表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
瞳の勇者  作者: 烈火
第四章 死合
47/76

第四十五話 エナの過去

先鋒を宣言したエナは死合を目前にし目を静かに閉じた。

オレとお姉ちゃんは幼い時に母を亡くし、父親から虐待を受けていた。

特にオレはお姉ちゃんと歳離れててお父さんに暴力を振るわれた時いつもひどい怪我をしていた。

しかしお姉ちゃんは昔から恐ろしく力が強く成長につれ体も大きくなり歳に見合わない身長になった。

お父さんと同じくらいになったある日のことだ、オレの肋骨を蹴り折った父親を力加減誤り

……殺してしまった。

その後オレたちは王国に引き取られ姉の強さは認められたが罪として醜い大きな芋虫の姿に変えられてしまった。

だが姉の力を認められたオレはその遺伝子を持ってると期待された上に魔力の検査の結果異常な数値を持っていると王国が特例にオレの事を面倒見てくれるようになった。

騎士として活躍できるように、そして騎士として活躍すれば姉を元に戻すと。

オレは自分が幼くそして弱かったせいで姉がこうなったと自責した。

強ければこんなことには…

オレは努力しそのうち姉の遺伝子もあるのか身長は低いが豪腕も見に付き、魔法も勉強の結果、両刀でそれなり実力を持ったと自負した時だ。

ただひたすら自分の劣等感を無くす為目的を忘れ始めた。

姉なんてどうでもいいもっと強くなりたいと。

そんな時にエリック王子に会った。

王子だから何もせず踏ん反り返っているのかと思ったらオレはなにもできず剣で負けた。

オレは一番誰よりも頑張ったそのはずなのに負けた。 

エリック王子はそんなオレに「負けたくない理由は何かあるのい?」

と語りかけ、エリック王子はこれからの国の将来を担う導く者として負けないとオレに言った。

それはまだ若過ぎるオレでも言葉の重みがあった。

そしてそれに加えオレは思い出した。

オレの負けてはいけない理由

お姉ちゃんのために負けてはならない事。


そんなある日だ、姉の面会が久々に許されたのだ。

地下室の部屋で醜い姿のままの姉をまた涙を流し見つめていた時突然魔王を名乗る者の声が瞳の勇者をどうとかって声がした。

それだけならどうでもいいこと聞き流したが驚くべき事に醜い虫のような姉の姿が綺麗な金色の剣となった。


それを手に取った途端金色に溶けて黒色の服へ変化したり色んな姿へと変わる。

そして目に飛んで入ったりしたので鏡を見ると金色の瞳が俺の瞳にあった。

視力もとても上がった気がする。

そして目以外元の服に戻った時に懐かしい姉の声が聞こえたのだ。


「エナ、姉ちゃんが心配かけたね。

これからはエナの力になってやるからどーんと構えなさい!」


そうオレはあいつ等、瞳の勇者の中で一人だけ本物の瞳の勇者ではない。

でも今まで頑張ってきた努力、姉とこの国を救うための思いがある。

だからオレは本物の瞳の勇者じゃないとしても全力で闘う!


スミゴウと呼ばれたロボットがリングに立ち色んなポーズを取る。

こいつらは護るべき物を壊した奴らだ

だが護るべき物はまだ残っている


「オレは護るべき物の為に負けない!

この城が壊されても、この城の人達の無念そして残された国民の為に勝つ!!」


黄金に輝いた剣を引き抜いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