていう。


「おい、クリスちゃん。マスターのあとについてけ。君しか彼を守る事はできない。」


「は、はいソロモンさん!」


「ほら、セイメイが抜けるぞ?いけ!」というとセルが後ろについていく。

セルはクリスの前に出てバフォメットの攻撃を受けて、道を開く。


「くっ…。さっさとけ!俺がこいつの手を食い止めている間に!!」





というと俺とクリスは後ろ髪を引かれる思いで、長い一本道をただただ走り抜けるのであった。


用水路の水音はただ静かに流れる音だけを奏でるだけだった。

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