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新しい宿で職レベルが上がった

サブタイトルマジで悩む!

一つの話に詰め込みすぎてるのが原因なのはわかってるけどな!

 ドーンが先行してどんどん突き進む。ついていくことは正直できないけど、トレイン準備中なので問題はない。僕は言われたほうに走るだけだ。

 いくらドーンが早くても、兎はそれほど早くない。僕でも見て攻撃をよけれるくらいの速さだ。トレイン継続するのも難しいだろう。

 でもやってのけちゃうのがドーン。経験がものをいうんだろうな、40匹きっかり連れてきたよ。すべてファイアメモリーで炭にしました。

 そういえばファイアメモリーって、火の記憶っていみだよな。まぁ技名は深く考えないようにしよう。


「これで100そろったな、残りの報酬として、4000リラから400引いた3600リラと、

 袋型アイテムポーチの小2つだ。一つは飯代のおまけだ、受け取れ。」


「うぇ、こんなにお金がいっぱい。あとアイテムポーチ二つめもか。」


 昨日金欠になるかもと悩んでたのが嘘みたいだ。そして、受け取った袋型ポーチの片方には、なぜかすでに、いっぱいのノビルとレモングラスが入れてある。

 僕は入れてないからドーンが入れたんだろう。いつの間にいれたんだか・・・


「袋型ポーチの小は2種しか入らない、その代わり鞄と違ってそんな袋で100も入る。

 まぁ、俺が使ってるのは中で4種類、200はいるんだけどな。

 それと、片方にそこらで見つけたレモングラス20と、ノビルを50入れてあるから、使ってくれ。」


 うん、申告してくれたのはいいけど、入れすぎじゃない?まぁいい、ありがたくもらっておくか。

 鞄型のほうから10残ったレモングラスを入れて、さらに20ほど残った、ノビルの葉を入れようとしたら、ダメだった。

 根と葉が一緒だとノビルというアイテムで、分けるとノビルの根、ノビルの葉というアイテムに変わるからか。

 うーん、中になると入れられる種類も倍になるのか。そのうちその大きさも欲しいとは思う。とりあえず葉は保留で。


「金については、さすがに今回のは特別料金で、次からはこれだけ出すのは難しいだろうが。依頼書10枚だけ10個で500リラのが明日から配布される。

 結構早く国に申請したみたいだな、ぎりぎり間に合ってよかったぜ。」


「あ、そういえばこんなにもらってギルド依頼として大丈夫なの?」


「はっ!ダメに決まってるだろ、でも平気さ、これは個人依頼になったからな。あの偏屈、金持ってるくせにけちけちしやがるからな。こういう時に絞ってやらないといけねぇ。どうせ自分の楽しみにもなることなんだからな。」


「自分の楽しみ?」


 そのドーンの言う、偏屈な人からの依頼になったから、お金は問題ないのか。

 んでもって、この炭が楽しみになるっていうのかな?


「まぁ今は気にすることはないな、兎炭の納品依頼は貼りだすつもりだが、質の指定依頼板のほうに貼るから、今のお前じゃできないんだよな。」


「あれ、でも質まで鑑定できるようになったよ?」


「そりゃ、俺はわかってやれるさ、でもギルド的には無理だ。

 ちゃんと種別ごとに試験うけて、合格しないといけない。依頼書の内容のものの質を、識別できるとわかってないやつには、受付に持ってきても依頼を受けさせてないんだ。その代わり通常より高い依頼が多いから人気もある。」


 なるほど、試験うけてまでそっちの依頼にしたほうが、金周りはよくなるのか。


「それだけじゃなくDランクになるのにも、この試験4種を合格していることが条件だ。他にもランク上がるには条件あるけどな。」


「4種が条件なのか、ってことは試験は4種だけなんです?」


「いや、試験は何種もあるぞ。生物、植物、鉱物、薬物、武具みたいなのから、料理、彫刻、絵画なんてもある。でも4種見えるようになると、自然と他のも見れる【全識別】に変わるのさ。」


 あぁ、つまりスキル統合されて上位のスキルになると、下位スキルでできたこと以外もできるようになるのか。統合スキルは便利なんだな。


「さて、夕飯までは全然時間あるから、さすがに夕飯も作るようには頼めないな。というか、これを早めに提出しないと俺もやばい。そして提出したら拘束待ったなしだ。

 あと、一応はお前の名前を伏せたりはしてるが、そのうちいやでもギルドの上がお前を見つける。そうなったら観念していろいろ質問攻めに遭えよ?

