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第六十九話 鑑定

「よかったら、その鑑定スキル教えてもらえませんかね?」

「教えるかー、自分達でもあんまりよくわかってないからねー」

「感覚だけでもいいんでお願いします!」

「まあ、とりあえず1回やってみるか」

「いつもどんな感じでやってるんですか?」

「鑑定って心の中で念じたら出来るんだよ。でも、それだけで君達に出来るかどうかは……」



 とりあえず目の前のエルフさんにやってみようと、鑑定と心の中で唱えてみた。すると……



 名前  ミナバタ

 種族・職業  エルフ

 特殊能力  鑑定 読心術 浮遊 風魔法 弓術



 おっと、簡単に出来てしまった。びっくりしたわ。でも、情報量が少ないな。精霊が手に入った時にわかるステータスの情報量より段違いで少ないと思う。まあ、そっちには特殊能力なんてなかったような気がするけど、その代わりにスキルがあったし、HPとかもわかったからな。まだまだ成長の余地があるということだろう。多分ね。

 感覚としては読心術に近いかな。だから簡単に出来たのかもしれない。



「出来ました。ありがとうございます」

「あっ、簡単に出来るんだ。他の人類にも教えてあげてね」

「わかりました」

「いや、簡単に出来ないわよ!?」

「アスカさん出来ないの?」

「は!? も、もうちょっとで出来るわよ!?」



 なるほど、アスカさん出来ないのか。これは読心術習っててよかったって感じがするな。アスカさんには教えないでおこう。泣きついてくるまでは。



 そうこうしているうちに、街についた。そして、何も考えずに中に入っていくと、民衆に囲まれてしまった。



「英雄様!」

「英雄様、その方達はエルフですか!? もう友好関係を築いてしまったのですか!? 流石は英雄様です!」

「おい、お前ら! 英雄様が通れねぇだろうが! 道を開けろ!」

「すいませんでした英雄様!」



 えっ、なにこれ。ギルマスどれだけ凄いんだ。



「魔王軍と戦えるのは英雄様だけです! 俺達いつでも応援しています!」

「お、おう、ありがとうな」

「ありがとうなんて俺には勿体ない言葉です!」



 なにこれ最高なんだけど! こいつらを使ったら……とゲスい考えが沢山思い浮かんだが、さすがに今はまずいな。いや、やらないよ? そんなことしたらこの世界滅んでも文句言えないからね?

 それにしてもこいつらすごい従順だな。ギルマスの影響力がわかるわ。あれは味方につけとかないと、敵にしたらやばい。



「ごめん、今からギルマスのところに行くからあまり長くは話せないけど、みんなは俺達に任せて自分達の仕事をしっかりしていてくれ、まあ、戦闘できるやつはちょっと腕を磨いておいてほしいな」

「「「「わかりました英雄様!!」」」」



 すごいいい返事だ。これはちょっと早いけど次の段階に移っても良さそうだな。とりあえずギルマスのところに偽の魔族の首を届けに行くか。少しの嘘を添えて……な。



「ギルマス呼んでくれますか?」

「かしこまりました。少々お待ちください、英雄様」



 受付の人まで英雄様と言ってくれるようになった。おそらく民衆に英雄様と呼ばせるためだろうが、それでも素直に嬉しいな。



「おう、もう帰ってきたのか」

「ええ、Sランククエスト2つクリアですよ。あっ、と言ってもまだエルフのほうは完全解決ではないんですけどね」

「ふむ、そこのエルフの方々が何故付いてきているのか気になったが、そういうことか」

「はい、エルフの方々が直々に会って決めたいということでしたので」

「わかりました。決めるのはいつでもよいので、どうぞごゆっくりしていってください」

「いえ、その必要はないです。今すぐにでも契約しましょう。あなた方は信用できる」

「ありがたきお言葉です」



 やっぱり思ってた通りすぐ決まったか。付いてくるって言った時からこうなるとは思っていたが、帰りの道で話してると確実にいけると思ってたんだよな。まあ、みんなも思ってただろうけど。



「それでギルマス、魔王軍に少々気になる点がありましてね」

「ふむ、なんだ?」

「おそらく魔族は魔王、もしくは魔王の近くの人に操られていると思われます。操りが解けたのか、魔族共は死にゆく間際に助けて、と泣き叫んだのです」

「つまり何が言いたい?」

「俺達が魔王を倒したら魔族と友好関係になってほしいのです」

「しかし、人類にも被害が出ているからな。賠償金とかの問題もあるんだよ」

「それなら、賠償金さえ払わせたら問題ないということですね?」

「ま、まあそうだが……」

「なら決まりです」

「お前達がそう言うなら仕方ない。ただし、制約は厳しめにさせてもらうぜ」

「わかりました」



 よしっ、これで魔族、人類、エルフが味方になることがほぼ決定した。あとは、めぼしいところでいうとドワーフくらいなのかな? あんまり知らないけど。

 とにかく、次はドワーフと交渉行っとかないとな。ドワーフは脅威とみなされてないっぽいから、魔族と友好関係になってからドワーフとも友好関係を結ぶって形になるとは思うけどな。

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