2024/01/02 破
その後、ジャンたちは宿泊小屋に戻った。
ロレンスは村長に工房の報告をしに行き、番頭のロウはまだ戻ってきていない。
「そういえば、シャワーがあるって言ってたな……お、これか」
備え付けの温水シャワーで身体を洗いながら、温泉は出ないのかなとジャンは残念に思った。
「……待てよ? 本当に出ないのかな?」
この付近は地下水が豊富なようである。
そして地下深くは地熱が高い。
たとえ核まで固体の惑星アルスであっても、圧力が高ければ温度は上がるのだ。
「調べてみるか……『地下探索』……『地下探索』…………あったぞ!」
地下1000メートルくらいのところに湯脈が見つかったのである。
「夕食の時に村長さんに話してみよう」
そう決めたのである。
* * *
夕食はロレンスが言ったとおり村長宅で。
「いやあ、ジャンさん、工房の整備、ありがとうございました!」
まず村長から礼が述べられた。
「先程ロレンスさんから声を掛けられ、訪れてみたらなんとまあ、きれいになっているじゃありませんか!」
「いえ、自分も職人の端くれですから、やっぱり作業場はきれいでないと」
「おお、さすが一流の方は仰ることが違いますなあ」
「いえいえ……」
ここでジャンは温泉の話をしてみようと思い付く。
「……村長さん、この村にも温泉が湧く、としたらどうしますか?」
「は? 温泉ですと? ほ、本当ですか!?」
「おそらくは。……地下1000メートルくらいのところに湯脈があります」
「なんですと! ……それは……残念ですな……」
「なぜです?」
「いや、深すぎて掘り当てるのが……まさか……ジャンさん?」
「掘れますよ?」
「お、おお! でしたら、是非!! お礼はいたします!」
「わかりました。では、明日にでも」
「お願いします!」
そういう話がまとまり、一同食堂へ。
「さあさあ、ロレンスさんはこちら、ロウさんはこちら。ジャンさんはここにお掛けください」
村長自ら椅子を引いて回る。マメな人物だなとジャンは思った。
ジャンたちの他は村長と給仕たちだけのようだ。
「お酒は大丈夫ですかな?」
「ええ」
誰も『飲めない』とは言わなかった(ロレンスたちは何度も来ているので、事実上ジャンに向けた言葉)ので、給仕係は全員にワインを注いで回る。
「どうぞ、お客様」
「ありがとう」
ジャンにワインを注いでくれたのは20歳にはまだなっていないと思われる若い女性。侍女服によく似た給仕服を着ている。
ロレンスとロウにも女性の給仕が付き、ワインを注いだり料理を運んだりしていた。
「焼き加減が絶妙ですね」
ジャンは焼き魚……トロート(ビワマス)の塩焼きに舌鼓を打つ。
「こちらの煮物もいい味付けですね」
ロレンスはナツーリ(カボチャ)の煮物を堪能していた。
「私はステーキが大好きでして」
ロウはカウブル(牛)のステーキを頬張っていた。
「いやあ、それにしても、ロレンスさんはいい方をお連れくださった」
村長は上機嫌である。
「ロウさんに確認してもらいましたが、今年の『地底蜘蛛樹脂』も高品質です」
「レア素材ですので需要は多いですからね」
「しかし、よく養殖しようとなさいましたね」
ジャンが感心した、と村長に言った。
「たまたまですが、古い砦に『地底蜘蛛』が棲み着いていたんですよ。で、村の者で希望者を募り、世話をしてやったところ、今では10匹に増えました」
「おお、そうなんですね。昨年は6匹でしたから、4匹増えたわけですね」
「そういうことです」
『地底蜘蛛』は『自由魔力素』を吸収して生きており、おとなしい。
どういうわけか魔力パターンの好き嫌いがあり、懐く人間・懐かない人間がいるのだ。
その『懐く人間』を世話係にし、砦で飼ってみたところ、村の産業にできることがわかったのである。
