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第3296話 415日目 スミス達出立。(昨晩はスミスとニールの男2人で飲んでいた。)

第2皇子一家邸の玄関前。

二研の試験小隊の護衛達とスミス達が乗る馬車が横付けされていた。

スミスとジーナは先に馬車に乗り込んでいる。


「じゃ、クリナ、またね。」

「はい!

 あまりこっちには戻ってこれないでしょうが、たまに帰ってきてください。

 あ、スミスに飽きられないようにしてください。」

「うん・・・妹に心配されるのはダメージがありますね。

 クリナも仕事をしていますが、無理はしてはダメですからね?」

「わかってます。」

クリナが返事をする。

「エイミー、次は王城ででしょうか。」

「はい・・・リネット、父上をよろしくお願いします。」

エイミーが深々と頭を下げる。

「はい、エイミー殿下、お任せください。

 何とか・・・出来るとは思いますので。」

「何とかしてください、では、お義母様、お元気で。」

「ええ。」

リネットが頷く。

「エイミーが王都に戻る少し前に王城に入るようにする。

 その後はよろしくな。」

「わかっております。

 父上も無事に王城に来てください。」

「あぁ、わかった。

 家の事も案ずるな、何とかなる。」

「はい、特に何か問題が起こっていないようなので大丈夫だと思っています。

 では、第1皇子一家に行って来ます。」

エイミーが軽く礼をして馬車に乗り込み、ドネリーも第2皇子一家に礼をしてエイミーに続き馬車に乗り込む。

「施錠良し!殿下!出立します!」

二研の試験小隊の隊員が馬車の扉の施錠を確認し、ニールに言う。

「あぁ、気を付けてな。」

「はっ!総員騎乗!出立する!」

出立の最終確認をして騎乗する。

「出立!」

エイミー達を乗せた馬車が屋敷を出立するのだった。

・・

出立した馬車内では。

「はぁ・・・なんだか数日しか居なかったけど・・・疲れたわね。

 スミス、少しは私の実家の事わかったかしら?」

「皆さん、良い方ですね。」

スミスが言う。

「うん、そういう感想になるわよね。

 私もエルヴィス家に行った際の感想は、そんな感じだしね。」

エイミーが苦笑しながら頷く。

「スミス様、昨日は食後にニール殿下とお二人で執務室で何を?」

ドネリーが聞いてくる。

「お酒の相手をしていましたよ。

 色々と話をしました。」

スミスが言う。

「だろうと思ったわ。

 何を聞いたの?」

エイミーがスミスに聞く。

「・・・えーっと・・・」

スミスが目線を右往左往させる。

「え?何?言えない事なの?」

エイミーが驚きながら聞いてくる。

「いえ、エイミーの出生からの話を・・・終始聞いていました。」

「父上・・・何を言ったの?・・・・」

エイミーががっかりする。

「マリ殿、どうでしたか?」

「我に聞くのか?」

ドネリーが聞くとチビマリが現れる。

「はい、スミス様の口から語られてはエイミー殿下も恥ずかしいでしょう。

 概要で構いません。」

ドネリーが言う。

「ふむ・・・幼児期の話から王立学院に入る前の村作りの話だったか。

 まぁ、利発な子で手伝いも積極的にしていたという感じだな。」

「・・・そうですね。」

チビマリの言葉にスミスが頷く。

「ちょっと、その間は何?」

エイミーが聞いてくる。

「終始褒めていたよね?」

「うむ。

 だが、小さい時から政務をしていた所為で、エイミーに子供らしい時間が無かったのではないかとも言っていたな。

 母親が亡くなり、義母が入って、やきもきしている最中、クリナが生まれ、しっかりしないとと思っていると義母も亡くなり、クリナの世話と政務をして・・・エイミーには苦労をさせたと言っていたな。」

「・・・そうですね。」

チビマリの言葉にスミスが頷く。

「だから、その間は何?」

エイミーが聞いてくる。

「しかし、ニールの話を聞くとエイミーはしっかりし過ぎているな。

 まぁ、スミスも似たようなものか。」

チビマリが言う。

「僕ではないですね、エイミーに近いのはジェシーお姉様でしょうね。

 僕に近いのはクリナ殿下でしょうが・・・政務はしませんから、クリナ殿下の方が立派ですね。」

「ジェシー殿かぁ・・・ふーむ・・・」

エイミーがスミスの言葉に考える。

「確かにジェシー様はエイミー殿下に似ていると私も思いました。」

ドネリーが言う。

「え?そう?」

エイミーがドネリーに顔を向ける。

「はい、性格的な所はわからないですが、ジェシー様はエイミー殿下のように常に周りを見ている感じがするのですよね。」

「周りを見ているか・・・まぁ、無意識ね。」

「エイミー殿下、良い悪いではないですからね?

 お二人は常に誰かの行動を見ている感じがします。

 ま、エルヴィス伯爵邸では、エイミー殿下よりジェシー様の方が数倍目が合いますが。」

「え?目が合うの?」

「はい、ジェシー様も無意識でしょうが、ジーっと見るとかではなく、回りに気を配っている感じです。

 少し動くと目が向いてきます。

 特に何か言う訳でもないですし、表情も怒っておりませんでしたが、『何しているの?』という感じで見てくる感じです。」

「・・・それ、怖いわよね?」

エイミーが考えながら言う。

「まぁ・・・慣れました。」

ドネリーが言う。

「うん、気を付けるわ。」

エイミーが頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
まぁ部下からしたら上司が定期的に何してるんだろうってこっちを見てると分かったら意識しちゃうし、人によっては緊張する可能性も。
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