第3676話 武雄は昼食中です。(ヒルダに特産品祭りの話を聞こう。)
研究所の1階 喫茶店。
武雄達が昼食を取っていた。
「キタミザト様、アリス様が陣痛と聞きました。」
ヒルダが食べ終わった武雄にお茶を持って来て言う。
「ええ、今頃、アリスは頑張っているでしょうね。
私も午後から見守りに帰宅します。」
「そうなのですね。
私は何もお手伝い出来ないので、家でお母さんと産まれたという報告を待っています。」
ヒルダが言う。
「うん、そうですね。
アリスが元気になったらヒルダの料理を食べさせてください。
また、私と一緒に作りましょうか。」
「はい、わかりました。
アップルパイを焼きにいきますね。」
ヒルダが言う。
「お願いしますね。
まぁ、それはそれとして。
特産品祭りは街中では、どんな感じになっていますか?
ヒルダが感じた事を教えてくれませんか?」
「うーん・・・去年より屋台が多くなると思います。
去年は参加していなかった店が、今年は参加するという貼り紙をしている店もありました。
それに去年は夕食の一品みたいな物ばかりでしたか、今回は、そういう物とは違う料理を出す所があるみたいですよ。」
ヒルダが言う。
「確か前回はお肉関係が多かったですかね?」
武雄が考えながら言う。
「はい、トニクとかありましたね。
今年は人気店のマドレーヌの屋台が出るそうですよ。」
「マドレーヌの屋台かぁ。
面白いですね。
色んな種類のお店が出れば普段食べない物も食べれたり、知らない物を食べれたりと楽しみ方が増えるでしょうね。
ですが、あれもこれもとなると結構、お金がかかりそうですね。
準備は出来ているのですか?」
武雄が聞く。
「はい!コツコツと貯めたのを使います!
でも、たぶん全部の屋台からは買えないので厳選しないといけないと思っています。」
ヒルダが言う。
「うん、そうですね。
食べたい物を選んでから更に絞っていかないといけませんが、それもまた楽しいでしょうね。」
「キタミザト様は今年も出店しますか?」
「ええ、去年と同じように鶏肉をジャガイモの細切りで包んで揚げたミノムシで参戦予定です。」
「一番に買いに行きます!」
ヒルダがやる気を見せる。
「いえ、無理に来る事はありませんよ。」
「キタミザト様の所は売り切れになりますし、長い列が出来るので、一番に行くか、最後まで行かないかしかありません。」
ヒルダが言う。
「そ、そうなのですか?
まぁ、走っても良いですけど、怪我の無いようにね。」
「はい。
今から皆で走り込んでおきます!」
ヒルダが頷く。
「あー、そういえば去年も皆さんで来ていましたね。
1番だったかな?」
「今年も1番を目指します!」
ヒルダがやる気を見せるのだった。
・・
・
研究所の3階 所長室。
昼食を終えた武雄が所長室に戻ってくるとカーティアが入って来る。
「キタミザト様、王都の外交局より書類が来ていましたので、お持ちしました。」
カーティアが言い、机の上に置く。
「はい、ありがとう。
アリスの方は、どうなっていますか?」
「客間で唸っておいでのようです。
客間には今、ヤリスが居るようですね。
ジーナ様は仮眠に入られたという事です。」
カーティアが言う。
「そうですか。
もう少ししたら帰ると伝えて置いてください。
カーティアも一緒に帰りましょう。」
「はい、わかりました。
声がかかるまでヴィクター様の手伝いをしています。
失礼します。」
カーティアが所長室を出ていく。
「ふむ・・・パナが居ないと結構不便ですね。
今度、パナに何かしてあげるか。
で・・・外交局かぁ。
悩むより見た方が早そうですね。」
武雄がそう言って書類を確認し始める。
「・・・・・・カトランダ帝国とウィリプ連合国の現状考察か。
ふむ、アリスには怒られるかもしれませんが、生まれるのを待っている間の時間つぶしにちょうどいいでしょうかね。
じゃあ、これを持って行くとして。」
武雄が立ち上がって、リュックに書類を入れる。
「じゃ、帰りますかね。
忘れ物は・・・キセル以外は忘れても大丈夫でしょうね。」
武雄が軽く見まわして、所長室を出る。
・・
・
研究所の3階 総務部のカウンター。
「マリスとアスセナさんは通常通りで。
ヴィクターは15時くらいに屋敷にですね。」
「「はい。」」
アスセナとマリスが頷く。
「私はスズネ様と一緒に向かいます。
マリスとアスセナは試験小隊の方が一緒に帰ってくれるとの事です。」
ヴィクターが言う。
「うん、今日はもう飲んでいる人も居るでしょうからね。
気を付けて帰ってくださいね。」
「「ありがとうございます。」」
アスセナとマリスが言う。
「では、私は一足先に帰ります。」
武雄が言うのだった。
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