そうして10年が過ぎ、今ではカドノコ村の主要な外貨獲得産業となっていた。
「もし、温泉が出れば村の観光産業にも大きなメリットがありますので」
「ああ、そうですね。裏山の山桜と共に観光の目玉となるでしょう」
「え、裏山に桜?」
村長とロレンスの言葉に、思わず口を挟むジャン。
「おや、ジャンさんも桜には興味がおありですかな?」
「ええ、そりゃもう。俺はずっと街道沿いの桜を堪能しながら歩いてきましたからね」
「なるほど、そうでしたか。でしたら、ここの裏山の『一目百本』という桜を見ていかれたらいいのでは?」
「一目百本……そんな名所があるんですね。それはぜひ見てみたいですねえ」
「でしたらあと1週間くらいで満開ですよ。その間、ぜひご滞在ください」
元々があてのない旅であり、ロレンスとずっと同行するわけでもない。
ジャンは村長の勧めに頷いたのだった。
* * *
その夜は酒の入った宴会となった。
ジャンは程々に飲んでいたが、ロレンスは酒豪のようでうまいうまいとワインの瓶を何本も空けていた。
「この村は何で村のままなんですか?」
ジャンは聞いてみる。
これだけ裕福なら町になっていてもおかしくない。
ちなみにこのラシール大陸での『村』『町』『都市』の定義は、『城壁があって領主が治めているのが都市』『防壁があるのが町』『それ以外の集落が村』というアバウトなものだ。
「いやあ、食料といいますか、穀物の自給率がこれ以上上がらないからですよ」
「他から買うにしても、運送費が高くつきますからねえ」
ホストである村長はあまり飲んでいないので受け答えもはっきりしている。
ロレンスも真っ赤な顔ではあるが口調はしっかりしていた。
「なるほど……」
もっといろいろ聞いてみたかったが酒の席なのでこれ以上の質問はやめておくことにしたジャンであった。
その夜は皆、半ば酔い潰れるように眠ったのだった……。
* * *
翌朝。
ジャンはすっきり目覚めたが、ロレンスとロウは……。
「うう……」
「頭が痛いっす……」
二日酔いに苦しんでいた。
あまりに辛そうなのでジャンは、お供のゴーレム、コイルに指示を出した。
「コイル、2人の二日酔いを治してやってくれ」
「ハイ、マスター……『解毒』」
「……う? ……おお、楽になった……」
「頭の痛いのが収まりましたっす……」
「それはよかった」
「ジャンさん、ありがとうございました! コイルさん、高性能なんですねえ」
「旅のお供ですからね。簡単な治癒系魔法は使えます」
「なるほど……これもショウロ皇国製ですか?」
「いやあ、カスタムメイドです」
「ほほう……なるほど……量産機なら私も欲しかったのですが、残念です」
心底残念そうなロレンスだった。
* * *
朝食後、ロレンスとロウは村長と本格的な商談に入った。
暇になったジャンは、村長お勧めの『裏山』へ行ってみようと思い立つ。
村長宅へ道を聞きに行くと、昨日の女給仕が出てきた。
聞いてみれば村長の娘で、次女のアシュリーだという。
「裏山ですか? それではあたしがご案内します」
「いや、道を教えてくれれば……」
「いえいえ、お客様をお一人で行かせるわけにはまいりません。それに水とお弁当も用意しないと! そこでお座りになってお待ち下さい!」
と言うが早いか、奥に引っ込んでしまった。
ジャンは引っ込みがつかなくなり、出されたスツールに腰を下ろし、待つこと10分。
「お待たせしました」
小荷物を背嚢に入れたアシュリーが現れた。
服も着替え、ズボン姿である。山歩き用だとのこと。
「さあ、こちらです……え、そのゴーレムさんも付いてくるんですか?」
「ああ、コイルも一緒に行く。いろいろ役に立ちますよ」
「……わかりました。まいりましょう」
2人と1体は村の中を抜け、北へ。
