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第3389話 アリス達は夕霧と時雨から報告を受けます。(現状は把握していますね。)

夕食後のエルヴィス伯爵邸の客間。

エルヴィス爺さんとアリス達がお茶をしていた。


「順調に行っていれば、タケオ達は今日は西町じゃの。」

「そうですね。

 とはいえ、領内での不安な事はないので心配はしていませんが。」

「うむ・・・そうじゃの。

 問題なのは・・・まぁ、今の所はクゥ殿が居た広場近くの魔力溜まりくらいじゃろう。」

「きゅ?」

クゥがエルヴィス爺さんを見る。

「うむ、間引きを定期的にしておるが、今回は特に東に討伐部隊を向けるからの。

 そっちの対応で、少々クゥ殿がいた所は間引く間隔が長くなってしまうの。

 タケオに今回の行程で一番、間引いておいて欲しい場所でもある。

 してくれるかのぉ。」

「タケオ様の過去の報告では試験小隊と一緒に野宿の際は実施しているようですから、今回もされるでしょうね。」

エルヴィス爺さんの言葉にアリスが答える。

「まぁ、タケオは、その辺が敏感だからの。」

と客間の扉がノックされ、夕霧と時雨が入って来る。

「うむ、夕霧と時雨が揃って来るのは珍しいの。

 何かあったかの?」

「ん、タケオ達が昨日、村に泊まっていたとハツユキのスライムが連絡に来ました。」

夕霧が言う。

「うむ、予定通りという事じゃの。」

「ん、タケオ達は村の近くのオーク7体を倒しました。

 ハツユキも吸収し、多くのスライムを放ち、何体かこちらに来ました。」

「ふむ、報告ご苦労じゃたの。

 西町とこの街の間でオークが7体の・・・時雨、他の町までの間でも7体くらいかの?」

エルヴィス爺さんが時雨に聞く。

「西町までの7体は、たまたまっスよ。

 タケオ達が倒すまでは2体と2体と3体に分かれていたっスよ。

 合流したっスかね?

 フレデリックには言ってあったっス。

 2日後にフウガやハンゾウ達が行く予定だったっスよ。

 今日はその話をしに来たらタケオ達が倒しちゃったとハツユキから聞いたっスよ。」

時雨が言う。

「ふむ、なるほどの。」

エルヴィス爺さんが言う。

「時雨ちゃん、タケオ様の行先・・・クゥちゃんの居た広場の状況はどうなのですか?」

アリスが聞く。

「2日前の段階で5体っスね。

 こっちもフレデリックには報告しているっスよ。

 ハツユキがクゥの居た所に着けば、連絡できるようにしてあるっスよ。」

「うむ、であるのならタケオ達なら対処するの。」

「そうですね。

 付いている方々が試験小隊ですから心配はしなくても良いでしょうね。」

エルヴィス爺さんとアリスが言う。

「ん、シグレが言ったように西側はタケオにして貰います。

 伯爵、東の関からゴドウィン領に向けた道にあるオーク達ですが。」

「魔力溜まりあったっスよ。

 まだ出来たばかりで小さいっスけど。」

夕霧と時雨が言う。

「うむ、時雨達があるのを確認したのなら、確定じゃの。

 場所はわかるかの?

 兵士達をそちらには派遣する予定だから、詳細な位置情報が欲しいの。」

「大丈夫っス。

 前回の発見と調査でたくさんのスライムが周辺に居るっスよ。

 後でフレデリックに言って地図に書いとくっス。」

時雨が言う。

「お爺さま、魔力溜まりが正式にあるとなるとクゥちゃんが居た場所よりもこちらの方に兵を定期的に派遣するしかないでしょうか。」

「うむ・・・どちらも魔力溜まりがある。

 大きさで言えば、クゥ殿が居た所の方が大きい。

 じゃが、人が行き来していないという点で関-ゴドウィン領間の魔力溜まりから発生する魔物の方が問題が大きそうな気もするの。」

「人が行き来するのなら冒険者も行ってくれそうではありますが・・・あの場所は村からも少し遠いのですよね。」

アリスが考えながら言う。

「両方に兵士を派遣出来れば良いのかもしれないが、冒険者へ仕事を与える事もしないといけないのも確かじゃ。

 冒険者の仕事を全部兵士にさせる事も出来るが、それでは財政がひっ迫してしまうというのも確かじゃの。」

「うーん・・・クゥちゃんの方がまだ冒険者が行きますかね。」

アリスが言う。

「夕霧、時雨、南町の方はどうかの?」

「ん、伯爵から南の様子を報告するように言われていますが、今の所、魔物が多くいる所はありません。」

「そうっスね。

 街道沿いにスライム専用通路を用意して、監視しているっスが、魔物が多くなっているとは聞いていないっスね。」

夕霧と時雨が言う。

「うむ、そっちは順調じゃの。

 北町の方はどうじゃ?」

「あっちは雪が降っているっスよ。

 魔物も少ないっスね。

 最北の村は家と同じ高さの雪が積もっているらしいっス。」

「うむ、毎年の報告の通りの気候になっておるの。

 北町方面が雪解け時期になると増えるかもしれぬの。

 夕霧、時雨、注意をしておいてくれるかの?」

「ん。」

「わかったっス。」

夕霧と時雨が頷く。

「ふむ・・・夕霧の報告では領内のほぼ全部を監視する体制が築けたようじゃの。」

「ん、多少の差はあっても領内にスライムを配置出来ています。

 4月にはどの地域も同じ数のスライムで監視、調査が出来ると思います。」

夕霧が言う。

「うむ、魔物の監視をお願いするの。」

「夕霧ちゃん、変化があれば報告をお願いします。」

エルヴィス爺さんとアリスが頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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