世界観　17　宮内庁、ハッチエリア、地下世界、地上世界、機械兵　　（第1話～最新話まで）

～宮内庁～

凪紗南天皇家を監視する日本の機関であると、同時に、凪紗南天皇家主導で行う式典や外交や雑事などをサポートするべく、日本政府により開設された機関でもある。

簡単にいうと、現在は完全に凪紗南未来天皇代理様のポチである。

いつか、主導権を握ってやると虎視眈々と狙っているとか、いないとか。

しかし、次の代の凪紗南イヴ皇女様の影響力の方が遙かに強いので………彼らの摂政願望はいつ満たされるのか！

真央「てか、一生、無理だろう？　イヴって神様だから寿命じゃあ死なねぇーし」

～ハッチエリア～

地上世界から地下世界へと下ってゆく為のハッチと呼ばれる階段とスロープが設置してある場所。

ハッチエリアは各国にそれぞれ無数にあり、それがある場所も多岐に渡っている。だが、ほとんどのハッチエリアは各国の息のかかった者が警備している。

～地下世界～

第3次世界大戦中の1999年に建築家　流士優（ながしゆう）の流士式建築法によるブレイクスルーが起こった為、 地下都市が建築可能になり、2007年　春に、全ての地下都市の整備が終了し、避難訓練も成熟期を迎えた。その段階でほとんど全ての人は各国の地下都市へと生活環境を移した。

理の逆算により、地上世界の核の影響がなくなった後もなかなか、人々は生活基盤を移そうとはしなかった。

現在、多くの国では地上世界の開拓民を募っており、開発に成功すれば、その土地の貴族になれると日本ではそんな餌をぶら下げている。それは各国の地上世界の復興競争に乗り遅れないように。

地上世界と地下世界はハッチエリアにより繋がっている。

～地上世界～

2017年　3月11日　凪紗南春明が古代遺跡　ナナル遺跡の装置を操作することにより、古代魔法　理の逆算と15000箇所の空間が生じた。そして、放射能は浄化され、地球の地上は人類が住める土地になる。地球の地上の事を地球の地下世界と対応した呼び方として”地上世界”と呼んでいる。

ほとんどが核に晒されたり、戦争により、破壊されて廃墟と化した光景が並んでいる。さながら、廃墟の世界である。

人々はそれにめげずに、地上世界の復興を行っている。

～機械兵～

第3次世界大戦中、恋人のバーバラを人質に取られた人間のように動く人工頭脳開発を大学でしていたロバート・ウィルソンに機械兵の設計を頼み、ロスタワール教の優秀なスタッフで機械兵を数万台作り上げた。

それは低コストで、人と同じ思考を持った。だが、人には逆らわない機械の身体を持った兵士の誕生だった。

それ以降、第3次世界大戦のロスタワール側の勢力として使われていたが、各国が独自に開発した機械兵などが戦争の激化の末、生まれた。

戦後の英雄条約により、全ての機械兵は英雄の下、破棄されている。