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第3674話 武雄の周囲もちゃんと動いています。(協力工房も集まって何やらしています。)

研究所の3階 所長室。

武雄が一心不乱に書類仕事をしていた。


「失礼します。

 所長、始まりましたね。」

マイヤーが入って来る。

「・・・仕事をしていないと・・もうソワソワして大変です。

 ただでさえ文字が荒いのに更に荒くなっている気がしますが、思いっきり集中していますよ。」

武雄が言う。

「はは、気持ちはわかります。

 その集中力を邪魔して申し訳ありませんが、試験小隊よりの報告です。

 全協力工房およびベルテ一家への連絡を終えました。」

「皆さんを使って申し訳ないです。」

「いえいえ、問題ありません。

 今日の夜もしくは夜中の出産になる旨の連絡をしたとの事です。」

「はい、ありがとうございます。」

武雄が軽く頭を下げる。

「失礼します。

 エルヴィス家および各組合への連絡を終えました。

 産まれた際の事等はエルヴィス家に準じて対応して頂けるとの事です。

 各組合も同様に対応いただけるとの事です。」

ヴィクターが入って来て武雄に言う。

「はい、ヴィクター達もありがとうございます。」

「はい。

 この時が来ましたね。」

ヴィクターが頷く。

「はぁ・・・明日は私は休みにします。」

「はは、明日だけで済めば良いですが・・各組合等から挨拶があるのでは?」

マイヤーが言う。

「うーん・・・あー・・・3日休みます。

 なので、3日後までの緊急を持って来てください。」

「3日まで猶予があるのは緊急ではなく、至急ですかね。

 そうですね・・・決裁が必要なら申し訳ありませんが、夕方お持ちしますので、夜に決裁をお願いします。

 翌朝に取りにいきますので。」

ヴィクターが言う。

「わかりました。

 それでお願いします。」

「「失礼します。」」

ヴィクターとマイヤーが退出する。

「ふぅ・・・一服するか。」

武雄が窓辺に行き、キセルを取り出すのだった。


------------------------

ラルフの仕立て屋の奥の作業場。

従業員は休憩を取っており、キタミザト家の協力工房主達が集まっていた。


「研究所から皆さんにも連絡が来たようなので、とりあえず集まって貰いました。」

ラルフが皆を見ながら言う。

「やっと・・という感じだが。」

「今日の夜には出産でしょうね。

 ローさん、手配は終わったんですか?」

「ほほほ、息子達に任せていますよ。

 こういう経験は必要でしょうし、今後も続く予定ですからね。」

「確か、スズネさんが言っていましたが、側室のエリカ様もご懐妊されていると言っていましたか。

 出産は12月と。」

「キタミザト家に吉事が続きますね。」

「それにスミス様が王立学院を卒業すれば挙式もあるし、それに続いての出産なんかもあるでしょうね。

 ほほ、これは数年に渡って祝い事続きですね。」

皆が話している。

「というわけで・・・今日の夕方の出産なら、夜には挨拶に。

 夜に出産なら明日の朝一には私達は挨拶に行かないといけませんね。」

ラルフが言う。

「用意は済んでいるが・・・ラルフさんの言う通りに双子の女子が生まれるのか?

 キタミザト様やアリス様から直接言われたと聞いたが。」

「まぁ、最近見かけたアリス様のお腹は相当大きかったのは確かだな。

 双子と言われても不思議ではないな。

 女子だろうが男子だろうが、お子様が無事に生まれてくれるのであれば問題ない。」

ベッドフォードとキャロルが言う。

「まぁ、うちもどちらでも良いように用意はしているけどね。

 通達されたという事はエルヴィス家も動くよね。」

「あぁ、前はスミス様の時だから随分と昔という訳ではないが、あの時は街中が大変だったからなぁ。

 あの時のお祭り騒ぎは凄かった。

 あれの再来だな。」

「ま、エルヴィス家ではなくキタミザト家ではあるけど、キタミザト様の地域貢献を皆が知っているし、アリス様の出産だからね。

 産まれた直後から大荒れだよね。

 ローさん、用意はしていると言っていたけど、配達の目途は付いているの?」

「ほほほ、もうアリス様の出産は予定されていたようなものですからね。

 各酒場からの注文と発送は終わっていますよ。

 今は振る舞い酒の用意ですよ。」

ローがモニカに言う。

「そういえば、今回の振る舞い酒はどこでやるんだ?」

ベッドフォードが聞いてくる。

「ほほほ、城門と裏城門の内側ですね。

 そこへの納入が指定されています。」

「夜中だと飲みに行くのは大変そうだな。

 どうしたものか・・・」

「ほほほ、ベッドフォードの場合は、その前から飲んでいそうですね。

 飲み過ぎたら貰いに行けませんよ?」

「今日は少なくしておきます。」

ローの言葉にベッドフォードが笑いながら言う。

「後は祭り騒ぎで商店や工房が壊れないよう戸締りしとかないとね。

 そういえば、ラルフさんの所はご生誕記念の割引するの?

 さっき従業員さん達が何か作っていたけど。」

モニカがラルフに聞く

「ええ、そこで皆さんに集まって貰ったのです。

 共通で使える割引券を作りませんか?

 これだけの業種が集まったのです。

 例えば私の所で服を買った人が、イーリーさんの所の割引があるとわかれば、そちらに行くかもしれません。」

「「「「なるほど。」」」」

皆が頷く。

「ふむ・・・上限がいくらまでの割引かも考えないとローチ工房は大変だろう。」

キャロルが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
さぁお祭りだー! 是非ともキタミザト家の振る舞いには 初期の出会いにあった柿ピーだったら嬉しいな
初産で双子の出産なのにみんな落ち着いてるね 精霊の存在を知ってる面々はともかく、知らない協力商会の方々が無事産まれると確信しているような素振りは違和感? それともわざと考えないようにしてるのかな
> エルヴィス家および各組合への連絡を終えました。   この、ヴィクターの報告で、エルヴィス家 と言うのが、変なので    王都にいる、レイラ&スミス への連絡ということかな? > あの時のお祭り騒…
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