 義務じゃないから受けなくてもいいが、金は出るし、名も知られていろいろ融通が利きやすくなる。

 融通利かせようとするときに、頼まれごとするかもだけどな。」


 ふぅむ、もうちょっと実力付けるまでは、名を売るのは待ってほしいけど。

 その前にもしかしたらお呼び出し食らっちゃうかもなのか。まぁ、しょうがない、そうなった時に考えよう。


 そんなことを話しつつ、ドーンと一緒に北門に帰ってきたが、門兵がどうやらレイトの存在に気が付いてないらしい。他の人にも見えていないかのようだ、どうなってるんだこいつ。

 でも、魔物を無断で街に入れるのはやはり問題なので、そこだけはしっかりと説明、レイトを起こしてちゃんと認識してもらった。ただし、アタックラビットとしてだが・・・ドーン、本当にいいの、これ、不安なんだけど。

 でもレイトの存在感がほとんどないようで、街の中でも、宿前につくまで、特に珍しそうにみられたりはしなかった。


「他に従魔を持ってる人なんてこの街にはいない。もし認識してたらお前は注目の的だ。通り過ぎた誰も振り返ったりしてないことから、そいつの気配遮断はすごいものと言えるだろうな。

 そのまま宿に連れてっちまえ、なんか問題起きたら俺が責任取っておく。」


「うーん、迷惑かからないようにレイトにはいっておくよ、ところで、宿内で料理器具出すのはやっぱりまずいんです?」


「ん、ノビルを切り分けるのか?あの宿はほとんど寝るようだからどうだろうな。

 受付の水晶に触れて質問がありますっていうといいぞ。ちょっと待つことになるが、宿係りが来るだろうから、そいつに聞いてみるといい。」


「了解、いろいろありがとうございました。」


「良いってことよ、それじゃあ俺はギルドに戻るわ。」


 ドーンと別れた後はいったん宿に入って、さっき言われたことを試してみる。この水晶に触れながらでいいんだよね。


「質問があります。」


 水晶に文字が浮かんできた。受付の者が来ます少々お待ちください、ね。

 待ちながら少し自分のステータスでも、メニューから見るかね。メニューのほうなら、ほかの人に見られないし。


----------

<ステータス>

種:Lv1

職:Lv1

命:500/500

魔:80/300

力:13

技:18

速:14

知:19

秘:34

----------


 んー、やっぱり魔のステータスが上がってるな。というか、なんかさっきよりも上がってる?

 種、職のレベルが上がらないと、ステータスは上昇しないんじゃないのか?

 んー、魔のステータスだけは違うのかな。


「お客様、お待たせいたしました。」


「んっ!あ、えっと・・・」


 受付のほうを見てたから、後ろから声をかけられて少し驚いてしまった。振り向いたそこには、黒の垂れた長耳、すんづまりのマズルのある兎顔の女性がいた。

 ビスタなのか、道すがら時折は見かけるけど、まじまじと近くで見るのは初めてだ。黒の毛並みに白の給仕服は映えるな。


「お客様、どのようなご用件でしょうか。」


「あ、すいません。えぇと、客室で料理を行ってもいいかと聞きたかったんです。」


「申し訳ありません。当宿では室内で料理していただくのは、好ましくはありません。

 禁止しているわけではございませんので、まれにセットなどをお持ちの方が、無断で行うこともありますが、そういう方はチェックさせていただいて、料理後の室内状況が悪い場合は、後日、クリーニング用の追加料金をいただく場合があります。

 そちらに書かれている通り、当宿は睡眠休憩専門の宿です。専門外の用途を行った場合に、クリーニング用の追加料金をいただく場合がありますと、記載してありますのでご確認ください。

 なお、料理などの持ち込み生産を行いたい場合は、西門につづく大通りにある、糸車の看板の宿をご利用いただくとよろしいかと思います。」


 水晶の下にこの宿の注意事項の看板がある。僕はなぜこれを見逃したのだろう、恥ずかしい。


「わざわざ申しわけありません、ありがとうございました。」


「では、失礼いたします。」


 深めのお辞儀をして宿から出ていく彼女を見た後、改めて看板を読んでみる。


----------

当店は睡眠休憩専門宿です。睡眠による休憩をしていただくための施設です。

お客様が生産具を持ち込み、室内で制作作業を行った際や、料理を持ち込んで、飲食を行った際に、室内の変色、損傷などが発生した場合は、クリーニング料金を追加でいただく場合があります。


