表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/111

元カノと妹の衝突→その結果


 今でこそ、友達も出来て生徒会でも書記を務め、周りともうまくやっているよしのだが、入学当初は、成績や運動などで思うような結果が出ず、兄である俺と比べられて、人に心ない事を言われる事もあったらしい。


 そんな時よしのは北階段の地下前や裏庭でよく泣いていた。


 落ち込んだ人間が、どこにいたいか、よく分かっているよしのは、最初からましろの居場所に心当たりがあったのかもしれない。


 そして、俺が北階段の方へ向かうとーー。


「まぁ、それで関係が、元通りなれるかは難しいかもしれないですけど…。

 私がましろさんの立場だったら、そうします」


「…!」


 階下からよしのが誰かに話しかけているような声が響いて来て、俺は急いで階段を下りて行った。


「妹よりは、やらかしてしまった元カノの方がまだ可能性はあると思いますしね…」

「鷹宮さん…」


「…!!(よしの…!ましろ…!)」


 予想通り階段の踊り場にいるましろにその少し上の位置にいるよしのが話をしていた。


 意外にも険悪な雰囲気にはなっていないようで、ホッとしたのも束の間…。


「それと、もう一つだけ言いたい事があります…。」


「な、何よ…。」


 今までどういう話し合いをしていたのかは分からないが、ましろがツンとしながらも、話を聞く体勢になっているのに驚いていると、次なるよしのの発言に更に度肝を抜かれる事になった。


「さっき、ましろさんは、Aカップと言ていましたが、Aは一番下のサイズではない事をご存知ですか?」

「?!」


「?!!」


 よ、よしの…!?お前は一体何をっ??


「ご自分に合っているものを身に着けないと、余計に胸が育たない事もありますから、一度きちんと測って、場合によっては、AAや、AAAなどのサイズのもの身に着けられた方がよい場合も…」


 ああ…! 真剣な表情での、よしののその発言が、純度100%の優しさから出来ている事を俺は知っている。


 うちの母親は下着メーカーに勤めており、常日頃から、体にピッタリした下着を身に着けるよう言い聞かされているよしのにとって、胸のサイズを気にするましろがきちんと体のサイズにあった下着を身に着けているか、気になってしまったんだよな。


 だが、この状況、この立場で、ましろにとっては残酷な程に大きな自身の胸に手を当てて、そんな事を主張されたらっ…。


「きゃっ!」

「お前っ!やっぱ、バカにしてんだけだろっ。殺してやるぁっっ!!」


 言い終わらない内に、ましろは般若の表情で、階段半ばに立っていたよしのに掴みかかり…。

「「きゃぁぁっ!」」


 バランスを崩し、二人は共に階段からもつれ合うように共に落ちて行く瞬間ーー。


「よしのっ…!!ましろっ…!!」


 必死の思いで伸ばした手は舞い上がった彼女達の髪にも僅か届かず…。


 ガタタタッ!ドサドサッ!!ゴン!!


 けたたましい音を立てて、二人は階段を転げ落ちて行った…!



「よしのーーっ!!ましろーーっ!!」


 階段の踊り場に倒れている二人に駆け寄り、まず、俺はよしのを抱き起こし呼びかけた。


「よしのっ!よしのっ!大丈夫かっ!?」

「うう…ん…。あっ…??」

「よしの…!」


 その呼びかけに瞼を震わせ、青い瞳が俺の姿を捉えたとき、意識が戻った事に安心したが、次の瞬間、彼女は鼻に皺を寄せ、俺に対して強い嫌悪の表情を浮かべた。


()()()()()()()()…!! こんな時まで『よしの、よしの』って…!! 触らないでよ!! 大嫌いっ!!」

 ドンッ!


「わっ! よ、よしの…。い、一体、どうしたんだ…!?」

 

 穏やかなよしのが今まで見せたこともないような激しい怒りを露わにし、突き飛ばして来た事に俺が強いショックを受けていると…。


「う、ううん…」

「ましろ…!」


 傍らにいたましろも、目を覚まし、ゆっくりと起き上がって、俺を見ると、パチパチと瞬きをして頬を紅潮させた。


「ハッ。()()()…!! わ、私、言いたい事があったんです。

 私、お兄様の事が大好きですっ!! ずっとずっと、男性として好きでしたぁっ!!」


「は、はぁっ?!ま、ましろっ…!?」


 更に、さっきまで俺に散々恨み事を吐いていたましろに、乙女の顔でいきなり告白されて俺は戸惑った。


「ひっ!!ど、どうして、私がもう一人いるの!?」

「きゃっ!!ど、どうして私がもう一人いるんでしょうか!?」


 ()()()()()()は互いの姿をまじまじと見ると人差し指を相手に向け、悲鳴を上げた。


「????」


 俺は、目の前の状況を整理出来ず、ただ目をパチクリするばかり。


 二人の中身がどうやら、入れ替わってしまったようだと結論付けたのは、その5分後の事だった…。

✽あとがき✽


いつも読んで下さり、ブックマーク下さりありがとうございます。


恋愛(現実世界)日間ランキング83位(1/2119時時点)になれました!


応援下さった読者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです✧(;_;)✧


今後ともどうかよろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
TSが絡まない分、色々と楽ではあるでしょうが、果たして彼女たちは戻れるのでしょうか。あるいは、戻りたいと思うのでしょうか。 どうなっていくんでしょうねえw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