表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/114

ジュカブ逃亡?

 リックはスケベな妖怪ハンターです。


 リック達は手分けして周囲を捜索しましたが、どこにもサーギナは見当たりません。


「やはり、魔王がサーギナ様をどこかへ移動させたのではないでしょうか?」


 美人姉妹の一番年上のコーミが言いました。


「その言い方、気に入りません!」


 年齢的な発言をした地の文に抗議するコーミです。


 女性に年の話は厳禁だと思う地の文です。


「もしそうだとすれば、およその見当はつきます」


 次女のユーミが言いました。


「一体どこですか?」


 何故か母親のキーミの手を取って尋ねるバカ皇帝です。


「うるさい!」


 事実をありのままに伝えた地の文に切れるベカサク帝国皇帝のケスウヨリです。


「陛下、何をしておいでですか?」


 皇妃であるコーミが目だけ笑っていない笑顔で背後に立ったので、


「ひい!」


 身体が凍りつきそうになったケスウヨリです。


「そうなんですかあ」


 それでも美人幼妻の遊魔は笑顔全開です。


『リックよ』


 どこかから、猫神ねこがみ魔遊まゆうの声がしました。


「魔遊しゃん、一体どうしたにゃん?」


 リックは辺りを見回して尋ねました。


『魔王の結界のせいで、遊魔と入れ替われなくなってしもうた。早う魔王を倒してたもれ』


 魔遊が言いました。


「はいにゃん!」


 リックは魔遊とのあんな事やそんな事を思い浮かべてニヘラッとしました。


 早速、遊魔に報告しましょう。


「ダメにゃん、そんな危ない事をしては!」


 涙目になって地の文に懇願するリックです。


 


 その頃、真っ暗な空間での戦いは続いていました。


「さすが大神官だな。次はそうはいかぬぞ!」


 ジュカブはフッと笑って言うと、


死の霧(デスフォッグ)当社比二倍!」


 先程より濃い霧を出しました。サーギナは、


「ダイ◯ンタイフーン!」

 

 懐から小型の掃除機のようなものを出して霧を吸い込んでしまいました。


「うおおお!」


 それを見たジュカブは絶叫し、走り去ってしまいました。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