24年。ハロウィンver。(イラスト投稿です!)
『ギルドにて』
アビゲイル「ハロウィンといえばコスプレ! ハロウィンといえばヴァンパイア! つまりはオレ様!!」
エルモ「いやいや、急に人が仕事してる現場にそんな格好で来てなにやってんですか」
アビゲイル「ハロウィンだからお菓子くれ!!」
エルモ「あー、そういう……いい歳こいてなにしてんですか」
アビゲイル「リアルなツッコミやめて? 悲しくなるから」
エルモ「はいはい。じゃあ残業手伝ってくれたらお菓子ならいくらでも――――」
アビゲイル「残念! 次の現場(お菓子)がオレ様を呼んでいる! さらばだ!!」
エルモ「あ、ちょ! せめてこの書類くらい……!!」
『領主代行私室にて』
アビゲイル「ハロウィンだからお菓子くれ!!」
サリシア「あらあらまあまあ。すごく可愛らしいですわアビ姉様」
アビゲイル「ありがとう! じゃあなにかお菓子く…………え、あの、なにゆえベッドに誘って? いやまって? なぜ服を脱いでネグリジェ(寝巻姿)でにじり寄ってくる!?」
サリシア「うふふ。ちゃーんとあげますよ? お菓子のような甘いあまーい一夜を♡ アビ姉様のような英雄と同衾だなんて……萌えますわ」
アビゲイル「な、なんか怖い!? ま、まって! そういうのは段階を踏んでからするべきでは!? いや女の子同士でっていうのもアレなんだけど!!」
サリシア「大丈夫です。大人は段階をニ、三段飛ばすものですから♡」
アビゲイル「そういうことでなく! ちょっとメイドさん!? どうにかし……いや『わかってますよ』って顔で頭下げて部屋を出ていかないで!? あ! ガチャって扉の鍵締めちゃいやーっ!!」
サリシア「さあさあ、今宵ははじまったばかりですわ。あ・び・ね・え・さ・ま・♡」
アビゲイル「ひいいいいいっ! そのわきわきした指使いが余計怖いーっ!!」
※その後、服が乱れたままどうにか脱出した模様。
タイトル『お菓子をくれないと、血ー吸ーたろか』




