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創世する世界のイヴ 現在のデータ編  作者: 遍駆羽御
メニュー閲覧――――世界観
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世界観 7 貴族制度(地球編)、貴族制度(異世界 リンテリア)、王族  (第1話~最新話まで)

世界観では、主人公 イヴが知り得ている情報を掲載します。さぁ、世界をイヴと共に歩きましょう。物語の進行具合によってイヴの用語に関する理解が深まります。


~貴族制度(地球編)~

旧世界において、輝かしい功績を残したモノが戦後の国再編のおりに、重要な役職と共に貴族に任命された。

新しく貴族に任命されるには、国の王族の下でその王族が満足するような仕事を達成するしかなく、かなり、狭い門となっている。

貴族の後継者継承について、だが、男女に問わず、一番最初の実子が継承する。もし、亡くなった場合はその下が、と続く。それでも、いない場合は親戚や児童養護施設から養子をとり、継承する事をその王族の長に申し出れば良し、とする。

また、継承権のない者でも20歳の誕生日を迎えるまで、貴族の身分とする。

旧時代における内閣総理大臣という職はなく、全て、王がその役割を背負う。

税の流れはおおよそ、旧世界と同じ流れである。

貴族にはランクがある。

第一種貴族 王族の分家で国務大臣に指名されることが多い。

第二種貴族 大貴族と呼ばれる家系であり、上の者は国務大臣、中の者は貴族院議長、下の者は貴族院の議員。

第三種貴族 市町村をまとめる都道府県の長となる。

第四種貴族 市町村の長。


第一種貴族、第二種貴族は文字通り、給料も高く、それだけで金持ちの部類に入る。第三種貴族、第四種貴族は金持ちでも庶民に届くレベルであり、いまいち。


また、能力があれば、兼業も認められていているので、そちらで能力を発揮しているものもいる。


何かには、覇道家のように国務大臣を兼任していながら、幾つもの企業を経営している化け物もいる。


~貴族制度(異世界 リンテリア)~

王族から借りた土地を管理しているのが貴族であり、中央議会には特に力の強い貴族が出る。大貴族と呼ばれるランクの貴族は大臣を勤めている。また、王族の分家も大臣を勤めている。貴族派、王族派なんてのも自然、とできてしまう。

税の流れは土地代として一部、徴収した税はその土地を管理する貴族のものとし、残りを王国へと渡す。

品に掛かった消費税は王国が全て、管理し、後に全ての大貴族、貴族に分配する(人口やその土地の重要度)。ちなみに消費税は3%としている。

年金制度や保険制度はなく、弱者の救済はその地方の貴族が行っている。なので、貴族によって劣悪なことをしている人もいる。弱者の救済は貴族としての義務なので、そういうのをしていると、社交界から嫌われる。その救済に妥当と判断が下れば、重要度に比例して全額、半額、一部等、資金が国から提供される。

例、養老院を建てれば、国から援助も受けられるなんてのもある。病院なんかも、OK。

クイーン王国の場合だが、凪紗南イヴの時代になって、イヴ女王の資産で養老院、孤児院、病院、学校が一挙に建設され、維持費は国と貴族で賄っている。

その功績もあり、民からイヴ女王は親しまれているが、未来からはただの金の暴力と言われてしまっている。悪意の存在のリスクもいれないお嬢さま、とも。

軍隊に関しては、王国軍と、貴族個人の専属軍が存在している。専属軍に関してはそれほど、力がないのがほとんどなので、王国軍が全体的な治安維持を行い、有事の際には国を守る防衛力となる。基本、どの国も攻めるには旨みがないので、平穏を保っている。しかし、凪紗南イヴと仲良しになりたいのに、仲間外れにされている(イヴ自身はそう思っていない。ただ、全部は無理なだけ)と思い込み、イヴと仲の良い国や個人にちょっかいを出しているとこもある。勿論、秘密裏だが。様々なスパイも入り込んだりしている。

王族を守る王族守護騎士団には貴族の家督を継げなかった者が基本的にはなる。だが、基本的には使えない者が多く、イヴ自身、「こいつら、早くなんとか、しないと」と思っている。どの王族にも悩みの種。勿論、ちゃんとした人もいるのだが。


地球の貴族と同じで兼業をしてもOKとされるが、あまり、そちらにかまけて、貴族の役割を疎かにしているとお国からこらっ! と怒られる。


~王族~

王族経営で何か、事業を行っているのがほとんど。

例を挙げると、イヴのクイーン王家はファッションデザイナーを多く雇い、様々な衣服を生産している。そして、そのプロモーションに専属モデルを起用して、専門雑誌を作り、地球、異世界 リンテリアと手広く、小売り業を通して売り捌いている。また、デザイナー、モデルの為の学院 クイーンファッション学院を世界中に建てている。

かつては、モデルという職業はリンテリアには存在しなかったのだが、勇者 凪紗南春明の提案で誕生した。

王という絶大なブランド力があるのでかなり、有利。よほどのことがなければ、成功する。

こんなふうに事業を展開している。

議会で承認された決議を最終的に承諾を下すのは全て、王の役目であり、王がNOといえば、それは再度、話し合われる。勿論、王自身がその正当な理由を述べなければならない。王の他に王位を継承可能な者がいて、王に能力がない場合は王を退任させ、次代王に王位をすげかえるリコール決議も可能である。これにも勿論、しっかりとした理由がなければならない。

また、王位継承については実子でなければならない。

不可能な場合はより血が濃いところから。







貴族関係に関しては大ざっぱに纏めましたよ。平たく言えば、選挙で選ばれていた人達が貴族になり、衆議院・参議院が貴族院になって、内閣総理大臣の役目が王になりましたよぉ! ってこと。

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