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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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女子(大人含む)4人+男子1人のショッピング


「あっ。義江ちゃ〜ん! 義隆くん〜、よしのちゃん〜」

「あっ。おかっ…おば様〜!義隆先輩〜!よしのさん〜!」


 日曜日の午後ー。


 駅の改札を出たところで、ましろの母親、(ましろの姿の)よしのがウチの母と俺、(よしのの姿)のましろに嬉しそうに手を振ってくれていた。


 今日は、試験勉強を頑張ったご褒美として、ましろの母親とウチの母親がましろとよしの、ついでに俺に洋服を買ってくれるとの事で、ウチの母親が働いていると下着メーカーの店舗も入っている大型ショッピングセンターに買い物に行く事になっていた。


 母親から話を聞いた時には、俺は洋服は間に合っているから、いいよと断ろうとしたら、「可愛い彼女と妹がおめかししようってのに、あんたがその場にいなくてどうすんの!」だの「か弱い女子に荷物沢山持たせるつもり?せめて荷物持ちぐらいしなさい!」だの鬼の形相で怒られた。


 また、その話が回って来たよしのとましろからは、入れ替わり満足度ノートの次回の課題になっているから、新しい服を着た自分を「可愛い」と褒めて欲しいと圧をかけられ、俺は女子4人のその買い物にいかざるを得ない事を悟ったのだった……。


 そんな感じで、当日、服を買いに行くせいか、いつもより気合いを入れて化粧を施したカジュアルスーツ姿の母と黒のタートルネックにプリーツスカート、ショートブーツ、水色のPコートとよそ行きの格好をしているましろと共に待ち合わせ場所のショッピングセンターの最寄り駅に来たわけだが……。


「ふふっ。義江さん、今日はよろしくね。色々楽しみだわ〜!」

「おば様、義隆先輩、ましろさん、母共々今日はよろしくお願いします♡」


 年を感じさせない若々しい白のスーツ姿のましろの母の挨拶と共に、ツインテールを垂らして、ペコリとお辞儀をするよしのは、赤いショートコートにミニスカート、黒タイツという愛らしいいでたちで、俺は目を見張った。


「こちらこそ、よろしくね。遥香ちゃん。ましろさん。」

「おばさん、ましろ。よ、よろしくお願いします。」

「(ママ…!)お、おばさん、よしのさん、よろしくお願いします。」


 共にぎこちなく挨拶を返す俺とましろに、母は笑った。


「あら、遥香ちゃんとましろちゃんがあまりに綺麗だから、この子達緊張してるわ。」


「か、母さん!」

「え、いや、その……。(確かにママも()も可愛いと思うけど!)」


 俺とましろが戸惑っていると、 真に受けたよしのがぱあっと顔を輝かせて聞いてきた。


「えっ。義隆先輩、本当?私の事綺麗だと思う?」


「「ふふふ……」」

「むぅっ」


「えっ。ええと……」


 ニヤニヤする母親と憮然とするましろを見回し、一瞬言葉に詰まりながらも、この場で彼氏として正しい答えを伝えた。


「あ、ああ……。ましろのお母さんは綺麗だし、ましろも今日の格好、赤色がよく似合ってすごく可愛いと思うよ///」


「きゃふん♡すごく可愛いだなんて!///」


 社交辞令というよりは、さっき思っていた通りに褒めると、口角をユルユルにしたよしのは悶えた。


「おにっ、義隆先輩も今日はシックな装いで、格好よさがいつにも増して引き立っているわねっ。」


「そ、そうか…?ましろ、あ、ありがとう……///」


 逆に、女子達の気合いを入れた装いに、あまりにも見劣りするのもまずいかと、ジャケットにテーラードパンツとそこそこ小綺麗に見える服装で来たのだが、逆によしのに褒められて照れくさい思いで頭に手をやった。


「「ふふ。初々しいわね〜。」」


 母達には生暖かい目で見られたが、ましろは、顔を顰めつつ、口角は上がっているという複雑な表情を向けて来た。


「(そりゃ、私の体なんだから)ましろさんは可愛いから、褒めるのは当然ですけど、私もおめかししたんですよ?お兄様、感想はないんですかっ?」


「え?」


 両手を広げて主張してくるましろは、全身で「褒めて!」と訴えかけていた。


 入れ替わり満足度ノートに書かれていた課題でもあり、俺は急いでましろも褒める事にした。


「お、おうっ。か、可愛いよっ。黒のタートルと、水色のコートがいつもより、大人っぽい雰囲気でいいと思う」


「! ///そ、そう?それならよかったです。お兄様の格好にも合うかと思ったんですよ?」


 ましろは俺の言葉に満足したように笑顔になり、よしのは、難しい顔をして、自分の姿のましろを上から下まで吟味していた。


「むむ〜。(ましろさん、やりますね!私が普段選ばないコーディネートですが)確かに大人っぽく、賢げで素敵!(お兄様も可愛いって言ってくれたし、今度試してみたいですね。)」


 二人は複雑な顔ながら、最終的には納得したようにウンウン頷いていたので、ハラハラ見守っていた俺はホッとした。


 目的地に着く前に、既に気疲れしていた俺は、二人の事を可愛いというミッションはクリアしたのだから、帰っていいだろうか?という考えが過ぎったが……。


 ガシッ!

「では、義隆先輩行きましょっ?」


「! ましろっ!?」


 ガシッ!

「お兄様、新しい服も褒めて下さいねっ?」


「!! よしのっ!?」


 ルンルンしているよしのとましろにそれぞれ右腕と左腕をガッチリと組まれ、彼女達に連行される事になった。


 そんな俺達の後を母親達はニヨニヨ笑いながら付いてくる。


「「ふふ。三人はとっても仲良しなのね〜?」」


 人の気も知らないで、全く呑気なものだと俺はため息をついたのだった……。



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