また、自身以外の、他のお客様を部屋に入れた際に、室内の変色、損傷などが発生した場合は、部屋を借りている方に請求が行きます。予めご了承ください。


なお、期間前にご退室いただく場合、鍵を水晶にお入れください。残り日数に応じて返金させていただいております。


次のお客様も気持ちよくご利用できるように、ご協力お願いいたします。

----------


 うーん、レイトを入れるのはいいけど、汚れたら問題か。

 そして返金システムもあるのか。ならば思い切って糸車の宿に向かってみるか。鍵を取り出して水晶に入れる。

 証明をかざしてくださいと出てきたのでかざせば、6697リラになったから、40リラ帰ってきたのか。

 100リラで三泊四日できる計算の宿だから、40リラで一泊二日分ほどなのか。それとも鍵代も含まれてるのか。何にしても安いとは思う。



 西門への大通りに向かうため、街の北と南をつなぐ大通りを歩いてたら、旅商の人を発見、こんな時間に珍しい。

 珍しさにひかれて商品を聞くと、切り裂き豚の肉が結構な量、余っているらしい。

 なんでも品質不足で輸入品としては価値が低めなんだそうで、お値段を聞くと量50で500でいいといわれた。

 ギルドの商店では質が3Cの商品を扱っていたのを思い出す。確か値段は倍はしたはずだ、どうしてそんなお安いの。あぁ、質3Hね、旅商は怖いね、聞かないと答えないんだもん。


 露店の展示ケースと違って、旅商はどこでも売り出すため、ケースによる鑑定での質表示や個数表示が見れない。

 まれにケースを持ち歩いている人もいるようだが、そういうのはかなりの金持ちなんじゃないだろうか。


 なので自分で看板を出して商品アピールするか、こうして聞かれるまで答えないかのどちらかだ。

 当然前者は、自分の今持っている商品に自信があり、後者は自信がないので、まず値段からいってくる。

 輸入品なので質が悪くてもいいんだけど、多分これ、だいぶ基準より質が低いよね。あぁ、うん、基準より低いのね。


 こういうぎりぎりのことをする人もいる。別に詐欺ではない。

 聞かれたことには、普通は嘘をつかずにこたえなければいけないからだ。旅商でも取引結果は商業者ギルドに伝わる。

 背負った大きなカバンがリンクの役割をしている。そこに商品を登録しなければいけない。

 それ以外の商品を売ったりしたのがばれたら、犯罪者行だ。

 そしてこんな街中で売るには、登録商品についての嘘はつけないということだ。

 背中の鞄から素材を出して渡すか、ポーチ内交換というポーチ同士を触れさせて、中身をもらう、あげる、交換するというのを、旅商鞄と手持ちのポーチで行うこともできる。


 でもどんな風にしたって、素材の鑑定は基本する。

 旅商を相手に取引するなら、質の鑑定ができないとだめ、そんな内容を昨日の帰りに、商業者ギルドで聞いておいたかいがあった。

 50を250でいいというので、買い取ってあげた。おそらくこれでも質を考えれば、高いかもしれないけど、輸入品ならある程度はしょうがない、よね?それに、ちょっと切り裂き豚をもう一度、自分で使いたいんだよね。



 やってきました糸車の看板の店。なんだここ、とんでもなくでかいぞ。この街で見た施設で一番デカイかも。勇気を出して入ると、エプロン姿の女性が受付をしていた。


「いらっしゃーい!うちの宿にようこそ!ここはちょっとくらいお汚ししてもいい部屋とか、大きい物作るための広い部屋もあるよ!生産者のための宿だね!お兄さん、どんなへやがいいかな?」


