表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3575/3719

第3556話 アズパール王と打ち合わせ。(売れる物がある幸せ。)

専売局長と財政局長と打ち合わせを終えた武雄達は、ついでにアズパール王に挨拶に来ていた。

で、明日、エルヴィス家に向けて出立する話をしていた。


「王城への出張、ご苦労だった。

 うん?エリカ、何か嬉しそうだな?」

アズパール王がエリカに聞く。

「え?・・・そうですか?」

エリカが少し焦りながら言う。

「先ほど、専売局長と財政局長と話しましたが、カトランダ帝国との輸出が増加しそうだとか。

 エリカからしたら実家の食糧事情が変わりそうだから嬉しいのでしょう。」

「うん?あぁ、小麦と塩か。」

武雄の説明にアズパール王が頷く。

「2か所から買える有難味を確かめていると思います。」

エリカが言う。

「ふむ、エリカ、なぜ今までしなかったのだ?」

「カトランダ帝国内での対アズパール王国向けの輸出入は第2軍管轄です。

 第2軍がアズパール王国嫌いだったのです。

 なので、色々な報告でアズパール王国の評価、交渉を歪めていました。

 人事刷新で変わった途端にこれですから。」

「ふむ・・・担当部署のトップの人事でこうも変わるものかという例を作ってくれたという事だな。

 我が国の各局への教訓とするか。」

アズパール王が頷く。

「他人事ではありませんね。」

武雄も頷く。

「まったくだ、他国の羨ましい所は真似せずに、問題点を吟味し、自分達に反映する事が正しい姿勢だろう。

 他国が上手く行っているから我が国もというのは浅慮だ。」

「その通りかと。

 ですが、エルヴィス家は軍を再編し、大隊編成に変更します。

 これは相手の良い面を見ての判断かと。」

「それは浅慮というよりも、なさねば対処出来ないからと考えたからだろうし、短期で成果を上げるのなら、上手く運用している所から教えを乞うしかないのも当然だ。

 ま、エルヴィス家だから出来るのだろうな。

 王都の軍編成に、その方法では着手出来なんだろうな。」

アズパール王が言う。

「そうでしょうね。」

武雄が頷く。

「上手く行ったらエルヴィス家から講師を派遣して貰って再編の検討をするかもな。」

「その時はエルヴィスさんにお聞きください。」

「うむ。

 魔王国からそっちに派遣するのも了承されたのか?」

「ええ、人員を派遣してくれるそうです。

 どういう講義をしてくれるかは検討をして貰いますが・・・真っ当に講義してくれれば何よりです。」

武雄が言う。

「うん、そうだな。

 とはいえ・・・軍編成かぁ。」

アズパール王が腕を組んで考える。

「したいですか?」

「うーん・・・今の所、王都では軍を再編する必要性がないからなぁ。

 前にタケオが局長達を前に話しただろう?

 あの時は結局は『理解は及ぶが再編費用と兵士達への意識教育等々を考えると未実施』となっている。

 まぁ、それを今回エルヴィスがしてくれるというのであれば、実施に際しての教育から再編検討、実施方法、諸問題が浮彫になったのを見れそうだからな。

 良い例が出来るという訳だ。」

アズパール王が言う。

「という事は将来としてはあると?」

「費用込みで再編するメリットがあればな。」

アズパール王が言う。


「カトランダ帝国への輸出は拡大中だが、輸入については検討中となっている。」

「経済局長が言っていましたね。

 私からはチーズが欲しいと言っておきました。」

「うん?チーズ?」

「はい、先のレシピ公表で市場価格が値上がりしている状況です。」

「ふむ、高くても良いなら輸入しても良いかもな。

 とはいえ、我が国内で必要と思われる物がないとして、今、検討中なんだ。

 輸入するとなると、それなりな量をしないといけないだろうし、提示されている物で著しく不足しているか無い物は、経済局ではなかったからな。

 ふむ・・・タケオ、エルヴィスにその内、経済局から過不足のある品がないかの問い合わせが行くかもしれないとだけ伝えておいてくれ。」

アズパール王が言う。

「全領主に聞き取りですか?」

「あぁ、全領主が不足している物があるのなら、王城で購入して分配をするかもしれない。

 それに王都の商店等にもカトランダ帝国から購入出来る旨は、近々通達する事になるだろうから地方領は商店を通じて買えるかもしれないな。

 どういうやり方をするにしても調査してからの話になるだろう。」

アズパール王が言う。

「わかりました。

 カトランダ帝国から物が購入出来るようになるのはエルヴィスさんに伝えます。」

武雄が頷く。

「魔王国、ブリアーニ王国からの売り込みはないのか?」

「うーん・・・国内全てに対応するような量の要請は来ていません。

 むしろウスターソースとウォルトウィスキーの増産と輸出増を要望されています。

 まぁ、原材料に関してはエルヴィスさんの管轄なので、そっちに要望が出されているという状況ですね。」

武雄が言う。

「ウスターソースはカトランダ帝国からも輸出増加を依頼されている。

 だが、現クリフの所の生産量は決まっているし、その分配はクリフの後を引き継ぐ文官と製造主との協議をしながら決めていく事になるだろうな。」

「まぁ、魔王国、ブリアーニ王国も同じような物です。」

「ふむ、とりあえずは輸出出来る物がある事を喜ぶべきだろうな。」

アズパール王が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