1章24話 さらばマナマス
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「もう帰るのかい?」
「ええ、そうですね。目的の温泉にも入りましたし、次の街を探します」
「そうかい、気を付けて行ってくれ!」
女将さんに見送られえて、二人が宿を出た瞬間、こんな声が町中に聞こえた
「大変だああああああ!魔王が攻めてきたぞおおおおおおおおおお!」
「な!?なに!?」
三人は驚愕した。
話によれば、
つい先日、【魔王グリューズ】と名乗った魔王が魔物の大軍を連れて人間界に攻め込んできたと言う
既に東方の国がいくつも滅ぼされており、このままではまずいと各国が勇者を派遣したり、討伐軍を組んだりしているが、余りに強すぎてどれも壊滅と敗走を繰り返していると言う。
修斗達は急いでアベリアの森へと帰還した。
「黒騎士!どこだ!」
修斗は急いで黒騎士を呼んだ。
「何かあったのですかわが主!」
黒騎士は急いで走ってきた
肩にはマリネを担いでいた。
「そうだ、マリネの調子は?」
「そうですな。S級冒険者と一対一なら圧勝できるでしょう」
「十分だ」
そう言うと修斗はマリネを下してもらうと、起こした。
「ん!?あれ修斗!?これは夢か!?」
そう言うと黒騎士に後頭部を叩かれ、修斗から魔王急襲の説明を受けた。
「マオ、グリューズという名前に聞き覚えは?」
「いえ、ありません」
「この件に過激派は絡んでいるか?」
「恐らく、四魔人の残りの最後がグリューズで、そのグリューズが他の魔族や魔物を連れてついに強硬手段に出たんでしょう」
「どうすればいいんだ!畜生!」
「わが主、ここは並みの魔物では到底入れない森です。魔王クラスでは別でしょうが、魔人や魔族でもここの森はやすやすと突破できないはずです。ですので、ここを拠点にわが主も魔王と戦ってはいかがですか?」
「そんなのいや!」
黒騎士の言葉を聞いたユーは声を張り上げてそう言った。
「しかしユー殿.....」
「私も反対です旦那様!」
「そうだ主!一人で行くのは危なすぎる!」
マオやマリネも修斗の身を案じて引き留めようとする。
「もう東国は既にいくつも滅ぼされている。この速度で行くと、いずれヴィクトにも被害が出るかもしれない。そうなる前に俺がどうにかする」
「「「でも...」」」
三人はそれでも引き留めようとする
「代わりにお前らはこの森を守ってくれ」
修斗はそう言った
「この森は俺にとって何よりも大事な森なんだ。ここの魔物のおかげで俺はここまで強くなれた。俺が最初にこの世界に来たのもこの森だ。だから、俺の代わりにこの森を守ってくれ」
「....しかし.....」
「頼む」
修斗はそう言うと頭を下げた。
「ご婦人方の安全はこの黒騎士が命を懸けても守りましょう」
「ああ、頼んだ」
修斗はさらに自分の召喚獣を出した。
白虎、玄武、青龍、孔雀、麒麟、白帝龍、炎帝龍など、修斗は持てる全ての召喚獣を出して、全てに魔力を注ぎ、受肉させ、この森を守るように言った。
そして修斗は皆に別れを告げると、一人テレポートで最前線に行った。
「行ったか、全軍!突撃!森を焼き払え!」
修斗がテレポートしたのを確認すると、異次元より魔王軍本軍が現れた。
あわわわわ!




