第3670話 今日もヒナ達は元気です。(エイミーが遊びに来ました。)
王城の第3皇子一家の執務室。
「あー!あ!あー!あ!」
「あぶぅ!ぶぅ!」
ヒナとエドワードが寝ながら手足を振り回している。
「今日はヒナもエドワードも絶好調ね。
もっと運動して、夜中に起きないようにしてね。」
レイラが2人を見ながら言う。
「・・・今日のヒナとエドワードは動きまくっていますね。
ヒナは日課のようですが。」
チビラケシスがレイラの肩に乗りながら言う。
「ええ、ヒナは元気なのが取り柄のようなんです。
こうやって動きまくっています。
エドワードはそこまで動かないのですが、今日はヒナと一緒に運動していますね。」
レイラが言う。
「ふむ・・・寝返りするかもしれませんね。」
「見逃さないようにしなきゃ!」
チビラケシスの言葉にレイラがやる気を見せる。
と、扉がノックされレイラが許可をするとエイミーとドネリーが入って来る。
「レイラお姉様、失礼します。
寄宿舎に戻る前に挨拶に来ました。」
「エイミーちゃんもお疲れ様。
もう試験は終わったのでしょう?
暇になったから来たのかな?
それとも王城に何か用だったの?」
レイラが聞く。
「アンの勉強具合を見に来ました。
バビントン殿の長女が来るまで暇なので、やる事はアンの勉強を見ることぐらいしかありません。」
「ふむ・・・エイミーちゃん、王城に住まわないの?」
「引っ越しも面倒ですし、王城は色々目を気にしなくてはいけない事もあります。
第1皇子一家の所に第2皇子一家の者が居てはお互いに気が休まらないでしょう。
アンはエルヴィス侯爵領に行くまでは家族と過ごした方が良いでしょうしね。
私としてものんびりと寄宿舎に住んでいた方が楽です。」
エイミーが言う。
「エイミーちゃんなら、第1皇子一家も受け入れそうだけど。
ま、エイミーちゃんがのんびりと過ごしたいのならそれも良いかもね。
それにスミスと近くに居たいっていうのもあるかな?
ほんと、我が弟ながら良いお嫁さんが来たものだわ。」
レイラが言う。
「ありがとうございます。
とはいえ、寄宿舎は寄宿舎で問題はあるでしょうけども・・・
レイラお姉様達の引っ越し準備は・・・済んでいるようには見えませんね。」
エイミーが室内を見ながら言う。
「うーん・・・全部持って行く気だからね。
前日に片っ端から箱に詰めて積もうかと思うのよ。
仕事以外の物は結局は衣服が主だしね。
あっても棚1つ分よ。」
レイラが言う。
「そんなに少ないのですか?」
エイミーが首を傾げる。
「ええ。
私というか、アルマお姉様もだけど、読んだ本は割とすぐに売っちゃうから手元にないわよ。
エイミーちゃんは持っているの?」
「はい、手狭になってから読まない本等を売っています。
レイラお姉様方は違うのですね。」
「限りある空間だからね。
領地異動等の書類も多いし、今までしていた仕事でも書類は多かったしね。
そっちの書類をしまう所を多く確保すると私物は入れられないからね。
読んだら売る、気になったら、また買えば良いだけだしね。」
「なるほど、一理あります。
とは言え寝室の方もですか?」
「あっちには仕事の物は持って行かないけど・・・まぁ、箱に入れてしまえば良いだけだから問題ないわ。
エイミーちゃんの寄宿舎の部屋の中の本も整理する日が来ると思うけど、引っ越せそう?」
レイラが聞く。
「そうですね・・・・・・・・・大半を捨てないといけないでしょうね。
ちなみにドネリー、貴女は?」
エイミーがドネリーに聞く。
「私ですか?
全部捨てますよ。
思い残す事は何もありません。」
ドネリーが言う。
「それも凄いわね。
でも魔法師専門学院の本とかも?」
「苦楽を共にしていますが、見る気はありませんね。
いつか見返した時に苦しい思い出しか出てこないでしょうから。」
「そう?
でも、そういったのも含めて思い出でしょう?
学院時代の物は持っていた方が良いと思うわよ?」
「・・・エイミー殿下が言うのなら持っておきます。
そうですね、王立学院のエイミー殿下と通った時の本も残しておいた方が良いでしょうね。
お互いに年を取ってから見直しても良いかもしれませんね。」
ドネリーが頷く。
「そうね。
お爺さまぐらいの年齢になって見返したら面白いかもね。」
エイミーが言う。
「私も王立学院に行けば、そう思ったかもね。
それにしても王立学院の女子は少ないのでしょう?
まだまだ先になるかもしれないけど、女子がもっと入ってくれたらいいわね。」
レイラが言う。
「いつかなると思います。
というよりもヒナ達が入学する際にはだいぶ様変わりしているのではないでしょうか。」
「エイミーちゃんは、そう思うの?」
「はい、ヒナもそうですが、タケオさんとアリス様のお子様が入りますので。
王城も入念に準備すると思いますので。」
「あー、確かに、アリスの子供が入るとなると男女とも多く入れるでしょうね。」
エイミーの言葉にレイラが苦笑しながら頷くのだった。
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