参加、不参加2
誤字脱字の指摘、大変助かっております。
短めです。申しわけありません。
さて、忘れていたぞ。
オーヴェに出席を聞いておかないと。
デュロム村へ移動する。
庁舎に入り、オーヴェを捜した。
「お邪魔するよ」
山積みの書類の中に埋まるオーヴェ。
書類の横から顔を出し、
「あっ、いらっしゃい。後見人様。何の用でしょうか?」
「ああ、ノーラとの結婚式への出席依頼だな」
「私が出席してもいいのでしょうか?」
「おう、遠慮するな。いいモノ食って元気出して、バリバリ働いてくれ。あっ、ランヴァルド王も来るから久々に顔を合わすといい」
「えっ、王まで……そうですよね。イングリッド殿下もですからね」
「まあ、そういうことだ。出席にしておくぞ」
半ば強引に、出席にしてしまった。
ということで、オーヴェ出席。
木漏れ日亭へ行く。
「ルーザさん。俺の結婚式に来てもらえます」
「いいですよ。若い人の結婚式っていいわねぇ。私も夫との結婚式をここで挙げたんですよ。……………………」
話が長い……。
「ちなみに、何人?」
「『何人? 』とは?」
「奥さんに決まってるじゃない。あなた、木漏れ日亭に居る時で既に四人だったでしょ?」
「えーっと、十人です」
「やっぱりねえ。そうなると思っていたのよ…………………………」
やっぱり長い。
「出席させてもらうわね」
ルーザさん出席。
ついでにドロアーテのギルド関係のグレッグさんとリムルさん。
「お久しぶり」
「おう、自治領主様じゃないか」
グレッグさんが現れる。
「お久しぶりですね」
相変わらず受け付けにいるリムルさん。
「二人で俺の結婚式に来てくれない?」
「どこでやる?」
「知ってるだろう? リムルさんに押し付けられた牧場だよ」
俺はニヤリと笑ってリムルさんを見た。
「それはもう忘れてください」
恥ずかしそうなリムルさん。
「喜んで参加しよう。リムルも俺が連れていく」
ギルドマスターのグレッグさんが言うんだ、間違いないだろう。
二人は出席。
迎えはタロスかテロフ辺りでいいか。
あとは家側。
「マルティナさん、ノーラとの結婚式に出てくれるよね」
「当然です。愛娘の結婚式に出席しない親がありますか」
即決。
マルティナさん出席。
アクセルとテオドラ。
「出ますよ」
「アクセルが出るのなら私も出るぞ」
はい、二人出席。
アクセルとテオドラの服が要るな。
テロフにタロス。
「仕方ないですね。出ますよ」
「おっさんには世話になってるからな。出るぞ」
テロフにタロスも出席。
二人にもスーツが要る。
ガントさん夫婦。
「出るぞ」
即決出席。
ベンヤミンたち。
「ああ、出る」
こっちも出席。
カールとブロル。
「こんな商機はございません。ブロル様と一緒に参加します」
店主を差し置いて決めるカール。
カールとブロルは出席。
「トトは?」
「俺は影から見られればいい」
トトは不参加らしい。
銀狼族、孤児院はクリスの母ちゃんの館……いい加減、迎賓館でいいかな……の外で祝ってくれるらしい。
こんなもんかね。
思い浮かんだ相手には声をかけたつもり。
ああ、アグラにもあとで声をかけておこう。
すぐに拗ねるからな。
ここまで読んでいただきありがとうございました。




