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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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鷹宮よしのの弱味探し《虎田ましろ視点》


鷹宮よしのの日記の最初のページはは入学式の日付で綺麗な文字で記載されていた。


『4月✕日 今日は聖夜高校の入学式&始業式 お兄様が休み時間の間に学校を案内して下さいました。 去年、首席で新入生代表挨拶を務められたお兄様と違って、補欠合格の私は、とても出来のいい妹とは言えませんが、これから、お兄様の妹として恥ずかしくないよう精一杯頑張っていきたいと思います。』


「ふん。ド天然妹、補欠合格だったの……。どうりで頭の悪そうな……。でも、これは、皆が知っている事だから、当然弱みにはならないわね。次、次!」


『5月◯日 お兄様がお友達を紹介して下さいました。渥美空先輩と渥美海先輩です。お二人は双子で、歌って踊れる校内のインフルエンサーなんだとか。とても気さくで明るい方達で、私にも優しくして下さいました。そんな方とお知り合いなんて、本当にお兄様は凄いです。』

『6月□日 お兄様が球技大会のバレーで、大活躍して、クラスが優勝しました。本当にお兄様の打つサーブや、アタックは本当に見事で……』

『7月△日 大興奮です!お兄様が、生徒会会選挙で会長の座を見事勝ち取りました!2位の黒崎さんを、その場で口説いて副会長にされていた手腕といい、素晴らし過ぎます!』


「いや、自分の日記なのに、「お兄様」ばっかりじゃん。アイドルの追っかけかストーカーかっつーの! はぁっ。これじゃ、何の参考にもならな…」


 私が呆れ気味に突っ込み、ページを飛ばして捲っていったところ……。


『9月✩日 今日、お兄様に彼女さんが出来ました。』


「…!」


 自分についての記載を見つけて、ドキッとした。


「ふん!どうせ、悪口書いてるんでしょうね?」


 顔を顰めて、身構えて読み進めて行った。


『お兄様の彼女になった方は、虎田ましろさん。成績優秀で、運動も出来る、ツインテールの美人さんです。

 いつも公務優先で自分の事は後回しにしてしまうお兄様が、やっとご自分の幸せを見つけたのだから、喜ばしいことです。私は笑顔で二人を祝福しました。心からの笑顔ではありませんでしたが、そう見えるよう頑張りました。

 胸が激しく痛み、後で、一人で泣きました。私はやはり、お兄様の事を男性として好きなのだとはっきり分かりました。』


「…………。」


 無言でその後の日記を読み進めていくと、私と義隆先輩の様子と、妹の辛い胸の内が切々と書かれていた。


 私にとっては、義隆先輩との関係は、恋人としては不満な事ばかりだったけど、妹の目からはとても幸せなカップルに見えていた事に、少なからず私の胸は痛んだ。


 そして、最後のページは昨日の日付。


『11月■日 今日、ましろさんがお兄様に他の男性と裸で絡むNTRビデオレターを送って来ました。

 動画にショックを受け、青褪めているお兄様の顔を見て、私はお兄様が本当にましろさんを想っていた事が分かりました。

 私は、お兄様を傷付けたましろさんを、寝取先輩を許せません。

 他の女の子にお兄様の幸せを託した結果がこれなら、私はもう、妹だからと遠慮したりしません。


 お兄様は私の手で幸せにしてみます。例えどんな手を使っても。』


「……………!」


 最後の文面を読んだ時、妹の強い想いを感じ、顔を顰めた。


 入れ替わりは、やはりあの女が引き起こしたんではないのかしら?


『ましろさんは私の体。やらかした事への怒りも、私の顔を見れば中和される筈です。

 →きちんと反省して、こまめな接触で地道に好感度をあげていけば、ワンチャン許してもらえ、ゼロから関係を築き直せるかもしれません!』


 今日、私に言っていた事も何か策略の内だったりして……。


「鷹宮よしの。油断のならない女だわ……。」


 私は、引き続き、部屋の中を調べてみることにした。


《本棚にて……》


「兄の写真のアルバムばっかりじゃないのっ。ふ、ふ〜ん。この写真は、ちょっといいかもしれないわね…。」


 私はアルバムの中の義隆先輩の写真を一枚抜き取ると、本棚の端っこに、ファイルに入った薄い紙があるのに気付いた。


「ん?通知表…??げっ!これはひどい!!」


 私は中を開いて、その3以上の数字のない内容に愕然とした。


「あの女、どうしたら、こんな成績がとれるの…??」


 自分的にはかなりのショックだが、彼女の成績の悪さは周囲には知れている事だろうし、もちろんこれは弱味にはならない。

《洋服ダンスにて……》


「ふ〜ん。あの女の好みそうなね。」


 引き出しを空けると、ワンピースや、レースのブラウス、カーディガンなど、あの女の好みそうな清楚な私服が詰まっていた。


「義隆先輩も、こういう服が好きなのかしら。」


 あくまで調査の為に、ワンピースを合わせて、姿見の前でターンをすると、スカートが翻り、青い長い髪もふわっと靡いた。


 一番下の引き出しは、服以上に多い、下着が敷き詰められていた。


「母親が下着メーカーに勤めてるからかしら?すごい量……。はっ?こんな際どいの持ってんの?あの女!?////」


 私はタンスの奥にあった際どい下着やスケスケのネグリジェを引っ張り出して、顔を赤らめた。


「これで、義隆先輩を誘惑しようと思っているのかしら?とんでもけしからん女だわっ。」


 私はぷりぷり怒りながらも、元の体とは全然違う起伏に富んだ体に手を添わせた。


「でも、この体なら……。こういう下着も似合うのかしら……??//」


 コンコンコン!


「よしの?いるー?」


「……!!」


 エッチな下着を手に取っているところに、ドア越しに義隆先輩&ド天然妹のママから声をかけられ、私は肩をビクつかせた。


「なな、何?ママ…、お母様?私、今、取り込み中で……。」


 下着が散乱している中、慌てながら返事をすると……。


「あ、よしのー。義隆、今電話してるみたいだから、先に風呂に入ってくれる?」

「は、はーい!」


 幸い彼女は彼女は中に入ってく様子はなく、返事をすると去っていく足音が聞こえて、私はホッと胸を撫で下ろした。

         

          

 *おまけ* 鷹宮よしのについてのワンモア調査


《浴室にて……》


 ぷるるんっ♡✕2


「…!!!あの女っ。な、なにこの凄まじい破壊力の双丘!////ムカツク!!」


 バッチン!✕2 ぶるるんっ♡✕2


「いったぁ!!」


 あまりにでかい双丘にムカついて、ぶっ叩いたものの、自分に痛みが跳ね返って来たましろでしたとさ……。

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