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第3318話 417日目 今日の感想を言いましょう。(大隊長が来るというのは、何の意図があるのか。)

夕食後のエルヴィス家の客間。

武雄達が今日の話をしている。


「ふむ・・・まぁ、空白地帯の事は決まったの。

 魔王国とブリアーニ王国は前に考察した通りの動きをしそうじゃが、王城はタケオ的にはどう動くかの?」

エルヴィス爺さんが武雄に聞く。

「ダニエラさん達に言いましたが、ブリアーニ王国側からの提案に対し、『どうせ取られるのなら、採掘権は諦めて、所有権を確保するように努めた』という説明を終始してきます。

 まぁ、陛下には包み隠さずに話しても良いかもしれませんが・・・あ、いや、止めましょう。

 陛下にも王城にもその説明で押し通します。

 余計な情報を渡せば、どこかで漏れるでしょうからね。」

武雄が言う。

「まぁ、タケオなら押し通すじゃろうが・・・さーって、快く思わない者に何を言われるのやら。

 慣例の戦争では、名ばかりの勝利を上げ、王国建国以来の版図拡大を地図上ではしたの。」

「お爺さま、今回の授与式の追加として陞爵をされるかもしれませんね。」

アリスが言う。

「え・・・凄く面倒くさいの。

 ・・・あ、陞爵はどうでも良いが陛下には、この話をしておかないといけないの。

 アリス、明日のエリカへの手紙に先の説明を書いておいてくれるかの?」

「わかりました。

 タケオ様とお爺さまで対応したが、これが精一杯ですと伝えます。

 あとエリカさんに『一応、版図拡大という事でタケオ様が押し通す予定』と言っておけば、王城の方で各局に話を通し、スムーズにタケオ様の報告が受け入れられるかもしれません。」

「ふむ・・・国民受け・・・違うか、タケオが王城に着いて、いきなり説明をしたら、貴族会議や西側の貴族達に何か言われるかもしれないが、事前に王城の方で仕込むという事じゃな?」

「はい、タケオ様の狙いは土地にあるというのは、私達だけ知っておけば良い事ですので。」

アリスが言う。

「まぁ、そうじゃの。

 じゃが、タケオが何を欲しがっているのかをわかる者が居るかの?」

「宰相殿とか?」

「あー、オルコット宰相は気が付きそうじゃの。

 じゃが、敢て言わないかもしれぬの。」

「言わないですかね?」

「言わない事でわしとタケオに恩を売るかもの。

 ま、言って来たら言って来たで素知らぬ振りをしておれば良いかもしれぬがの。

 先の説明で全てを語っておるよ。

 あれ以上を求めるのなら『お前がやれ』と言えば終わりじゃよ。

 少なくとも採掘権は手に入らないとしておかないとの。」

「そうですね。

 あくまで私達アズパール王国側は『領土として認めるか、全てを失うか』の選択肢しか用意されなかったという事にしておかないといけないですね。」

エルヴィス爺さんと武雄が頷く。

「とはいえじゃ。

 魔王国とブリアーニ王国は、あの感じでは乗って来るの。」

「ええ、部下達への説明の為に持ち帰ったのですが、両国とも利益がありそうな話ですしね。

 取り分の話だけでしょう。」

「今頃、両国とも会議でしょうか。

 でも根こそぎ採掘して良いとしたので、反対意見は出辛いと思いますが。」

アリスが言う。

「まぁ、数日で両国の意向が来るでしょう。

 その際にまた話し合う必要がありますね。」

武雄の言葉にエルヴィス爺さんとアリスが頷く。


「ふむ・・・それにしても講師の兵士を兵士宿舎に入れてくれと言われるとは思わなかったの。」

エルヴィス爺さんが言う。

「費用が浮いた・・・と考えられませんよね。」

武雄が言う。

「大隊長・・・騎士団長クラスが来るというのも・・・何かを見たいのでしょうか?」

アリスが言う。

「ふむ・・・見る物の・・・

 タケオの小銃改シリーズは、来る際にはしまっておるから、目についてはいないはずなのじゃがのぉ。

 それ以外で見たい物があるという事かもしれぬが・・・わしでは思い当たらん。

 アリスは何かあると思うかの?」

「3か月間の滞在で・・街並みなんかは、部下の方で確認すればいいでしょうし、あ、料理とかは・・・これも部下の方が見れば良いですね。

 雑貨や本・・・も大隊長が来るような事ではないですよね・・・

 んー・・・高位の方を派遣しなくてはいけない事・・・わかりません。」

アリスが言う、

「まぁ、それは追々考えるしかないでしょうね。

 今は、エルヴィス家の兵士達が、ちゃんと物に出来るように講義からしっかりと学べるようにしないといけないですよね。

 事前に何かするのですか?」

「うーむ、何もその辺は考えておらんかったの。

 読み書きは出来る者達じゃからのぉ・・・初日か初期の段階で何か意見を書ける物を実施して見るかの。

 講義の内容が全くわからないというのは困るが・・・まぁ、大丈夫じゃろう。」

エルヴィス爺さんが言う。

その後も武雄達は色々と話し合うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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