第3295話 412日目 今日も終わりなのです。(武雄的には授与式は王都側のイベントです。)
エルヴィス伯爵邸の客間。
武雄達は夕食後のティータイムを満喫していた。
「ふむ・・・タケオが作ったリストは・・・やる事多いの。」
エルヴィス爺さんが武雄が作った王都でやる事リスト(修正版)を見ながら言う。
「タケオ様がやりたい事をしたら、こんなになったという事でしょうけど、相手先を見ると陛下、専売局、財政局、軍務局、王都守備隊、第1騎士団、王立学院、魔法師専門学院ですね。
・・・まぁ、全局に用はないので・・・その数で収まっているという所ですよね。」
アリスが言う。
「・・・タケオの予定ではの。
じゃが・・・授与式関係がないが・・・良いのかの?」
「私がする事ではないですから。
それに何かを考えて行っても向こうが主導しますから、そっちは流れに身を任せる事にします。」
「ふむ・・・今回の召集で一番注目を集める事だと思うがの。
当の本人が気負っていないのであれば、向こうが何かしてくるじゃろう。
まぁ、無難に熟してくるじゃろう。」
「はい、終始にこやかに嫌味を聞いてきます。」
「うむ、その覚悟を持っておるのなら、こっちからは問題を起さないじゃろうからの。」
「ありますかね?」
武雄がエルヴィス爺さんに聞く。
「ないと思う程、わしは皆を信じておらぬよ。
むしろ・・・どんな嫌がらせがあるのか、わしには想像がつかん。
・・・流石に毒はないと思うがのぉ。」
「王城の料理に毒を入れるのは、少々どころではないリスクですよね。
タケオ様は料理長と面識もありますから、料理長直々にというのは考えられませんし、もし陛下や王族の口にでも入ろうものならとんでもない事になりますし。
それにメイドさん方は総監局がしっかりと見ていそうですから、どの貴族が動いていたかというのはわかっていそうです。」
アリスが考えながら言う。
「・・・私、そんな中、監禁されて折檻されましたがね?」
「あー・・・」
「そんな事もあったのぉ。
という事は今回も総監局の目を潜り抜けて何かしてくるかもしれぬの。」
アリスが「確かに」と頷き、エルヴィス爺さんが考えながら言う。
「・・・ま、私としては授与式が終わって、他の貴族が帰るまでの飲み物は魔法で出した水とその水で作ったお茶を飲んで行けば良いかなぁと思います。
初雪が居ますので、泊る部屋と建物の周囲や不在時の部屋への侵入者は監視が出来ると思っています。
移動時はリーザやミアが居ますから、周囲の警戒は出来ますし、万が一はパナが回復させてくれるでしょう。
一応、毒関係の薬は作っていった方が良いかな?程度には思っています。」
「ふむ・・・タケオの周りでは何か起きても問題なく終わりそうじゃの。
とはいえ、何かあったら王城が騒がしくはなるの。」
「騒がしくなるだけで済めば良いですよね。
タケオ様は2度目になりますし・・・」
「ま、気を付けて行ってこいとしか言えぬの。」
エルヴィス爺さんが諦めながら言うのだった。
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第2皇子一家邸の客間。
スミス達とニール達が夕食後の歓談をしていた。
「ふむ・・・ピーターは軽いなぁ。」
エプロンをしたエイミーがピーターを抱きながら言う。
「あーーーーぁ!」
ピーターがエイミーに手をバタつかせている。
「ふむ・・・レイラとアルマの子、ゴドウィン伯爵の息子より小さいか?」
ニールが聞いてくる。
「感覚的に少しですけどね。
ま、今後、いっぱい食べて行けば問題ないでしょうね。
大した違いではないと思います。
それに・・・父上とお義母様の子なので・・・体は丈夫でしょうから。」
エイミーが言う。
「・・・そうであって欲しいが。
まぁ、気にかけて行くしかないが、食べ過ぎもダメだろうからな。
タケオの保健を参考にしながら食べる量を見て行くしかない。」
「乳の方は結構、飲んでくれていると思いますね。
飲まないというのはないので・・・まぁ、個人差でしょうね。」
リネットが言う。
「父上、私やクリナの時は、どうだったのですか?」
「うん?・・・ふむ・・・エイミーは確か、あまり乳を飲まなかったと言われたことが多くあったと思うし、それで妻とも何回も話した記憶がある。
クリナは2人目という事とエイミーより飲んでいたと聞いていたから安心していたな。」
ニールが思い出しながら言う。
「・・・ふむ、私より飲んでいるのなら、私以上に成長するでしょうね。」
エイミーが考えながら言う。
「エイミーお姉様より飲んだからと言って、エイミーお姉様より成長出来るとは限りませんよ。」
クリナが仏頂面で言う。
「ま、エイミーの場合は乳から離乳食になったらバクバク食べていたがな。」
「え?そんなに食べたのですか?」
エイミーが驚き顔をニールに向ける。
「あぁ、茹でた野菜をこれでもかとな。
あの時は安心したな。
クリナも離乳食になっても食欲が落ちずに、出された物を食べていたから安心だったな。
2人とも嫌がりもせずに食べてくれて、親としては安堵した。」
ニールが言う。
「ふむ・・・ピーターも嫌がらないと良いですね。」
「だな。
ま、それはまだまだ先の話だ。」
ニールが言うのだった。
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