 おぉう、ぐいぐい来るね、ここに泊るかすら悩んでたんだけど、まぁ料金聞いてから変えてもいいか。


「料理をするので、汚れてもいい部屋、ですかね?」


「料理する部屋ね!もしかして持ち込みかな?そうなら備え付けよりちょっと安くなるよ!」


「えっと、お値段きかせてもらっても?」


「うーん、お兄さんどのくらいいる予定?」


 どのくらいか、中を見て気に入らないとわからないんだよなぁ。

 まだ先の話だけど、攻略だってしたいから、いつかは他の街に行くし。


「値段とか、内装とかで気に入ったら、もしかしたら長くいるかもしれません。」


「ほーほー、なるほど!それじゃあお汚ししてもあんまり問題ない、おひとりさまのお部屋でも、料理スペースと食事スペースはあったほうがいいよね。

 一応机は3人くらい呼び込めるのついてる部屋でも、あんま値段変わらないし、ここなら長くとっちゃってもいいよね。

 というわけで、27のお部屋!そうだなぁ、10日で1500リラでどうかな?部屋の中見てきて決めてよ!あ、27の部屋は左の階段から2階ね!」


 言われるままに、鍵を渡されてしまったので、しょうがなく部屋を見てみることに。

 左の階段の二階に上がったら、右側の手前から2つ目の部屋が27のようだ。

 奥まで4部屋、両側で8部屋か。結構ドア離れてるんだけど、もしかして一部屋が広い?意を決して部屋に入ってみる。

 充分に広い、1LDKといえるだろうか。キッチン用と思われるタイルスペースは何も置いてないけど、自分用料理具を持っている人用なんだろう。

 肘かけはないけど柔らかな長ソファーもある。机も4人が座って料理を並べても、ゆとりのありそうな大きさ。木製の椅子も背もたれ付きのが四つ、座る部分に座布団付き。スライドドアで仕切りができるようになってる奥のベッドルームには、ダブルサイズの大きさのベッド。トイレもゆったりスペース。

 これが生産者用の宿なのか?生産スペースはあの広いタイル状の場所か。料理だけじゃなく、そこにいろいろ広げていいんだろう。

 これで10日で1500?安すぎるんじゃないか?ちょっと受付に戻って確認だ。


「どうでしたお兄さん!いい部屋でしょう。」


「良い部屋なんだが、あれで10日で1500?安すぎやしないか?」


「うーん、施設併用じゃないのはあんまり人気なくて、あれくらいの生産スペースじゃ、できるのも限られちゃいますし、人気度は低めのお部屋なんですよ。ちゃんと頑張らないと1500リラって稼げないですし。」


