第3661話 研究室はちゃんと仕事しています。(駆動部と変速機の試験をしています。)
試験小隊の訓練場の小屋の前。
研究室のトレーシーとノット、鈴音が駆動部と変速機の試験をしていた。
「えーっと、今回の目標である、サテラ製作所製の修正変速機を組みつけて2時間連続運転をする、でしたが。」
「とりあえず、成功しましたね。」
「そうだな。
修正をした変速機自体に負荷をかけていないから、実際には駆動部と変速機が喧嘩しないかの確認だったが、問題はないようだな。」
鈴音、トレーシー、ノットが言う。
「駆動部の軸と変速機の軸を連結させて、不具合が発生したら最悪、両方とも軸がやられると想定しましたからね。
さてと・・・トレーシーさん、休憩をして、午後から変速機を動かしましょう。」
鈴音がトレーシーに言う。
「そうですね。
ノットさん、スズネさんが作った試験項目で負荷をかけるのは?」
「『低速にギアを入れて1分間繋ぐ』だな。
その後は5分、10分、30分、1時間と試験項目がある。」
ノットがリストを見ながらトレーシーに言う。
「やりましょうか。
上手く行けば良いですが・・・今日はそこまでしたら研究室に持ち帰って、変速機の不具合が無いかと傷等の確認です。」
「わかりました。」
「了解。」
鈴音とノットが返事をする。
「では、小屋の方で遅めの昼食を取りますか。
ここへ来るまでに買ったサンドイッチでしたね。」
トレーシーが言うのだった。
・・
・
小屋で昼食を取った3人は軽く雑談をしていた。
「変速機の試験項目は多いですけど、駆動部の稼働時間も延ばさないといけないですよね。」
鈴音が言う。
「駆動部の稼働試験は、次は半日ですか。」
「はい、6時間です。
トレーシーさんとノットさんが3時間ずつというのは難しいですよね。」
トレーシーがリストの項目を見ながら呟くと鈴音が言う。
「流石に何もしないで半日は辛いな。」
ノットが考えながら言う。
「ですよね。
それはトレーシーさんもそうなんですけど。
うーん・・・試験小隊の方々とも話し合って、人員をお借りするしかないですかね?
訓練の際に30分くらいずつ交代でしてくれたら、トレーシーさんとノットさんの負担が減ると思うのです。」
鈴音が言う。
「それは僕の方からアンダーセンとマイヤー殿に申し入れと協議をしておくね。」
「よろしくお願いします。」
鈴音が言う。
「じゃ、今日の最後の試験をしますか。」
「「はい。」」
研究室の面々が立ち上がるのだった。
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ラルフの仕立て屋にて。
昼食を終えたアリスとエリカ、ルフィナとカーティアが靴を選んでいた。
「お腹が邪魔で足が見えません。」
アリスが困っていた。
「アリスさんの場合は通常の倍はありますしね。」
エリカが苦笑しながら言う。
「買いに来たのに、見れないとは・・・お茶でも飲んでいましょうかね。」
「アリス様、麦茶になります。」
ルフィナが水筒から麦茶をコップに入れ、アリスの前に置く。
「はい、ありがとう。
エリカさんは何を買いに?」
「私はダウンコートですね。
何気にアリスさんとタケオさんも持っているというし、今は寒いので1着あっても良いなぁと。」
「なるほど。
私は今日、着てきましたけど、結構温かいですね。
1着あると便利だと思います。」
アリスが言う。
「すぐに用意させます。」
近くにいた女性店員が小走りに奥に行く。
「ルフィナちゃん、カーティアちゃんも靴とか見てきて良いですよ?
というか、私達は動きませんから、近くで靴選び等してくれて構いませんからね。」
アリスがルフィナとカーティアに言う。
「「畏まりました。」」
ルフィナとカーティアが頷く。
「そういえば、エリカさん、子供用や妊婦用の店もあるのですよ。
あっちに。」
アリスが隣の女性用の店を指さす。
「ええ、前に来た時より何やら通路があったので気になっていましたが、女性用もし始めたのですね。」
エリカが通路を見ながら言う。
「そうなんですよ。
こっちでダウンコートを見てからあっちに行きましょう。」
「そうですね。
色々と見ておかないといけない物がありそうですね。」
アリスの言葉にエリカが頷く。
「エリカ様、ダウンコートをお持ちしました。」
女性店員がコートを持ってくる。
「温かそうですね。」
「室内で着ると汗をかくかもしれませんよ。
というよりかきます。」
アリスが言う。
「それは気を付けないといけないですね。
ちなみにアリスさん、妊婦だと1つ上にしていますか?」
「今のサイズで買っても問題はないですよ。
1つ上の方が楽ではありますが、腕の長さが合わないので何とも言い難いですね。」
「ふむ・・・両方着て考えますか。」
エリカが言うのだった。
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