村付近はもう春、そこここに草の花が咲いている。
「おんやあアシュリーちゃん、おでかけかい?」
「ええ、お客さんを案内して裏山へ」
「そろそろ桜も咲き始めたからねえ。気をつけてお行きよ。お客人も、桜を楽しんでくださいねえ」
「はい」
野良仕事をする村人に見送られ、2人と1体は細い道を辿っていった。
やがて道は緩い上りになる。
道の脇には灌木が花を咲かせていたり、若草色の山野草の芽が伸び始めていたりと、春の息吹を感じさせてくれた。
「あ、もうコブシが咲いているなあ」
道脇に立つ大きな木には、一面に白い花が咲いていた。
5分咲きといったところで、相当数の蕾もある。
「お客さん、花に詳しいんですね。お好きなんですか?」
「好きだよ。詳しいかどうかは……まあ、これまでいろいろな所へ行き、いろいろなものを見てきたから……かな?」
「旅人さんですもんね。いいなあ……あたしはまだ、村の外って隣村くらいしか行ったことないです」
その隣村も1日掛かりで行くほど遠いんだけど、とアシュリーは言った。
「隣村まで1日か……カイナ村とトカ村もそのくらいだったなあ……」
「カイナ村? トカ村? それってローレン大陸にある村ですね?」
「ああ、そうだよ。規模はここと同じくらいかな」
「へえ……」
道はさらに急傾斜となり、ジグザグに山腹を登っていくようになった。
「ほら、そろそろ咲き始めてますよ」
「ああ、きれいだな」
下の方ではもう3分咲き、といったところである。
「大山桜だな……あっちは山桜だ」
「やっぱりお詳しいですね」
どちらも日本に自生する桜であるが、山桜の花は白から淡紅色、大山桜はやや濃い淡紅色で、『大』が付くだけあって大山桜の方が花が大きい。
また、山桜は花と同時に葉が伸び始めるが、大山桜の葉は花よりわずかに遅れる傾向にある。
大きな桜の木が生えている付近には簡単な丸太作りのベンチも置かれており、休憩にはもってこいだ。
ジャンとアシュリーはベンチに座り、水を飲んで休憩だ。
ベンチからは麓がよく見える。村から100メートルくらい登ってきたようだ、とジャンは見当を付けた。
「さあ、もう少し登りましょう」
「よし」
10分ほどの休憩の後、2人と1体はまた山を登り始めた。
登るに連れ、咲いている花の数が減っていき、小山の頂上に着いたときは、蕾はあれど咲いている木は1本もなかった。
とはいえ、山頂からの眺望は素晴らしい。
「晴れていてよかったですね」
「うん」
春のそよ風が、汗ばんだ身体に心地いい。
北側には青空をバックに、雪を頂いた高山が連なっている。
東西には同じような標高の山があるが、まだ冬色。
ところどころに薄紅色の木が点在しているのは山桜であろうか。
そして南にはカドノコ村と街道が。そのさらに南は靄が掛かり茫漠としている。
山頂にはベンチと四阿があって、大勢が休憩できるようになっていた。
「満開の頃には、村の人たちが大勢集まるんですよ」
「きれいだろうからなあ。これなら『一目百本』というのもわかるよ」
「でしょ?」
2人は四阿で弁当を食べた。おにぎりである。
具は梅干しとおかか。
「急いで作ったから、朝の残りのご飯ですが」
「いや、美味しいよ」
咲き始めた桜と、青空と山々。
のんびりと過ごしたジャンであった。
そんなジャンを、ゴーレムのコイルはただじっと見守っていたのだった。
* * *
2人と1体が村に帰ると、なんとなくざわついている。
「何かあったのかな?」
村人が右往左往していた。
「ただいま……何かあったの?」
アシュリーが家に帰り、問いかけると、思わぬ答えが返ってきた。
「あっ、アシュリー、お帰り。……『黄昏の月』なんだよ!」
「えっ?」
トワイライトムーンってなんだろう……とジャンが思っていると、村長から説明があった。
