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ここから始めればいい

俺は王様の娘の呪いを解き賞賛された。

そして商談室へと案内されお茶が出される。


「ずずー」


何も話されずただ時間だけがすぎて行く。

一体俺は何をすればいいのだろうか。

するとドアが開き中へ入って来たのは王様の娘だった。


「遅くなり失礼しました。ドレスを選ぶのに時間がかかってしまいましたので」

「綺麗です姫様」

「うんうん」


どうやらルナとフランには絶賛だったようだ。

その姿はまるで天使のように真っ白で蛇のように少し奇妙な雰囲気を漂わせていた。


「おお、そうかではここに座るといい」


しかし姫様は言われた場所ではなく俺の隣に座る。

この流れはかなり危ない気がするのは俺だけだろうか。


「何故そこに座るのだアイリス?」

「特に意味はありませんよお父様」


王様の目にはどう考えても涙目なのだ。

そりゃ大好きな娘が横に座ってくれなかったとなるとそれは悲しい。


「それで俺は何をすればいい」

「何を言っているのだ。マコト殿は娘の命の恩人なのだぞ?少しはゆっくりしていって欲しいのだ」

「そう言えば海賊がなんとか言っていたが」

「ああ、最近になって海賊が増えて来たのだ。フラン殿やルナ殿がいるが被害が増える一方なのだ」

「お父様!そんな話は外の人にばらしては」

「大丈夫だ。マコト殿は悪い人ではない」


確かに俺が首を突っ込む話ではなさそうだ。

それにこの話を魔王軍に話せばすぐにでも動くのは間違いないだろう。

しかし放っておいていいことでもないのは事実だ。


「それに私の目にはこの人がなにか闇を抱えてるように見えます」

「アイリス!命を救って頂いて何をいうのだ!!」

「うるさい......ずっと私を助けようとしなかったくせに今更何を言うのです!」

「王様もアイリス様を気をお沈めください」

「うん、一旦落ち着こ」

「もういいです!!どうせ私なんか死ねばいいんでしょ!!」


するとアイリスは立ち上がり部屋から走って出ていく。

それを止めようと王様や召使いが手を伸ばすが誰も捕まえれない。

それより何故誰も否定してやらないのだろうか。俺はそれが謎でしょうがない。


「王様、何故否定しなかったんだ」

「それは........できない」

「それでもあんたは親だろ!娘が苦しんでいるなら助けてやれよ!」

「お、落ち着いてくださいマコト様」

「落ち着いてられるか!あんなにも悲しい顔をしていたんだぞ!!」

「わかっておるのだ、しかしあの子が差別されているのは事実であり抹消できないのだ」


それは王族でありながら龍に産まれなかった者は差別されるのだと言う。

まるで人と同じように弱者は黙って死ぬしかないのがこの国の掟らしい。

しかしそんなことは誰がどう言おうと俺は許せなかった。


「そうか、あんたは最低だよ」

「....」

「どこに行くんですかマコト様!!!」


俺はルナのことを無視し出ていったアイリスを追いかける。

召使いや近くに来ていた人に話を聞くと、どうやら外に逃げたようだった。

しかしヒールを履いていたので跡がくっきりと残っていた。

そして少し小走りで着いた場所は宮殿の裏にある小さな湖だった。


「どうせ、どうせ私なんか.....」

「悲しいか?」

「なんで追いかけて来たのですか!ほっといてください!」

「お前も俺と同じで苦しんでるんだな」

「あなたに何がわかりますか!!私のなにが.....」

「わかるよ、誰にも認めて貰えない気持ちは痛い程そばで見てきたから」


俺は心が痛む前に腕を強く握り涙を堪える。

しかし記憶を遡れば遡る程苦しくそして堪えられない感情が出てきてしまう。

あの時あの場所であの数秒が今の暁と言う存在を苦しめる。


「何故泣いているのですか........」

「すまない。俺が元々王都ヨウサイから来たのを知ってるか?」

「わからない.......私は外のことは何もわらない」

「そっか、じゃあ見てみたいか?世界を」

「別に私は世界がどうとか、王族がどうとか正直どうでもいいんです。ただ一つだけ」

「一つだけ?」

「誰かに認めて貰いたい。誰かに必要だって言って欲しいだけなのに........私が素直になれないから誰も手を差し伸べてくれはしないんです」


彼女は涙を浮かべその場にうずくまる。

しかし俺にはその気持ちが痛い程わかる気がする。

なぜなら俺はこの世界に来てから色々とあった。それこそ心が今でも折れそうだ。

だけど.........。


「そうかアイリスって言ったな。じゃあ俺がお前に世界を見せてやるよ」

「そんなこと......」

「できないなんて言わせねえよ!だって俺は傲慢で強欲な人間なんだよ!!!」


俺は空に浮かぶ太陽に向かいガッツポーズを見せる。

すると彼女は少し笑ってくれた。


「なら私を連れ出してください。王子様......」





皆さんお久しぶりです永久光です。

少し遅れてしまいました本当にすみませんでした。勉強が大変でしたのでえへへ。

これからも応援よろしくお願いします

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