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再び魔人族の王都に出発して・・・

今、僕はハルカッチ男爵にお願いして、工房の片隅でロック達の補修をしています。賢狼達との戦いの後、どうにか活動で来ていたゴーレム達も全て活動限界(ぼろぼろになり)がきてアイテムポーチの中に居たからだ。

一体(ロック)だけでも動けるようにしないと、昼からのお披露目に間に合わない。




それは、今日の朝の事だった。


僕が目を覚ますと、アンナが大泣きをして謝り出す。


「ごめんなさい、ごめんなさい」


僕も平謝りだ。


「アンナちゃん、ごめんなさい」


お互いが五分ぐらいお互いが謝り続けていたら。




コンコンコン




ノックすると供に


「朝早くからすまん、カイル・エドモントだ」

「陛下からロビン君にお願いがあって来た」

「部屋に入っても良いかな?」


朝早くから、カイルさん仕事熱心だ。


「どうぞ」


僕が声を掛けると。


「朝早くからすまん」

「陛下から、君の魔道士としての実力が見たいと言われて、昼から闘技場にて何かを披露してくれないか?」


カイルは単刀直入に要件を伝えて帰っていった。

色々忙しそうだ。




そして、再び二人になり・・・





改めてふたしともが。


「ごめんなさい」


と謝った。


そしてアンナが僕に近付いて来て・・・


----チュッ----


ほっぺたにキスをしてくれた。


「今はこれが精一杯です!」


ちっちゃい声で顔が真っ赤になりながら恥ずかしそうにもじもじしている。

僕は僕で、顔が真っ赤になりろれつが回らない状態になっていた・・・



そんな事があって現在、工房を間借りしているのである。

工房では、魔人族の魔道士達が珍しそうに僕orゴ―レムを見つめているし、中には質問をしに来る魔道士もいて、話に花を咲かせることが出来た。

しかし、中には僕を卑しい目で見つめている魔道士もいるのであったが、どうにか二対のゴーレムの修理を完了する事だ出来た。




昼から闘技場にて・・・




陛下とカイルさんとニコラスとハルカッチ男爵が一緒に闘技場に入って来た。

アンナは観客席で見守ってくれている。

そして、観客席は物珍しさでいっぱいだ。


「ロビン君、すまんな」

「夕方には、城に帰るからそれまでに君の実力を見てみたかったんだ」

「まあ、城まで来るだろうから、その時でもよかったんだが善は急げってね!」


「はい」


僕は、アイムポーチからゴーレムを二体出してお披露目をする。

ただ、陛下の目は厳しい。

ゴーレムなんて珍しくも無いからだった。


「では、始めますので、少し後ろに下がってください」


そういって、安全な距離を確保してから、指示を出す。


「陛下、この二体のゴーレムに剣での演武を披露させます」

「ご覧ください」


「では、ロック達始めてください」


「はい、かしこまりました」


陛下とカイルさんとハルカッチ男爵が驚いている。

そう、ロック達が言葉をしゃべったからだ。

(よっしゃぁぁぁ)

後から知ったが、魔人族のゴーレムは言葉がしゃべれないらしい。


此処から、約五分間二体による剣の舞が見られた。

特にカイルさんが見入っている。



「う~ん!」

「凄いですね~!」


カイルさんが唸っている。

従来のゴーレムの枠から外れているからだ。


「ロビン君このゴーレム達はどうやって、演武を覚えたのかな?」

「どう見ても、かなりの手練れの演武にしか見えないのだが、そんな修行をゴーレムが、まさかな?」


演武を見てのストレートな疑問をぶつけて来た。

どうしよう?


考え中・・・

考え中・・・

考え中・・・


仕方ないか。


「では、実践してみましょう」

「カイルさん、部下の方に剣の演武をさせて頂けますか?」

「それをゴーレム達に覚えさせますから、お願いできますか?」


「判った」

「ブパシ、下に降りて来て、剣の演武を披露しなさい」


「隊長、(パエス)も一緒にいいですか?」


別の部下パエスも手を上げて二人で演武をする事に。


「では、合図をしたら始めてください、それと、結界を張らせて頂きますね」


そう言うと、半径10mの結界を張る?つもりで詠唱したら、闘技場をすっぽりと結界が覆ってしまった。

(約半径50mくらい)


僕自身が???となったが。


そして!!!


この観客席に敵意を向けている者達の存在にも気が付いた。

だが、人族だから仕方ないかと思い今は流す事とした。


(全ての魔人族に歓迎されるはずは無いからね)


「では、始めてください」


二人の演武が始まり、僕を始め全員が見入っている。

見事な演武であった。


約五分後・・・


二人の演武が終わると、観客からは喝采が起こった。

それほど見事な演武で、陛下やカイルさんにニコラスも(僕も)拍手を送っている。


「お二人とも、見事な演武ありがとうございました」

「では、早速ゴーレムに演武させてみたいと思います」


間髪を入れずに、ロック達に演武をさせる。


そして・・・


ロック達の演武を見て、改めて唸っていた。


「さすがと言うか、こうも見事に再現されると、いやはや何とも」


カイルさんの言葉であるし、陛下も唸っている。


「ロビン君、見事だ!」

「流石、ニコラスが弟子に取るだけはある」

「王都に来たら、褒美を取らせる事としよう」


そう言いながら、少し乱暴に僕の頭をわしゃわしゃは撫でる陛下。


「はい、ありがとうございます」


「ただ、実戦はどうかな?」


「えっ」


鋭い目つきになる陛下。


ビックリする僕。


「ブパシ、パエス」


鋭い言葉が飛ぶ!