「おお、ジャンさんも一緒でしたか。野盗団『黄昏の月』がこの村にやって来たんですよ……」
「野盗団? その名前が『黄昏の月』?」
どこの中二病だ……と思わなくもないが、犯罪者集団にそんな判断力を期待しても仕方ないと思い直す。
「それで、どうなったんですか? できることなら協力しますよ?」
「おお、それはありがたい。……昼過ぎに野盗団の小物が来まして、今夜この村に『黄昏の月』の四天王の1人が手下を連れてくるからもてなす準備をしておけ、と」
「準備?」
「まあ要するに食べ物と金、それに女性ですな」
「あ、ロレンスさん」
商人のロレンスも他人事ではなく、青い顔をしている。
「旅人のジャンさんはご存知ないかもしれませんが、『黄昏の月』というのはこの街道沿いで悪さをしている野盗団でしてな」
そしてジャンに説明をしてくれる。
「先年、四天王のうち3人までは『世界警備隊』に捕らえられ、ほぼ壊滅したと思われていたんですが……」
「そうではなかった、と」
「ええ。残っていた四天王の最後の1人が手下を集め直したようですね」
「なるほど」
「ロレンスさん、どうしましょう?」
「今、応援を呼びました。夕方には到着すると思います」
「応援?」
ジャンが聞き返すと、ロレンスはにこっと笑って答える。
「はい。実は私、『世界警備隊』所属の商人なのです」
「えっ」
驚愕のカミングアウトであった。
* * *
村長宅では話し合いが行われている。
「実は私、『世界警備隊』から派遣されているんですよ。もちろん商人であることも嘘ではありません。こちらで買い付けた『地底蜘蛛樹脂』は『アヴァロン』で使っています」
「やはりそうでしたか」
村長は薄々気が付いていたらしい。
道理で一緒に来た自分がすぐに信用されたわけだ、とジャンは得心がいった。
「それで、トラックに積んである通信機で支部に連絡を取りました。まもなく部隊が到着するはずです」
「それでは村人に慌てないよう説明しておかなくてはなりませんな」
ということで村長は家人に命じ、『世界警備隊』の救援が来ることを村中に周知徹底させることにした。
「その野盗団『黄昏の月』っていうのはどういう連中ですか?」
ジャンが質問する。
「そうですね……このラシール大陸はまだ発展途上なので治安があまりよくないと説明しましたね」
「ええ」
「そうしたはみ出しもの、はぐれものをまとめているのが野盗団といえます」
「なるほど」
だんだん背景がわかってきた、とジャンは頷いた。
「その中でも野盗団『黄昏の月』は大きな方でして、幹部連中には研究者くずれ、兵士くずれが多かったのですよ」
「研究者くずれ、ですか」
「ええ。そのせいで、奴らは戦闘用ゴーレムを多数所有していました」
「それは……手こずったでしょうね」
「ええ、それはもう。先年、連中を壊滅寸前まで追い込んだのですが……」
「逃げた者がいたんでしたね」
ロレンスは苦々しげな顔で頷く。
「そうなんです。首領と『四天王』の3人までは捕らえましたが、『四天王』の1人に逃げられたのです」
「そいつが手下を集めて再び野盗団を作ったわけですね」
「そうなりますね……」
「その『四天王』の1人というのは?」
「名前は不明です。通称『ドクター』。野盗団の頭脳的役割で、研究者くずれです。奴らが使っているゴーレムは全てこいつの手になるものです」
「そうですか……どんなゴーレムを使うんですか?」
技術者として気になる、とジャンは質問を重ねた。
「前回は、10体ものゴーレムを使役していましたな。パワータイプ、速度タイプ、魔法武器タイプと3種類。そうそう、1体だけですが空を飛ぶゴーレムもいました」
「それは侮れませんね」
「そうなのですよ」
そこでロレンスは村長の心配そうな顔に気が付いた。
