世界観 15 自動装填銃、軍事フォーラム ピースフル ウィンド (第1話~最新話まで)
世界観では、主人公 イヴが知り得ている情報を掲載します。さぁ、世界をイヴと共に歩きましょう。物語の進行具合によってイヴの用語に関する理解が深まります。
~自動装填銃~
専用の洗浄機――――ガンウォッシャー バージョンⅧに入れ、人の手を借りずに洗浄できる銃であり、第三次世界大戦後期において、機械兵はもちろんの事、人間も装備していた銃でもある。
超圧縮した空気で各装填銃専用の弾丸を撃ち出す仕様である。
また、小型で旧世界の火器と比べて反動等の負担がない為、急速に広まった。
銃本体の上部のエアタンク(ほ乳瓶ほどの大きさ)に空気を充填しすべく、エアタンクに付属しているプロセスレバーを下げる。すると、自動的に空気が溜まってゆく。尚、エアタンクのデジタルメーターに空気の残量が表示される。最大 AP999である。
引き金を引いて、APを消費して超圧縮空気で各銃専用の弾丸を撃ち出す。発射音は全くせず、敵に銃声が伝わることのない暗殺にも向いたクリーンな兵器である。
その為、ライフル等の武器を今、使用していると旧銃懐古主義者だと勘違いされる。
~軍事フォーラム ピースフル ウィンド~
第三次世界大戦の後、人類を危機に陥れかねない兵器を地球で検討し、地球限定の国際条約で禁止し、地球各国で互いに監視し合おうと立ち上げた軍事フォーラム。
また、あまりにも非人道的な行いをしている個人・組織・国家等(地球の範囲内で)に介入する旧世界ではアメリカが世界の警察と呼ばれていたが、新世界においての地球側の世界警察。
その力に正面から対抗できる存在は英雄の娘 凪紗南イヴ(英雄の娘という旗印だけで多くの人間が集まる)のみで、フォーラムの議長 クロィチェル・シッティルはその状況をあまり、よろしく思っていない。
様々な個人・組織・国家等は状況の変化次第では、第四次世界大戦はこの二人のいざこざが引き金になるのでは? とあらゆる機関や個人が注視している。
現在は異世界連合議長 アイシャ・ローラントによって、クロィチェル側がイヴに手を出すことができなくなるように画策している。アイシャ曰く、豚の周囲を優雅に飛んでいらっしゃる蠅をイヴに近づけたくないだけ、らしい。そんな事情もあり、日本とクイーン王国はこのフォーラムには懐疑的であり、日本は出席はするが…………消極的な様子見といった模様。
機械兵保有の禁止、核の軍事転用、地雷、科学薬品散布兵器等を既に条約で禁止している。




