第3660話 遅めの昼食を取りましょう。(そういえば、アリスが喫茶店に来るのは初めてでしょうか。)
研究所の1階 喫茶店。
試験小隊詰め所側の扉から武雄、アリス、エリカ、ジーナにルフィナ、カーティアが遅めの昼食を取りに入ってくる。
「いらっしゃいま・・せ!?
アリス様!?」
メイド姿のフローラが驚き顔で出迎える。
「はーい、私です。」
アリスがにこやかに言う。
「すぐにお席を用意します!」
フローラが他の者達とゆったりと座れるように広い席を用意する。
「ありがとうございます。
んっしょっと。」
アリスが座る。
「アリスさん、何食べます?」
エリカがアリスの横に座り、アリスにメニューを見せながら言う。
他の面々も座る。
「日替わりにします・・・野菜はエリカさんに。」
「では、私からは見合う物を何かを渡しましょう。」
アリスとエリカが言う。
「キタミザト様、アリス様・・・」
ヒルダが水を持ってきたのだが、エリカの名前がわからず止まる。
「私の側室のエリカです。」
「エリカ様、お水です。」
武雄が言うとヒルダが水を配膳する。
「はい、ありがとうございます。」
エリカが軽く会釈する。
「ヒルダ、皆に日替わりを。」
「はい、わかりました。」
武雄が言うとヒルダが返事をして下がる。
「ふむ・・・日替わりのメニューは何でしょうかね?」
アリスが待ちながら言う。
「日替わりとしか書いていませんでしたから何でしょうね。」
エリカが言う。
「まぁ、待っていましょう。
さて、我が国のここ半年の話を会議室でしましたが、ま、エルヴィス家にはあまり影響がないような話になりましたね。」
武雄が言う。
「ですね。
3月にタケオ様とエリカさんが旅行に行くので、留守番をする私としては、今している輸出入関係で追加もなく、今の状態を継続させていくという所はわかりました。」
「研究所としては、今年から試験小隊に採用する面々が来るので、直接の対応はアーキン殿とブルック殿がしてくれますが、挨拶や何か手配が必要ならアリスさんが処理するしかないですね。」
アリスとエリカが言う。
「そこはヴィクターが管理をしてくれますので、決済関係をして貰う事になるでしょうね。」
武雄が言う。
「わかりました。
あとは、第3皇子一家領から戻ってからですが・・・魔王国側、ブリアーニ王国側で緊急的な問題があれば、私とヴィクター、お爺さまとフレデリックと相談して対応すると。」
アリスがメモを見ながら言う。
「はい、そうですね。
とはいえ、空白地帯の関連が2月1日にありますが、これといって私達が何かするという事は今の所ないでしょう。」
武雄が言う。
「そうであれば良いですね。
あとは・・・あ、特産品祭りの2日後に出立ですが、特産品祭りの次の日は研究所はお休みでしたね。」
「ええ、去年を踏まえて考えると、次の日が休みの方が皆は楽しめそうですからね。
まぁ、休みと言ってもヴィクターたち総務部の面々は半日休暇という事で、午後から出勤してくれますが。」
「そうでしたか。
街中は凄い事になりそうですね。」
アリスが言う。
「まぁ、私達は屋敷で大人しくしていましょう。」
武雄が言うのだった。
「キタミザト様、アリス様、エリカ様、お待たせしました。」
「ジーナ殿、ルフィナ殿、カーティア殿もお待たせしました。」
ヒルダとフローラが日替わりを持ってやってくる。
「さ、食べましょうか。」
「「はーい。」」
武雄達が昼食を取り始めるのだった。
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研究所の3階 所長室正面の総務部。
ヴィクター、アスセナ、マリスが少し雑談をしていた。
「というわけで、ジーナ殿が悩んでいました。」
アスセナがヴィクターに言う。
「ふむ、自分で調べようとしたら意外と膨大だったという事ですね。
まぁ、エイミー殿下とアン殿下の王家方に認められるような店ですか。
主が作るしかないのでは?」
ヴィクターが考えながら言う。
「あー、私も話を聞きながら、そこは思いました。」
マリスが苦笑する。
「ですよね。
とはいえ、たぶん、街中の水準を見たいのかもと思いました。
アン殿下は料理をするという事ですし、大味の酒場のような店ではなく、ちゃんとしたレストランか喫茶店が良いだろうと思います。」
アスセナが言う。
「スイーツ店の方は今まで私達が買って来ていた店のリストがありますから、その中から再度食べたい所のを買ってきて再評価すると良いかと思います。
あとは数軒新たに並んでいるような店をピックアップすればスイーツの方は終わるだろうと思います。」
マリスが言う。
「それと基本的に良い店は噂が立つ物ですので、イーリー様を通じて協力工房にお聞きする事も良いかと思います。」
アスセナが言う。
「確かに。
私達よりも街中の店を知っているでしょうね。
アスセナ、イーリー様の方にご連絡を入れて、ご協力をお願いしてください。
回答が来たら、確認をしに行きましょう。」
「「はい。」」
ヴィクターの指示にアスセナとマリスが返事をするのだった。
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