1章18話 祭りの続き
今回はキリが悪いので短めです。
「さて?そろそろ朝ごはんと食べに行こうか」
「「「はい!」」」
修斗がそう言うと皆部屋の外に出た。
するとバルトがドアの前で待っていたらしく、修斗の方を向いてこう言った。
「後先短い老いぼれの最後の願いを聞き届けてください」
バルトはまっすぐ修斗を見ると続けて言った。
「どうか、どうか、どうかお嬢様を悲しませるような事だけはしないでください!」
バルトは涙を流しながらそう言った。
「絶対にマリネさんを悲しません」
修斗はしっかりとバルトにそう言った。
修斗はその場にバルトとマリネを残すと、ユーをマオを連れて食堂に向かった。
暫くして、お互い目を赤く泣き腫らしたマリネとバルトが入ってきた。
「ところでマリネさん」
ユーとマオと仲良く談笑し、完全に2人と打ち解けたマリネに修斗は切り出した。
「どうしました?我が主人?」
修斗はその返事に些か違和感を覚えた。
「我が主人?」
「ええ、私は貴方の剣となり盾となり、貴方を守る事を誓いました。なので、貴方は我が主人です」
マリネは確固とした意思でそう言った。
修斗はこれはもう変えられないだろうと思い、改めて聞くことにした。
「ところで、武闘大会はどうなったんですか?」
「ああ、その件なのですが、初日で三人しか残らなかったので、私とユーとマオと、多分我が主人が出るでしょう」
「え?俺?」
「ええ。私があとで推薦しておきます。私の騎士のみんなも修斗の実力が見たいと思いますし」
「はぁ…どうしよっかな…」
「我が主人、私と初めて剣を交えた時は手を抜いていたでしょう?私は我が主人の実力が知りたいのです」
マリネにまっすぐきっぱりとそう言われてしまった。
「仕方ない。出るか」
「やった!!」
マリネは子供用に満面の笑みを浮かべると、ユーとマオとハイタッチをした。
「それで?バトルロワイヤルが終わったら残りはどうするんだ?」
「それはもちろん」
「タイマンですよ?」
円形闘技場に入りきらない程の観客の歓声を浴びつつ、修斗はいつか庭で対峙したように円形闘技場で再びマリネと対峙していた。
次に修斗とマリネの真剣勝負です。
頑張ります…




