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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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予想外の繋がり

予想外の繋がり

「あっ。おにっ…、義隆せんぱーいっ! よしのさんっ!」


「ま、ましろ……!」

「ま、ましろさん……!」


 豪邸といってもいいようなましろの御宅の門扉の前で、大きな包みを抱えたよしのがツインテールを大きく揺らして俺とましろに手振ってくれた。


 何故、お互いに入れ替わった名前で呼んでいるのかというと……。


「こんばんは。鷹宮くん。妹さん。ましろが忘れものしちゃったみたいで、届けてくれてありがとうね。こんな遅くにごめんなさいね〜〜。」


「こんばんは。いえ。妹も、忘れものがあったみたいで、ましろさんに保管してもらっていたんです。遅くにお騒がせしてすみません。」

「こんばんは。そ、そうなんです。お騒がせしてすみません。(マ、ママ……!)」


 ましろの母親が、よしのの隣にいるからなのだった。

 丁寧に挨拶をされ、俺とましろは気まずく頭を下げた。


 よしのはこちらに手を合わせ、口パクで状況を伝えて来て、俺も頷き、身振り手振りで会話をした。


「(すいません。こっそり抜け出そうとしたんですが、ましろさんのお母様にバレてしまって)」

「(あ、ああ。まぁ仕方ない。ボロが出ない内に受け渡しだけしてすぐに帰るよ。)」


「ふふっ。いいのよ。鷹宮くんとは、一度じっくりお話したいと思っていたから……。それに、妹のよしのさんとも!」

「「「え?」」」


 ましろの母親は、クスクスと笑い、よしのの姿のましろにも、懐かしそうな目を向けて来た。


「鷹宮と聞いて、まさかと思っていたのだけど、やっぱりそうだった。

 よしのさんとましろが赤ちゃんの頃、鷹宮さんには家族ぐるみでよく一緒に遊んでもらっていたのよ?」


「「「そうだったんですか(の)っ!?」」」


 俺とましろとよしのはましろの母親こ言葉に同時に叫んでしまった。


「ええ。3年位お父さんの海外赴任があって、疎遠になってしまったけれど、まさか、娘の初カレがよしのさんのお兄さんの義隆くんとは運命を感じちゃうわ〜。

 二人とも大きくなったわね〜〜。これからも、ましろと仲良くしてやってね。」


「よ、義隆先輩、ましろさん、よろしくね……||||」

「「こ、こちらこそ、よろしくお願いします〜。アハハ……||||」」」


 俺と、ましろ、よしのは顔を見合わせて引き攣り笑いをするばかりだった。


        ✽


 その後、ましろの母親は、お母さんによろしくお伝えしてねと俺達に言い置いて家に戻り、俺達三人になると例のブツの交換が行なわれた。


「と、取り敢えず、ましろさん。この子をどうぞ!」

「ペンペン……!あ、ありが…と。じゃあ、こっちも!」

「よしくん……!ありがとうございます!」


 ましろも、よしのもお気に入りのぬいぐるみが手元に戻り、ホッとしたような笑顔になった。

 大切そうにぬいぐるみを抱える二人は微笑ましかったが、新たな心配事もあった。


「それにしても、母親同士が既に知り合いだったとはな……。」


「ええ。もう既にお互いに連絡先を知っているようでしたし、私達がそれぞれの親に会わないようにする事も難しくなっちゃいましたね……。」


 ため息をつく俺とよしのに、ましろはツンと顔を反らして逆の主張をした。


「べ、別にっ……、バレないように気を付けて交流すればいいんじゃないの?元々カップルの親同士の接触を完全に避けるなんて、出来ないだろうしっ……(ママにも会えるしっ…)」