それで安心させるように声を掛ける。
「大丈夫です。ラシール大陸支部にも、優秀なゴーレムは多数おりますから」
「そ、そうですな。頼りにしております」
「しかし、どうしてこの村が?」
「それは奴らに聞かなければ本当のところはわかりませんが、手頃だと思われたのでしょうね」
どうやらそこそこ豊かで、しかも警備が手薄なこのカドノコ村が狙われた、ということらしい。
「ですが、ちょうど私がおりましたからね。この機会に一網打尽にしてやりますよ」
「頼りにしております」
風雲急を告げるカドノコ村であった。
* * *
1時間もしないうちに『世界警備隊ラシール大陸支部』からの部隊が到着した。
(『シュトルヒ』型の発展形だな)
全長30メートルを超える大型輸送機が1機、12メートル級の中型輸送機が2機。
大型輸送機は『シュトルヒ2型』。『浮遊装置』に『重力魔法機関』を使っている。
中型輸送機は『エグレッタ3型』。主翼内に『板状浮揚機』を搭載したタイプだ。
「おお、壮観だな」
やって来たのは戦闘用ゴーレムが5体、汎用ゴーレムが10体。
人間の兵士は10名。戦闘用のサポート鎧を身にまとっている。
その他に『物理障壁発生装置』が10基持ち込まれ、早速に村の周囲に配置された。
「『世界警備隊ラシール大陸支部第1部隊長』のバーナード・ダーマスです」
「ご苦労さまです」
ロレンスが出迎え、状況を説明している。
「日没を待って、奴らはやって来るはず。こちらは寒村だと舐めて掛かっているだろう。準備を整え、迎え撃つぞ」
「はい、閣下」
どうやらロレンスはかなり上の地位にいるらしいなとジャンは察した。
そして。
「ジャンさんはコイルさんとともに村長さんのお宅に避難していてください」
「……わかりました」
そういう配置となった。
次第に夕暮れが近付いてくる……。
* * *
村の正面に配備した『物理障壁発生装置』が閃光を発した。
遠距離攻撃があった証拠だ。
「来たぞ!」
「全員、戦闘配備!」
野盗は村の正面から堂々と近付いてきた。
その数、およそ30名。
「そこで止まれ! 我々は『世界警備隊ラシール大陸支部』だ。『黄昏の月』、おとなしく投降しろ」
「ふふふ、こちらの思惑どおりに出張ってきてくれて礼を言う」
頭目らしき男が言った。
「何だと?」
「以前は仲間が世話になったね。今日はたっぷりと礼をさせてもらおうじゃないか」
「貴様は……誰だ?」
「私は『黄昏の月』四天王の1人、カイ・イーストベルク。今は新生『黄昏の月』の頭目だ」
「そうか。カイ・イーストベルク、逮捕する」
「できるものならやってみたまえ」
カイ・イーストベルクは後ろに下がり、代わって賊のゴーレムが5体、前に出てきた。
身長2.5メートル、戦闘タイプだ。
「そっちのゴーレムも5体。1対1で戦わせようじゃないか」
「生意気な!」
照明弾が打ち上げられ、あたりは真昼のような明るさとなった。
『世界警備隊』側からも戦闘用ゴーレムが飛び出し、ゴーレム同士の戦闘が開始された。
それを黙って見ていることなく、人間の兵士たちも賊に向かっていった。
「させぬよ」
カイ・イーストベルクはさらにゴーレムを繰り出す。
今度は人間とほぼ同じ体格の汎用ゴーレムだ。
それが5体。
「なら、こちらも」
『世界警備隊』側も汎用ゴーレムを繰り出す。
同じく5体。
そこかしこでゴーレム同士の戦闘が開始され、混沌としてきた。
勝敗の行方は……?
お読みいただきありがとうございます。
20240104 修正
(誤)番頭のロアはまだ戻ってきていない。
(正)番頭のロウはまだ戻ってきていない。
(誤)大山桜の葉はは花よりわずかに遅れる傾向にある。
(正)大山桜の葉は花よりわずかに遅れる傾向にある。




