1章 1話 少女
始まります!
それから数年、ディーネは修斗の提案に一切の反対するも、修斗の決心が固い事を知ると諦めて従った。
「分かりましたわが君、わらわもついていきます。わらわはわが君の物なのですから」
「ありがとう、ディーネ。俺にはお前しかいないんだ」
修斗にそう言われたディーネは感激極まって修斗に抱き着き口づけをした。
「あの日、わが主が創造神の罰を受けたこの身を見て美しいと言ったあの日からわらわには我が君しかいません!」
修斗もディーネを抱きしめて口づけした。
「俺もこの能力を使いこなす事ができるようになった。これもディーネのおかげだな」
「ええ!ええ!わが君にはわらわが必要なんです!わらわもわが君が必要なんです!」
「ああ、俺にはディーネが必要だ」
修斗に抱き着いたディーネは燃え上がる事もなく、二人はいちゃいちゃした
ここ数年で、修斗はハルマゲニウムを使いこなした。
ディーネは修斗に人間界の常識などを聞いた。
そうして二人は準備を終えた。
「【ゲート】」
修斗はディーネと共に人間界へのゲートを潜った。
そこで見たものは
綺麗にコンクリートと謎の鉱石で舗装された道路
宙に浮いて歩く人間
空飛ぶ透明の四面体のようなボックス型飛行物
道行く人の服装は、修斗が知っていたものとはまるで違った、元々修斗のいた世界の服装とほぼ同じだった。
ただ一つ気になる事は、道行く人は皆、首か腕に機械のようなものをつけており、それに魔力を通して宙に浮いたり空中で移動したりしているようだ。
「ディーネ。すまない」
修斗はディーネの手を握ると、こういった
「これは俺でも予想できなかったわ」
修斗は数年ぶりに苦笑いした。
手始めに修斗とディーネは周りの人の服を真似する事にした。
「【換装:衣服】」
「【換装:衣服」」
二人は同じ魔法を発動させた。
それから周りを歩き回って見てみる事にした。
昔の人間界のような木造建築では、修斗の元の世界で見たコンクリートのようなもの出来ていた。
道の真ん中にはアスファルトのような黒い色の物で整えられており、その道路の真ん中には発光する緑色の管のようなものが引いてあった。
「どうしようディーネ、迷った」
「大丈夫ですわが君、いざとなればそこら辺の人を襲って記憶を手に入れればいいんですから」
「おいバカやめろ」
「あぁん!わが君に罵られてしまいました!」
ディーネはなぜか頬を染めて嬉しそうにそう言った。
「もういいわ....」
「放置プレイと言うやつですね。いつまでもお待ちしております」
修斗は永遠ループになるかなと思って気持ちを切り替えた。
そしてぐるぐると周りを探索すると、袋小路から悲鳴が聞こえてきた。
「きゃああああああ」
「いくぞディーネ!」
「はい!」
修斗が悲鳴がした袋小路の方へ飛び込むと、そこでは一人の少女が三人の暴漢に襲われていた。
「ぐへへ、お嬢さん抵抗するなよ?」
「そうでやんす、兄貴のいう事を大人しく聞いていれば危ない事はしないでやんす!」
「おで、兄貴に、犯していい、て、いわれだ」
暗がりで小物代表三人衆がそんな事を言っていた。
そうして三人が少女の服装を剥ごうとしたが、それが行われる事は無かった。
なぜなら三人は修斗が作り出した黒い拳銃で撃たれて一瞬で灰になったからだ。
「きゃあああああああああああああ」
少女は襲われる事を覚悟したのか、また叫びだそうとしたが、ディーネに【沈黙】の魔法をかけられて声が出なくなっていた。
「お嬢さん?大丈夫かい?」
修斗は【冷静化】の魔法をかけながら少女にそう言った。
「......」
少女は「大丈夫」だと言おうとしたのだが、声が出ない事を思い出した。
「ディーネ」
「【解除】」
「大丈夫、あ!声が出た!」
少女は可愛らしい声でそう言った。
「うん、大丈夫そうだね。とりあえずここは危ないから、明るい所へ行こうか」
「あ、はい!」
少女を連れて二人は大通りに出た。
「改めて!助けてくれてありがとうございます!」
少女はそう言った。
「お二人とも見た事も聞いた事もない魔術を使っていましたよね!すごいです!」
少女は目を輝かせて修斗に迫った
「小娘、わが君から離れろ」
ディーネは容赦なくそう言った。
「ひっ!?すすすすすいません!許してください!」
少女はディーネの気迫に押されて土下座しそうな勢いで謝罪した。
「やめたれディーネ」
「しかし....」
修斗はディーネのそばによって気迫を和らげようとディーネの太ももを軽くつねると、
「ああっ、もっと...」
と逆に喜ばれてしまった。
「それで、二人はこれから寮に向かうんですか?」
なんとか謝罪から脱出した少女はそう聞いた
「え?寮?」
「え?その制服?」
「え?制服?」
「え?」
「え?」
二人は会話が嚙み合っていない事に気がついた。
「あのーお二人はどこから....?」
「外国だ」
「ああ!それで!」
少女は納得したようにそう言った。
「親戚とかに会いに来た感じですか?」
「実は.....【感傷化】」
修斗は感傷的になる魔法を目の前に少女にかけると、嘘八百を並べて少女を泣かせた。
「うう、そんな辛い事が....」
「そうなんだ。今でも俺は生き別れた親を探している。そしてこの国にいると聞いたんだ。しかしこの国は初めて来たんだ。住む場所もなければお金もない」
それを聞いた少女は一変して二人に言った。
「それならうちに来てください?」
「え?」
「ええ!うちが一番です!」
少女はそう言うと二人についてくるように言って、歩き出した。
人間界のイメージは魔法科高校の〇〇生とかとある〇〇の〇書目録とかアスタ〇スクとかそんな感じです。
描写下手ですいません。