「「!」」


 ましろの言葉に俺とよしのは顔を見合わせた。


「確かにそれは、そうかもしれないな……」

「ですねっ。私もお母様に会えますし、丁度この体のサイズを測ってもらいたいと思っていたところでしたし……」


「ちょっと、あんたっ!! 人の体に勝手に何する気っ!?」


 ましろが文句を言うと、よしのは真剣な表情で人差し指を立てて説いてきた。


「だって、例え可愛らしいサイズでも、きちんと測ってケアしてあげた方がいいですよ?私の下着は全て体にフィットしているものを用意していたでしょう?」


「「ああ。確かに……!」」

「え」


 ましろと共に、思わず俺まで同意してしまい、よしのは目を剥いた。


「何で、お兄様まで私の下着がピッタリなのを知って……?? ふ、二人は家で一体何をっ??」


「……! な、何もしてない。////」


 追及され、さっき、際どいベビードール姿でよしのの姿のましろに抱き着かれた光景を鮮明に思い出し、俺は狼狽した。


「え、ええ。何もしてないわよっ。ただ、興味本位で、あんたの際どいベビードール着て寝ようとしたら、ペンペンの事を思い出して、その姿のまま、義隆先輩に泣きついちゃっただけでっっ…」


「ひぃっ……!! ////お母様に1枚ぐらい持って置くように言われてもらったあのHなベビードールを着たところ、お兄様に見られちゃったんですかっ。やだぁっ!! 恥ずかしいっっ!!////」


 よしのは、その場に顔を真っ赤にしてその場に座り込み、俺とましろは、ひたすら謝るしかなかった。


「わ、悪かった。ごめんな。よしの」

「わ、悪かったわよ。ごめんなさい。よしのさん」


「み、見た感想……聞かせて下さい……////」


「えっ。いやっ、そのっ。」


 チラリと赤い顔でこちらを見て、小さな声で聞いてくるよしのに慌てながら、つい正直に言ってしまった。


「き、綺麗だった。と、とても似合ってた……よ?」


「くふぅっ……。///」


 よしのは、口元を押さえて身震いすると、次の瞬間すっくと立ち上がり、口元を緩めてオッケーサインを出して来た。


「えへへ。お兄様に鑑賞を楽しんで頂けたなら、よしとしますぅ♡」

「いや、鑑賞って……。////」


「ましろさん、今回は許しますけど、次からは気を付けて下さいね?(協定は結びましたけど、私の体なんですから、あまり過激なのは、めっですよ?)」


「え、ええ……。(いや、協定には同意してないし、そういう意図でやったわけじゃないんだけど……)」


「??」


 よしのは、ましろにも向き合い注意をすると、二人でひそひそとやり取りをしていて、何事かと俺は首を傾げたのだった……。






*おまけ話* 妹はお兄様の夢を見るか


※ちょっと時系列飛びまして、その後、自分の部屋に戻ったよしののお話です。


「しかし、ましろさん、ベビードールでお兄様に迫るなんて、侮れない方です。


も、もしかして、ましろさんも『勝負下着』なるものを持っているのでは……??」


よしのは、洋服ダンスの引き出しをガサゴソして、下着を調べ始める。


「大体白やパステルカラーのワンポイントリボンやフリルのついた下着で、学生らしい可愛らしいものが多いですが……。……!」


引き出しの奥の方に、紐のような黒い布地を見つけ、それを引っ張り出してみると……。


「おおっ! ちょっとサイズ大きめのような気がしますが、これは、かなり際どい下着ではっ……!?///」


布面積の少ない、大人っぽい黒の下着を広げて、赤面するよしの。


「はわわわっ!///ましろさん、これをお兄様の前で着る機会があったんでしょうか?何と言っても、ましろさんとお兄様は付き合っていたんですもんね……。二人は、どこまで行ってたんでしょうか?|||||||| ショボン……↓」


ポフッ!


今度は青くなり、ベッドに寝転がり、うさぎのぬいぐるみ「よしくん」をギュウッと抱き締める。


『義隆……先輩、私、あなたをギュウしてないとね、眠れないの……。』

『ハハッ!仕方のないハニーだなぁ!』


「くふぅっ…!」


黒い下着を身に着けたましろと義隆がイチャラブする想像が頭に浮かんでしまい、鼻血を吹きそうになるよしの。


「うわぁ〜〜ん!よしくんのH〜〜!妄想が止まらなくて、眠れません〜〜!!」


ぬいぐるみに文句を言いながら、ベッドをの上を転げ回り、その後よしのは、深夜まで眠れなかった……。


*あとがき*


読んで頂きまして、ブックマーク下さって本当にありがとうございます

m(_ _)m


日頃の感謝を込めてバレンタインおまけ話を活動報告に投稿させて頂きたいと思いますので、よければご覧下さいね。


今後ともどうかよろしくお願いします。

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