第3342話 423日目 キタミザト家、ボーナス支給日。(ブルックとアーキンは旅を予定しているようです。)
研究所の3階 会議室。
武雄、ヴィクター、マイヤー、トレーシー、アンダーセン、ドナートとボーナが居た。
「今年は研究所発足、魔王国との慣例の戦争への参加と慌ただしい1年となりました。
国内情勢は安定しているものの、周辺諸国の情勢に注視しなくてはならない事柄が増えています。
来年は益々、他国からの影響が強まると考えています。
その中で研究室、試験小隊、農業部門ともに初めての事が大半で予定の仕事が未達となっている項目もあります。
今年の支給額は今年1年の個々の成果と努力、そして来年に向けての将来性を鑑み決定をしました。
来年が今年より良い年になり、各個の目標が成果として出る事を期待します。
以上、今年最後の訓辞でした。」
武雄が皆に言う。
「総員、所長に対し、礼!直れ!」
ヴィクターの言葉に皆が頭を下げる。
「続きまして、報奨金の配布をします。
主。」
「うん。
総監、マイヤーさん。」
「はい!」
マイヤーが武雄の前に来る。
「1年ご苦労様でした。」
「ありがとうございます。」
マイヤーが武雄から革袋を受け取る。
「研究室長、トレーシーさん。」
「はい!」
「1年ご苦労様でした。
部下の皆さんの分もありますから、持って行って今の訓辞を発表お願いします。
これがその内容です。」
「わかりました!
ありがとうございます。」
トレーシーが数個の革袋と紙を受け取る。
「試験小隊長、アンダーセンさん。」
「はい!」
「1年ご苦労様でした。
部下の皆さんの分もありますから、持って行って今の訓辞を発表お願いします。
これがその内容です。」
「了解しました!
ありがとうございます。」
アンダーセンが数個の革袋と紙を受け取る。
「農業部門、ドナートさん。」
「はい!」
「1年ご苦労様でした。
ウカとダキニを含めた皆さんの分もありますから、持って行って今の訓辞を発表お願いします。
これがその内容です。」
「了解しました!
ありがとうございます。」
ドナートが数個の革袋と紙を受け取る。
「総務部長、ヴィクター。」
「はい!」
「1年ご苦労様でした。
子供達のを含めた皆さんの分もありますから、持って行って今の訓辞を発表お願いします。
これがその内容です。」
「了解しました!
ありがとうございます。」
ヴィクターが数個の革袋と紙を受け取る。
「うん、全員に行き渡りましたね。
明日29日から翌年3日までの5日間を休日にします。
各々リフレッシュして、来年笑顔で会いましょう。
以上、解散します。」
「総員、所長に対し、礼!直れ!」
ヴィクターの言葉に皆が頭を下げる。
「じゃ、あとはヴィクターと話をお願いしますね。」
武雄が皆の前から去り、会議室を出て行く。
会議室を出て、所長室に向かう際に総務部の前を通るのだが、アスセナとマリスが立って待っていた。
「キタミザト様、ありがとうございます。」
アスセナが言い、頭を下げるとマリスも頭を下げる。
「いえいえ、あくまで私に余裕がある時だけですよ。
買いたい物を買ってくださいね。」
「「はい。」」
2人が返事をするのを見て、武雄は所長室に入って行くのだった。
------------------------
研究所の1階 試験小隊詰め所。
皆が机でのんびりと歓談等している。
「ふむ、馬の用意もしてあるし、荷物の準備は・・・ブルック、大丈夫か?」
「大丈夫よー。」
「よし、なら、明日移動するのは大丈夫そうだな。」
アーキンとブルックが話している。
「お、2人はどこか出かけるのか?」
ベイノンが聞いてくる。
「はい、明日からの5連休はエルヴィス伯爵領の北町に行ってきます。」
ブルックが言う。
「ほぉ、北町か。」
「はい、西は王都に行く際に通りますし、南は前に行きました。
折角なので北町に行ってこようかと。」
「そうか。
街-町間の治安は良くなってはいるが、注意を怠るなよ。」
「わかりました。」
「それとウォルトウィスキーのお土産を期待している。」
「えー・・・ん?ウォルトウィスキーはローさんのお店が全数買うから買えないんじゃなかったですかね?」
ブルックが考えながら言う。
「あ、そういえばそうだったな。
なら、ウォルトワイナリーのワインをお願いな。」
「気が向いて、お金に余裕があれば買ってきますよ。」
ブルックが言う。
「で、宿の予約は出来ているのか?」
ブレアが聞いてくる。
「はい、調べた所、北町では最近宿が増えたそうなんです。
今回の旅の決め手でもありますけどね、新築の宿に泊まりに行こうかと。
ローさんの所でお願いしたら取ってくれました。」
ブルックが言う。
「ほぉ、酒屋で宿の手配が出来るのは斬新だな。
で、宿が増えたのか。」
「はい、なんでもウォルトウィスキーや麦茶の輸送やウォルトウィスキーの製造器具の増設で人の行き来があって、宿が足らなかったそうなんですよ。
で、新築した宿があるって教えてくれました。」
「なるほどな。
ま、気を付けてな。」
「はい、ありがとうございます。
ブレア殿は?」
「家族にご奉仕が5連休に待っているよ。」
ブレアが言うのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




