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ループ

誤字脱字の指摘、助かっております。

今回は遊び込みでちょっと短めです。気に入らなければすみません。

 ノーラをお姫様抱っこしているのが羨ましかったのか。

「抱っこ」

 と言ってアイナが現れた。

 俺が相手にしないでいると、

 アイナはクリスを呼び、

「「抱っこ」」

 二人で言ってくる。

 俺は再び相手にしないことにした。

 仲間を作りたいのかアイナとクリスがフィナを呼んだ。

 フィナは午前中に抱っこしているので、バツが悪いのか相手にしないようだ。

「ちぇっ」

 クリスが舌打ちをした。

 俺は様子を見ている。

 アイナとクリスは近くに居たラウラを呼んだ。

「私は、遠慮しておきます」

 と断った。

 真面目なんだろうな。

 俺は様子を見ている。

 アイナとクリスがさらにマールへ声をかける。

「食事の準備の邪魔です」

 と一蹴する。

 アイナとクリスの勢いがなくなる。

 俺は様子を見ている。

 アイナとクリスがさらに仲間を呼んだ。

 イングリッドが現れた、

「大丈夫?」

 とノーラに向かう。

 仲間にならなかった。

 さらに勢いがなくなる。

 俺は様子を見ている。

 アイナとクリスは周囲を探したが誰も居ない。

「いい加減にしろ!」

 と俺は軽くゲンコツした。

 二人はうずくまって俺を見た。

 ちょっと涙目? 

 二人は拗ねた。

 俺の勝利でいいのかな……。


「はあ、仕方ない。アイナ、おいで」

 アイナが寄ってくる。

 お姫様抱っこしてやる。

「これで良いか」

「うん」

 俺はアイナを降ろした。

 アイナはすっきりした表情で、ソファーに座った。

「私は?」

 クリスが詰め寄ってきた。

「お前大人だろ?」

「大人でもして欲しい時はあるの!」

「仕方ねぇなぁ」俺はクリスをお姫様抱っこする。

「やった!」


 クリスを降ろし、ふと顔を上げると。

 マールが立っていた。

「お前も?」

「ダメですか?」

「はいはい……」

 マールを抱っこした。


 マールを降ろし、「ふうっ」ため息をついて顔を上げるとラウラと目が合う。

 悲し気に目をそらすラウラ。

「おい、ラウラちょっと来い。だっこして欲しいんだろ?」

 ラウラがモジモジしながらやってきた。

「ほい」

 抱っこをした。顔は堅いが嬉しそうだ。


 さっと、俺の前にイングリッドが来た。

「お前も?」

「はい、当然です」

「へいへい」

 渋々抱っこをする。


 あれ? 

「フィナもか?」

「午前中にご主人様にしてもらいましたが……。できるなら」

 イングリッドを降ろし、フィナも抱っこする。


 おっと、

「ノーラ、お前はさっきしただろ」

「さっきはボーっとしてたので」

 フィナを降ろしノーラを抱っこした。


「あら、楽しそうな事してるじゃない?」

 カリーネ登場。

「当然私もよね」

「はいはい、おっしゃる通りに」

 そう言ってカリーネを抱き上げた。


「お母さまズルいです」

 エリス参戦。

「ほい、抱っこな」

 俺はいつまでこれを続けなきゃいけないのか……。

 アイナがワクワクしながら順番を待っていたので

「さすがに次は無いぞ」

 そう言うと、アイナはシュンとする。

「また今度な」

 そう言って抱っこタイムを終了した。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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