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第3655話 セイジョウ達は潜入中。(カトランダ帝国側も準備万端です。)

カトランダ帝国 皇城の第2軍対外経済部。

深夜、誰も居ない室内で2名が最小限の音と共に暗闇で何かをしている。


「あったぞ。」

バロールが書類の束を見ながら言う。

「どれどれ?」

セイジョウが見ていた書類を元の位置に戻して、バロールの下に行き、書類を見る。

「アズパール王国からの穀物輸入に関する報告書、結構な量を輸入しようと交渉しているね。

 途中報告みたいだけど、感触は良好とあるね。」

セイジョウが言う。

「うむ、この事もあって、ウィリプ連合国(我が国)との交渉で強気に出たという事のようだが・・・」

「わかりやすい内容だね。」

「ルイ程度でも、そう思うのなら相当わかりやすいな。」

「失礼だな。」

「正直な感想だ。

 これが果たして本当なのか。

 一応、他の書類にもあった第2軍と帝都護衛軍と思われる押印はされているし、誰かのサインもされている。」

「確か、ウィリプ連合国(我が国)とカトランダ帝国は魔王国への侵攻に同意して、8000名でアズパール王国に侵攻するんだったよね?

 なのに、カトランダ帝国はアズパール王国から穀物の輸入をするの?」

「ふむ、国際情勢というのは不思議な事もある。

 左手で殴り合いながら、机の下で右手で握手している事もあるだろう。

 だが・・・これの扱い方が難しいな。

 『侵攻後も円滑に穀物を輸入する為の商流作り』とも考えられるが、『ウィリプ連合国との約束を反故にする』とも取れる。」

バロールが言う。

「・・・うーん・・・ウィリプ連合国と一緒にアズパール王国に侵攻するように見せかけるという事?」

セイジョウが考えながら言う。

「あぁ今、現状で考えるのならしないだろうな。

 安く小麦は手に入るし、アズパール王国は侵攻により土地が増える公算が高い。」

「うーん・・・そうだよね。

 穀物の輸出価格がいくらかはわからないけど、前にアズパール王国に行った際に見た小麦の値段ってウィリプ連合国(うち)の価格の倍近い価格だったし。

 そんな穀物買わないよね。」

セイジョウが言う

「まぁ、消費者としてはそう思うだろうな。

 ルイ、この資料を持ち帰るか。」

バロールが言う。

「うん、そうだね。

 あとは上に判断をして貰った方が良いよね。」

セイジョウが頷き、バックにしまう。

「他にもありそうなら持って行きたいけど、長居は無用かな?」

「だろうな。

 居るだけで、発見のリスクはあるのだし、用が終われば帰るだけだ。

 あとは証拠品を上に提出すれば仕事は終わりだろう。」

バロールが言う。

「だね。

 これでダメなら、他がすれば良いだろうという話だね。

 さ、帰ろうか。」

セイジョウが言うのだった。


------------------------

カトランダ帝国 皇城 カトランダ皇帝の執務室。

カトランダ帝国皇帝と次期皇帝 チコ・クレト・カトランダ、アルヘンタ侯爵が居た。


「父上、上手く行きますかね?」

チコがカトランダ帝国皇帝に聞く。

「そうだな・・・ま、帝都護衛軍の仕込み方法によるが・・・半々だろう。」

カトランダ帝国皇帝もお茶を飲みながら言う。

「そうですね。

 私達が持って行って貰いたい(・・・・・・・・・・)書類と向こうが探している書類が同じかはわかりませんのでね。

 陛下の言う半々でしょう。」

アルヘンタがお茶を飲みながら呟く。

「・・・私達が仕込んだのを見つけてくれていれば良いですね。」

チコが何かに祈るように言う。

「ふむ・・・ま、何を持って行ったかは退出された後に確認すれば良いだけだ。

 アルヘンタ、準備は出来ているのか?」

「ええ、別室に賊に侵入される想定の部署の者達が待機しております。

 まぁ、ここ数日、交代で寝泊まりしていますので、その者達が総出で確認でしょう。」

アルヘンタが言う。

「すぐに確認するようにな。」

カトランダ帝国皇帝が頷く。

「追手の方はどうなのですか?

 簡単に入れると思われるのは、今後の警備に問題が生じるのでは?」

チコが聞いてくる。

「はい、確かに今回が容易でこれ以降が厳重だと、こちらがわざと盗ませたのがわかるでしょう。

 なので、どこに入ったか(・・・・・・・)は、こちらがわからないように発覚します。」

アルヘンタが言う。

「??・・・えーっと・・・今居る部屋から出て、少ししたら発見するという事かな?」

「はい、そうなります。

 第1軍と第3軍には指示が出ています。」

「指示書にはサインをしたな。」

アルヘンタの言葉にカトランダ帝国皇帝が頷く。

「どうなるのですか?」

「追っかけっこだろう。」

「追跡のみでしょうね。

 私達は書類を持って行って欲しいのですから。」

チコの疑問に2人が言う。

「壮大な追っかけっこですね。」

チコが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。


皆様、本年もありがとうございました。

毎年の如く、年末の挨拶は日数の進み具合の反省の弁から書かせて頂きます。

作者なりに努力はしました(笑)

少し間延びしてしまったかも・・・来年はその辺の調整も頑張ります!

来年もよろしくお願いします。


さて、今年の総括といえば、国内では女性首相が誕生しました。

元々、メディアは女性の議員が少ないとか何とかと報道をしていました。

そこには旧来の考えだの、御歴方が居るだのと文句をつけていたのですが。

今回は野党もメディアも何も言わずにすんなりと女性首相になったなぁという印象です。

作者としては、女性だろうが男性だろうが、政治をしっかりとしてくれれば、してくれそうなら性差を気にせずに投票しているので、そういった報道自体が何だかイメージ作りだなぁと思って見ていた感があります。

しっかりと政策をして欲しいものです。


あとはジビエ軍団の被害が多かったですね。

熊が一番報道されていましたが、他にも鹿とか猪とかも毎年の如く、被害が多いようです。

色々な側面はあるにせよ、人的被害が出てしまうのは大問題ですね。

何とか、良い解決方法が提案、実施される事を望みます。


国外では、相も変わらず戦争や戦闘が続いています。

特に自分の行動を棚に上げて、攻撃する国家がなんと多い事か。

まぁ、見方を変えれば、そういう国家というのが普通なのかもしれません。

来年は・・・戦争は終わらないんでしょうね。

どの戦争も戦闘も双方の意見が平行線ですし、終わるような要素が今、見当たりません。

国際情勢、輸出入関係・・・我が国も大変な時期に来ているなぁとしみじみ思います。

来年も国際情勢も国内情勢も動くのだろうと思いますが、色んな情報を見て、自分なりに考えて行こうと思います。


今年も誤字脱字が多い文章になってしまって申し訳ありませんでした。

来年も引き続き誤字脱字のご指摘や道具の使い方等の知識の偏りで迷惑をかけたりするかもしれませんが、当作品を楽しんで頂けたらと思っています。

皆様が来年もご健勝で過ごされるようお祈り申し上げます。


2025.12.31 ゼロ竹

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― 新着の感想 ―
今年一年執筆お疲れ様でした。毎朝の楽しみです。 来年も楽しみにしております。
今年一年お疲れ様でした。楽しく読ませて頂きました。 来年も楽しみにしています。
今年も楽しく小説を読まして頂きました、ありがとうございます。 来年も引き続きよろしくお願いいたします、良いお年を。
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