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第3332話 侵攻と採掘について。(大まかに期限を決めましょう。)

「さて、上手く所有権と採掘権の話が通ったとして・・・

 坑内に居る不法占拠している集団をどうにかするのは我らの役目だ・・・ボナ、ボニート、お前らを派遣したいんだが・・・受けてくれるか?」

ヴァレーリが2人に聞く。

「はい、陛下。

 私もボニート殿も大丈夫ですが、先の話ではないですが、私の方の800名は10月末まで動かせません。

 それまで派遣出来るのは、最大500名程度になりますかね。」

ボナが言う。

「私の方は1200名までの派遣が可能です。

 それに事前資料での国内流通においての採掘物資の優先配布がなされるとなれば、問題なく派遣します。」

ボニートが言う。

「うん、わかった、すまんな。

 王軍はどうだ?」

ヴァレーリが第1軍指揮官に聞く。

「はい、戦闘はボナ子爵殿、ボニート男爵殿の軍にお任せしますが、そこまでの兵站、陣地の設営、侵攻中の坑内での安全地帯の構築は第3軍を主体とし、第4軍と第5軍も派遣する予定です。

 第3軍指揮官殿、お願いします。」

第1軍指揮官が言う。

「はい、実施時期は今後打ち合わせを重ねてまいりますが、仮定としてボナ子爵軍、ボニート男爵軍の主攻部隊1000名、第3軍臨時編成の2個大隊の2000名、計3000名の展開と想定して、簡易行動計画を考えました。

 まずは兵站ですが、デムーロ国への派兵を終え、国内備蓄量を再計算した所、最大で8か月間の戦闘が出来るだろうと試算が出来ました。」

「ふむ・・・期間は十分に取れそうだな。」

ヴァレーリが頷く。

「はい、少なくとも食料の心配はありません。

 また装備の方の補充ですが、デムーロ国への派兵を終え、買い替える者が多く、軽微な欠損程度の中古品を安く買い付け出来る見込みになっております。

 そちらをボナ子爵殿に依頼し、修繕をし、前線へ供給する物と考えております。」

「予備の武具は大事だな。」

「はい、まずはブリアーニ王国が宣言をドワーフ王国に通達する2月までに空白地帯とブリアーニ王国領の境に設けてある関の増築に着手します。

 そこにブリアーニ王国の文官と我が軍の部隊が駐留出来る施設を設けます。

 設営に2週間と考えています。」

「うん、前線基地にするんだな。

 カールラ、許可をくれ。」

「お願いしまーす。」

「うん、許可は得た。

 なので、実質的な話は第3軍とブリアーニ王国の文官とで話を進めてくれ。」

「はい、わかりました。

 この施設を使い、敵地視察をしますが、内容的には第3軍、第4軍、第5軍より2個小隊ずつを駐留させ、現地坑道入口付近に潜伏、行動監視を開始します。

 また、第4軍の者を商隊に紛れ込ませ、坑道内に侵入、坑道の幅や高さ、配置を確認し、侵攻ルートの検討を開始します。

 この部隊は5月末までにおおよそのルートを検討する予定です。

 とはいえ、全体を把握するのは困難ですので、侵攻しながら確認する必要もあると考えます。」

「まぁ、そうだな。」

「はい、6月から7月末まで準備期間としています。

 侵攻実施についてはブリアーニ王国と我が国とが合意をした日に決行と考えております。

 侵攻方法については、今後、判明した事を検討して決めて行きます。」

第3軍指揮官が言う。

「ふむ・・・ボナ、ボニート、聞いての通りの事前準備をし始めるが、意見はあるか?」

ヴァレーリが聞く。

「ふむ・・・王軍の兵士の質を心配はしておりませんが、坑道については私の部下も知識はあります。

 監視の部隊に少人数でも我が部下を入れて、意見を多くさせた方が良いかと考えます。」

ボナが言う。

「現地付近への潜入なら、私の部下で狼の姿の者もいます。

 日中はバレるかもしれませんが、日が落ちてから近づいて確認するのに適していると考えます。

 なので、うちからも監視に向け、ご協力出来ると思います。」

ボニートが言う。

「うん、なら第3軍が主体となり、各王軍、ボナ、ボニートの協力を得て、敵地監視と侵攻計画を作成してくれ。カスト、侵攻の実施時期、内容についてはお前が裁可する事になる。

 ここまでの話は我の裁可で動かすが、その後の侵攻についてはお前が判断しろ。」

「畏まりました。」

カストが頷く。


「・・・事前の行動も決まったと。

 でだ・・・カールラ、採掘した鉱物の配分なんだが・・・

 我が国の国内取引単価で換算して割り振りたいんだが。」

「4割は頂戴!」

ブリアーニがヴァレーリに言う。

「んー・・・我が国は6割、ブリアーニ王国が4割か。

 だが・・・買い付けの費用でエルヴィス殿が1割増しと言ったのはブリアーニ王国からの購入金額にだろう?

 我が国とブリアーニ王国間では、今の水準のままでした方が良いんだよな?」

「そこはお願い!

 採掘物資での売り上げの1割はエルヴィス殿に渡さないといけないから実際には3割だよ!

 その代金で鉄を買うから輸入鋼材を高くしないで!」

ブリアーニが言う。

「うん、別にわざと高くする気はないんだがな・・・ボナ、採掘した鉱石はどこで加工する?

 ボナの所だと輸送費がかさむだろう?」

ヴァレーリが聞く。

「根こそぎの採掘権があるので、気兼ねなく大量に採掘したいですね。

 王都にも高炉がありますが、規模が些か・・・全部を加工出来ないと思います。

 ボニート殿の方が我が領より近いですが、そちらで受けますか?」

「それも良いですが、まずは王都でと考えるのが良いでしょう。

 最低でもブリアーニ王国への輸出分については、削れる費用は削る必要があります。」

ボナとボニートが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
> 坑内に居る不法占拠している集団をどうにかする・・・   どこの”色”のついている勢力なのか?    資金力もあり、指揮命令系統も明確なような。    ウィリプ連合国? デムーロ国? それとも、奴隷…
「カールラ、許可をくれ。」 「お願いしまーす。」 「うん、許可は得た。」 結構な大事(おおごと)なのにこのノリであるw
不法占拠してる人達、軍をみたら即降伏→捕虜として坑道案内人 くらいかなあ 節約は大事
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