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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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21/111

元カノの生徒会入り


「会長によって願望が満たされるまで、

二人は入れ替わりの生活をしていかなければならないという事なら、支障がないようこれから会長は二人と密に連絡をとっていかなければなりません。


 さっき、虎田さんと復縁するお芝居をしたのは、そういう意味でもいい対策でしたね。


 虎田さんが会長と付き合っているなら、三人が一緒にいても連絡を取り合っても周りから見て不自然ではないですから」


「そ、そうだな。よしのはいい案を思い付いてくれたな…」


「えへへ…。そこまで考えていたわけではなかったのですが、褒められると照れちゃいます」


 黒崎の言葉に俺は頷き、よしのを褒めると彼女は気恥ずかしそうに頬に手を当てていた。


「それと、生徒会の活動的にも支障をきたさないよう、虎田さんにも生徒会に入ってもらう形にした方がよいですね」


「ええっ!なんでよっ!?」


「そうだね。そうしたら、よしのちゃんにはそのまま書記を続けてもらって…」

「虎田さんには、雑務をお願いすればいいかな?人手が増えて助かる〜♪」


 黒崎の言葉にましろは嫌そうな顔をしたが、海、空は手を叩いてこの先の生徒会活動の展望を思い描いて喜んでいた。


「虎田さんにとっても、生徒会と関わるのは悪い話じゃないと思いますよ? これから鷹宮さんとして生活していく上でトラブルが起こった時に、生徒会の力を借りれますからね?」


「そうそう! 自分で言うのもなんだけど歌って踊れる双子インフルエンサーとして僕達結構人気者だし? 情報通だし?」

「発言力もあるし? 何かあったら即、周りにフォローしてあげんよ?」


「ぐ、ぐぬぅ…。」


 黒崎と空、海の言葉にましろは呻いたきり、反論の言葉が出なくなった。


「会長も鷹宮さんも構いませんよね?」


「はい!もちろんです。ましろさんに生徒会に入ってもらえれば、この体でも生徒会のお仕事を続けられて願ったり叶ったりです。」


「ああ。出来ればもう二度と面を見たくない位に思っていた元カノだが、よしのの体に入れ替わっている以上関わらないわけにはいかないし、ましろが生徒会に入るならいっそ監視できていいからな。」


 黒崎に確認され、よしのも俺も頷いた。


「何よ、その言い方。人を何だと思ってるのよ…。変態兄妹…。」


 ましろは憮然とした表情でぶつくさ言っていた。


「では、そろそろ下校時刻ですし、ここを片付けて出ましょうか?」


「ああ。皆。NTRビデオレターの件の次は、よしのとましろの入れ替わりと、度々大変な事に巻き込んでしまってすまないが、入れ替わった二人がうまく学校生活を送れるようにうまくフォローしてもらえると有難い」


「皆さんご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」


「た、頼むわね…」


 俺とよしのが黒崎、空、海に頭を下げると、ましろも気まずそうにモジョモジョと呟いていた。


        ✽


「じゃあ、帰るか…」

「「……」」


 NTRビデオレターを映し出すのに使った機材を片付け、黒崎、空、海と別れて視聴覚室の鍵を返し終わった後、職員室の前で待っていたよしのとましろに呼びかけると、二人は無言になった。


 途方に暮れているのは俺も同じだった。今日はこの後、ましろとよしのをどうしたらよいのか(もちろん、ましろの姿のよしのをましろの家へ、よしのの姿のましろを俺とよしのの家に帰すしかないのだろうが…。)思案していると…。


「あ。会長! 鷹宮さん!虎田さん!」

「黒崎……?」


「黒崎さん……?」

「腹黒参謀……?」


 先に帰ったと思っていた黒崎が昇降口の方向から戻って手を振ってきた。


「一件、調べておいた方がいいかと気になっていた事をお伝えし忘れてまして。この後ちょっとお時間ありますか?」


「「「??」」」


 黒崎に、にこやかに話をもちかけられ、俺とよしの、ましろは何事かと顔を見合わせたのだった…。



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