「ハッ」


返事と供に直立不動の二人。


「戦ってみなさい」


「ハッ!」


言葉と供に気合が入る二人。


「ロビン君、構わないかな?」


「うっ」


断れる雰囲気ではない。

ニコラスを見てみても、お手上げとポーズをとるだけだ。


「・・・・・はい」


しぶしぶ了承して、試合に入る。

審判は、カイルさんだ。


「ロック、君に決めた!」


そういって一歩前に出すと相手はブパシだった。


「始め」


カイルさんの気合の入った合図で、試合は始まった。


そして、一人と一体の見事な攻防一体の試合が始まった。

ブパシの柔良く剛を制す見事な動きを見せたら、すかさずロックが剛よく柔を断つ動きを見せる。

目の前でほれぼれとする試合が展開されている。


そして五分後・・・


「やめー!」

「この勝負、引き分け!」


わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

大歓声に包まれる一人と一体。

ブパシは観衆に答える為手を振っていた。


カイルさんの言葉と供にこの試合と僕のお披露目は終わったのであった。

すると、観客席から向けられていた敵意も姿を消す。


「う~ん、判らん」

「ニコラスに報告だけはしとくか」


そう思い、アンナと合流した。

そして、陛下たちを見送り、陛下たちは転送の魔法陣を利用して王都に帰っていった。

その後、アンナと街に出かけて楽しい一時を過ごした?筈であったが、注目の的でヘトヘトになって宿に帰る事となろうとはこの時には思いも付かなかった・・・

疲れすぎてバタンキューで、何もない夜を過ごした((血涙))



翌日・・・



宿を出発する三人と一匹に、護衛を4人陛下が付けてくれた。

騎士団副隊長のチチパスとデミナー、ブパシ、パエスの四人である。

ここから約7日で王都まで付くとの事で、このメンバーでの旅が始まった。


ちなみに、敵意の件はニコラスに伝えてあるがどうしようもないとの事で保留中だが、僕達の旅路は常に監視をされていた。

つかず離れずにの距離を取っていたので注意だけはしていたが・・・


それは4日目の事だった・・・

山の中の街道を進んでいると?


「何か来ます!」


僕の叫び声とともに。


「#$%&'()(&%$#」

「*`{}=)('%$#"!」


何を言っているのか判らないが、大きな唸り声が聞こえて来て、何かが木をなぎ倒しながら現れた。


そう、山の中で魔物(魔人族の世界では魔獣)と遭遇したのである。


「えぇぇぇぇぇぇぇ」


僕は思わず叫んでします、魔物を見て思わず反則と思ってしまった。

その魔物とは、高さが4mくらいあり大きな背中やお腹は固い甲羅で守られていて、6本の足に体格には似合わないつぶらな瞳、そして長めの腕に両手には2mはあろうか巨大なハサミの腕を持つ魔物そう、ヤシガニの魔物(魔獣)と遭遇したのであった。


此方を獲物として認識したのだろう、即突進して来た。

ヤシガニはカニとはいっても、前進して進むため非常にダイナミックな突進だ。


「ニコラスさんたちは下がってください」

「私たちで倒します」


副隊長のチチパスが叫び、全員が辛くも回避すると、4人の騎士達はヤシガニを取り囲み反撃に出だすが。


カーン

カーン


剣を弾かれる音が響く。

最初に攻撃に出たのはブパシとパエスだった。

固い甲羅に阻まれて、傷一つ入らなかった。


「ハッ!」


それを見たチチパスはすかさずファイアーボールを、顔面?目掛けて撃ちだすが、巨大なハサミの防がれる。


「ドッカ―ン」


そのスキにデミナーの爆発系の攻撃がさく裂したが、甲羅が少し黒くなっただけだった。


ヤシガニの攻撃は、ハサミの振り回しとクロ―攻撃だ。

四人はヒット&アウェイで、ヤシガニの攻撃が当たらない距離を維持しながら戦っていたが、どちらも決め手に欠いて持久戦の様相になって来た。


僕は、ロックとその他1体のゴーレムをアイテムホーチがら出して、もしもの時に備えていたが、少しも危なげは無かった。


そして、30分以上が立ち、少しづつ4人の動きが悪くなってきたころ。

そう、僕の結界に大量の魔物の到来を感知したのだ。


「何かが、大量に押し寄せてきたます!!」


「何だと!」


四人が叫ぶ。


そう、大量の小ヤシガニがゾロゾロとやって来きて、僕達とヤシガニ(大)を包囲したのであった。




つづく



最後まで読んで頂いてありがとうございます。

評価、ブックマークを頂けたら幸いです。


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