第3642話 エルヴィス爺さん達と今日の反省会。(第3皇子一家の引っ越しについて再度確認しよう。)
エルヴィス侯爵邸の客間。
エルヴィス爺さんも加わり、反省会と今後の話をしていた。
「ふむ・・・こちらの伝えたい事は伝えたという事じゃの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「はい、向こうの返事待ちですね。」
武雄が言う。
「こっちでするのは受け入れぐらいですかね?」
アリスが考えながら言う。
「うむ、派遣してくれる方はリストを頂いておるの。
あとはこっちの受け入れ体制が整えば来てくれるじゃろうの。
宿舎で良いと前に言われたが、今宿舎内を変更中じゃ。
まぁ、次の2月に来られた際に受け入れ体制を完了させた事を伝えて、3月に受け入れかのぉ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「3月は第3皇子一家が引っ越しがあるので、タケオ様が居る方が良いでしょうから3月10日の特産品祭り前で受け入れないといけないですね。」
アリスが言う。
「うーん・・・3月8日に来てもらって、特産品祭りまで休んで貰って。
3月12日くらいから講義開始でしょうか。
タケオさん、12日出立でしたよね?」
エリカが武雄に聞く。
「はい、その予定です。
エリカも一緒で馬車で行く事にしますかね。」
武雄が言う。
「ふむ・・・特殊コンテナ搭載馬車じゃの?」
「はい、あれなら体への負担は軽減出来るでしょうから。」
「元々はエルヴィス侯爵領を3月12日出立、王都に16日着で第3皇子一家の引っ越しが25日。
21日が大物の出立日なので、最終梱包の確認をするとなってましたが・・・
タケオさん、馬で5日で行く予定でしたが、馬車だと何日で行きますか?」
エリカが聞いてくる。
「通常の行程で行くと馬で5日、馬車で8日ですよ。
タケオ様が行くときは馬で4日、馬車で7日ですけど。」
アリスが苦笑する。
「馬だと西町からこの街まで2日かかる所を1日で行きますし、馬車なら野宿から東町までの間に村がありますが、それを無視すれば1日で東町までいけますからね。
もう慣れたものですが・・・無理はしたくないので、8日としてください。」
「わかりました。
第3皇子一家には連絡を入れておきます。」
エリカが頷く。
「タケオ様、馬から馬車に変わったら行程が変わりますが、王都から来る方々に連絡は必要ではないですか?」
アリスが聞いてくる。
「確かに。
明日にでもマイヤーさんに言って、そっちにも連絡を入れないといけないですね。
・・・3日ずれるから・・・王都の東町・・王都の壁に向かっている時にすれ違うかな?」
武雄が考えながら言う。
「うーん・・・タケオさん、野宿から王都の壁まで一気に行きましょう。
そうすれば、王都の壁の所で王都から来る方々と夕食が共に出来ますよ。」
エリカが考えながら言う。
「パナ、コノハ、ペイトー、結構な時間馬車に揺られますが、大丈夫でしょうか?」
武雄が精霊達に聞く。
「様子を見ながらですが、特殊コンテナの方ですよね?
そこまで負荷はかからないかと。」
「クッション多めに積んで体への負荷を減らせば大丈夫じゃない?」
「ケアを小まめにかけて行けば大丈夫かと。」
チビパナ、チビコノハ、チビペイトーが現れ言う。
「大丈夫そうですね。
それに長距離の馬車は昔から乗っていますし。」
エリカが言う。
「わかりました。
7日で行くことにします。
エリカは第3皇子一家に連絡を。
私はマイヤーさん達に言って、行程を確定させます。」
武雄が言う。
「はい。」
エリカが頷く。
「あ、そうだ。
それに合わせて、王都の王都守備隊に入れる人達もつれて行った方がよさそうですよね。」
武雄が思いつく。
「確かに。
どうせなら皆で移動した方が手間が少ないですよね。」
アリスが頷く。
「ふむ・・・2月にダニエラさん達が来たら報告して、実施する運びにしますか。
ま、魔王国の回答次第では一緒ではなく単体で行って貰うかもしれませんが。」
「流石にそれは不憫じゃろう。
タケオが仲介しないと王城としても困るから、何とかその日にさせて貰うように依頼しないとの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「はい、そういう話にしようと思います。
で、3月25日に私は第3皇子一家と共に領地に向かいますが、エルヴィスさんはいつ出立ですか?」
「今の予定では同日の25日じゃの。
今来ている予定では王都から第3皇子一家領まで馬で4日、馬車で5日。
わしの方は調べでは馬で3日、馬車で5日じゃ。
同行は2個小隊60名ずつとしておる。
少し早めに着いておこうと思っておる。」
「わかりました。
エリカ、エルヴィスさん達の宿等の用意もしているでしょうが、もう一度確認を。
レイラさん達からしたら身内ではありますが、外聞的に最初から不備があっては色々言われるでしょう。
第3皇子一家内の事なら何とでもなりますが、他領主相手ではいくら身内でも王城の方で噂が出かねません。」
「わかりました。
そこももう1度確認するように連絡します。」
エリカが頷くのだった。
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