第3300話 ちょっと休憩。(イーリーとラルフと打ち合わせ。)
研究所の1階 喫茶店。
エルヴィス家の毛布受け入れの作業を見終わった
武雄とヴィクター、ラルフ、イーリーがお茶をしていた。
一緒に来ていた者達はイーリーの指示で毛布の入れ替えの為の準備をしに行っている。
「さて・・・無事に受け取れましたね。」
「はい、こちらの毛布との入れ替えは4台分になります。
積載されていた毛布の数に違いが出ないように注意し、対応します。」
イーリーが言う。
「第1皇子一家と王都から入れ替えられた物は、カトランダ帝国産の物と同じように販売しておきます。」
ラルフが言う。
「ええ、お願いします。
3か所の毛布が手に入りましたが、品質的にはどうでしたか?」
武雄が聞く。
「想定通りではありますね。
ランク的には4段階であれば下から2つめ、一般家庭用です。
カトランダ帝国は大量に売れたのでこのランクで対応出来たのでしょう。
第1皇子一家と王都は、それに合わせてだと思います。」
イーリーが言う。
「カトランダ帝国から輸入するのか、輸出するのか・・・まぁ、各々で考えれば良いでしょうね。
私としては、今の所はカトランダ帝国からも魔王国方面からも輸入する気はないので、2人ともそのつもりでお願いします。」
「はい。」
イーリーが頷く。
「キタミザト様、ブリアーニ王国からはしないのてすか?」
ラルフが聞いて来る。
「話題に上げても良いですが、あっちは領地異動したばかりですから、直ぐに輸出は出来ないかと思います。
それに他に頼んでいる物もありますからね。
まずはそっちが優先です。
イーリーさん、シモーナさんとの荷物のやり取りをお願いしますね。」
「はい、わかりました。」
イーリーが頷く。
「私としては、物がちゃんと手に入ったようなので、一安心です。
ヴィクター、シモーナさんに予定通りの出荷日程で行くと連絡を入れておいてください。
それとイーリーさんとも。
ローさんとベッドフォードさんにも声をかけて、一緒に送れる物は送ってしまいましょう。」
「畏まりました。
それとエルヴィス家より薪がこの後、納入予定ですので、そちらもイーリー様と打ち合わせをして幌馬車を手配します。」
ヴィクターが言う。
「よろしくお願いしますね。
イーリーさんとラルフさんからは?」
「私としては、しっかりとしますとしか言えません。」
イーリーが言う。
「では、私から。」
ラルフが手を挙げる。
「はい、なんでしょう。」
「領内に限ってで構わないのですが、ローチさんの所の棒ベアリングの幌馬車を販売して頂けないでしょうか。」
ラルフが言ってくる。
「・・・うん?・・・領内に限って?
ラルフさんは領外向けの服が大半だったはずですが・・・」
「はは、まぁ、そうですが。
今は全力で工場が稼働しており領外向けがほとんどですが、各町向けの物も作っています。
特に北町には冬になると冬物を多く送っていますので、その経費もそれなりにかかります。
組合として1台か2台保有して、各町への輸送に使いたいのです。
ローチさんから聞いた話では、今の所、故障したという話は聞かないとの事で、私共も使っても大丈夫でないかと考えました。
まぁ、保守もそれなりにすると言っていましたが、輸送量が多くなるというのは良い事です。」
ラルフが言ってくる。
「・・・ふむ、ヴィクター、どう思いますか?」
「私はどちらでも構わないですが・・・領内に限れば、他社の模倣は防げると考えますし、ラルフ様は新素材のSL-05液を浸した布、防刃布を使った幌の販売もされる予定でしたよね。
使って頂きながら、そちらの改良もしていくのは良い事かと。」
ヴィクターが言う。
「あー、忘れていました。
棒ベアリングの使用は、注文して構いません。
それと、ラルフさん、王都で防刃布の販売したいので、持っていけるような大きさの布を複数用意してください。」
武雄が言う。
「・・・ええ、わかっておりましたよ。
準備は・・・ご出立までには用意出来ますが、1m四方でよろしいですか?」
ラルフが表情も変えず、武雄に見えない所で冷や汗をかきながら言う。
「ええ、5、6枚ください。
費用は請求してください。
それと見積もりを・・・王都向けの見積もりはヴィクターが作るか。
あくまで私達宛の見積もりをお願いします、イーリーさんの輸送費用はヴィクター、わかっていますか?」
「イーリー様とは、幌馬車の台数と往復日数で計算しての値段を初期の見積もりに記載して良いと打ち合わせをしておりますので、ラルフ様からの見積もりがあれば、王都向けのたたき台は作れます。」
ヴィクターが言う。
「うん、なら、ラルフさん、よろしくお願いします。」
「わかりました。
ちなみに見積もり時の大きさはどうしましょうか。」
「・・・幌馬車用の幌のサイズで1つの値段でお願いします。」
武雄が言う。
「畏まりました。」
ラルフが頷くのだった。
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