世界観　5　転生者、超能力者　　（第1話～最新話まで）

世界観5　転生者、超能力者

～転生者（てんせいしゃ）～

前世の記憶を保って産まれてきた存在。

英雄としての前世を保った者は手厚く保護されるが、大罪人や嫌われ者の場合、差別される。

差別された転生者は、テロリストグループに合流したり、世を儚んで自殺や犯罪に手を染める。

一部ではあるが、子猫の鳴き声という組織を通して、凪紗南イヴ皇女の下に来る転生者もいる。大抵は大罪人や嫌われ者であった前世を保つ者だが、凪紗南イヴ皇女の優しさやその影に触れて、守ってやりたい、と天皇家ではなく、イヴ自身に仕えたいと思い、転生者同士が一つの目的に鉄の意志のようなモノを保っている。

また、転生者は特殊技能　転生陣（てんせいじん）を形成して、魔力を自分だけが使用できる一つの魔法として結成できる。これは一日に一度可能で使えば、しばらくは動けなくなる起死回生の能力である。

～超能力者（ちょうのうりょくしゃ）～

世界のバグをその身に保って産まれてきた存在であり、大抵、身体の一部が欠損して産まれる。かつては、使えないただのゴミとして扱う親や周囲の人間も存在していた。多くはなんとか、支援体制を建てようと努力していたが。

現在はとある出来事以来、凪紗南イヴの治癒魔法でその欠損を修復し、専門の超能力者学校に入学するか、それとも、放課後に超能力者としての講義を受けつつ、普通の学校に行くか、選択できる。

希望し、抽選で選ばれた者は凪紗南イヴ援助の下、貴族が多く通う私立　桜花学園に通うことも可能である。入学し、卒業できれば、貴族の下で仕事につけるか、逆玉だって狙える。

世界のバグとは、MPとSOULを多く消費し、少しだけ消滅、少しだけ混じり合ってしまい、ある特定の魔法や技しか使えなくなるというバグだ。普通は反発し合い、混じることはない。

その魔法や技は物理防御や魔法防御を無視した攻撃になる。だが、使える種類が少ないので長期戦になれば、容易く、攻略されてしまう。イヴ、りりすのような多彩な魔法を使う存在とは力の相性が悪い。

使える魔法の種類は最大　6種類と言われている。普通は1～3種類くらいで、4種類使えるとエリート。エリートならば、大企業や貴族の下で働ける。5種類以上は主に王族が雇う。