 まぁそりゃそうだ、ちゃんと考えて稼がないと、10日で1500リラはいけないだろう。

 僕のような特殊な手段で、一気に儲けたりでもしていない限りは、もし稼ぎがやばかったら10日で退散すればいいか。


「じゃあ10日間お願いします。」


「はぁい!でも初回サービス!1000リラでいいよ!先払いしてね!あ、あとお部屋の中の壊したりしたら、さすがにダメだからね。

 なんか変な感じしたらすぐ言ってね!こっちの整備不良だったらしょうがないから!もし整備不良なんかあったら、あの人でもただじゃおかないけど!」


 誰を思って言っているのかは不明だが、謎の初回特典によりさらに500リラおまけしてもらえた。

 いい宿に出会えたと思う、あの黒兎の人に感謝だ。

 ・・・いや、もしかしてレイトの運なのか?ずっと寝息を立てているからそれはないか。


「もしなんか必要な材料があったら受付来てね!別料金だけど売ってあげれるのもあるよ!」


「あ、それじゃあ調味料って何かあります?」


「調味料かぁ、あんまり凝ってるのはないけど、東の森のほうで取れる岩塩と、アブラナっていう植物から作った油ならあるよ。」


「おぉ、いいですね!ぜひどちらもそこそこの量欲しいです。」


「あいよ!塩はこの瓶ので1つ100リラ、油はこの瓶で1つ50リラだよ。」


 塩は食卓塩の瓶が2倍くらいに長くなった瓶に詰まっており、それで100リラ、よく使うけど1つでしばらくは持ちそうだ。口を開いて見せてもらうと、かなり穴が大きい。

 おそらく中の岩塩の、削り漏れで出たでかい粒でも、詰まらずに振りかけられるように、こうなっているんだろう。

 油は1Lペットボトルの大きさで50リラ。たくさん使うものだし、すぐになくなるかもしれないので、一応二つ買っておいた。


 部屋に入って早速料理準備。料理セットを出して、豚肉、レモングラス、そしてお買い上げした油、塩を用意。

 フライパンに油を敷いて、塩で下味をつけておいた、ちょっと厚めに切った豚肉を焼き上げる。

 ジューという音、やっぱこれだよな!素焼きもしないわけじゃないが、しっかりとこの音がするのは油あってこそだ。レモングラスは火を通さずに添えるだけにしてみる。


----------

≪識別結果

切り裂き豚の厚切り焼き 質:3B

塩の下味のみで焼き上げられた、分厚いリッピングホグの肉

添えられたレモングラスの酸味がアクセント≫

----------


 おぉ!3Bの評価いただきました!我慢できないので、机にはもっていかず、その場で切り分けてさっそく一口。

 豚肉そのものの味がガツンとくる!ワイルドだ、たまらない、いい味じゃないか。

 レモングラスと一緒にも食べてみる。酸味が効いて肉の味が引き締まる。また一味変わっておいしい。

 残念なのは食うのに箸しかないことか。明日にでもナイフとフォークとスプーンを、追加できないか聞きに行こう。ふぅ、くったくった・・・


「きゅ!」


「ん、なんだ、起きたのか、お前はノビルだろ。」


 実は食い終わって、すぐに10ほど準備済みだ。

 一応切り分けて、根も葉も一緒に皿にのせてやったが、葉から10ほど食べて、そのあと根を食べていた。美味しいものを後に食うタイプのようだ。

 満足したのかソファーに飛び乗り、真ん中を占拠。毛とか大丈夫だろうか、まぁほとんど落ちなさそうな見た目だが。

 レイトはまた寝てしまったけれど、僕は食ってすぐ寝るのはあまり好きじゃない。さて、何をするか。

 そういえばレイトだが、一応戦えるんだよな?数値に頼るのはよくないんだろうが、一応はステータスを見ておきたい。

 命が低すぎて一撃アウトとかだったら、しゃれにもならん。見ようと思えば見えるのか?


----------

≪スキルアーツ【従魔情報】を発動≫


<キャラクター>

名:レイト・アルイン

性:雄

種:サチュレイトフォーチュンラビット

<ステータス>

種:Lv72

命:51200

魔:34100

力:219

技:1411

速:6929

知:3244

秘:3381

<スキル>

【極雷魔法Lv8】【縮地Lv89】【異常耐性Lv74】【属性耐性Lv48】

【環境適応Lv99】【察知Lv99】【飢餓耐性Lv9】【聖族言語Lv1】

<スペシャリティ>

【飽和幸運】【種族偽装】【感知阻害】【天雷災】


≪情報開示できていないスキルがある恐れがあります。情報開示には進行度、または友好度を上げてください≫

------------


 見なかったことにしたい。切実に見なかったことにしたいです。この子なんですか?ノビルに釣られたかわいらしい子じゃないんですか?

 自分でノビルが取れないとかじゃない。多分、僕が根だけを切り分けてたのを、ちゃんと認識しているんだ。僕にやらせたほうがいいからなんだろう。

 もうそういうことにしないと、この子が従魔でいいはずありません。というかスキルって2桁あるのねレベル。その中で異様な不気味さを誇るのが【極雷魔法Lv8】だ。


【飢餓耐性】が低いのは、おそらく最近はある程度食べられて、飢餓状態というのを体験してなくて、レベルが下がっているんじゃないかと思う。

【聖族言語】はおそらく取得順の一番後ろにあることから、僕にテイムされたことで、僕たちの言葉を認識し始めたとか、そんなところならば理解できる。


【極雷魔法Lv8】使っていないとかならよし。問題は使っててこれならまずい。

 極みってなに、もう極めてるじゃん、なんでそこからレベルがあるの!雷術じゃなく、雷魔法ってついてるのは魔族特有?わからないことだらけだが、このスキル名が見えているだけだ。

 自分のスキルじゃないのは説明が出せないんだよなぁ。

 やり方によっては見えるのか?むむむ、うーん、無理そうか。僕に隠匿してる可能性もあるな、

 ここまでなら見せてもいいぞという、レイトの寛大さか。この寝ている毛だるまはとんでもないんだな。怒らせないように、ノビル献上ちゃんとしよう。

 そういえば、ここ街の中だけど、こいつ聖域は平気なのか?ドーンの説明だと、本来魔族は聖域が苦手なんだよな。まさか、これで弱ってる状態、ではないよな?そうだとしたら自信喪失するよ。

 こんなのがうじゃうじゃいたら、どれだけレベル上げればそこを進めるんだって話だし。はぁ、なんかどっと疲れたんだが。


----------

≪職レベルが上がりました。1ポイントを任意のステータスに振り分けてください≫

----------


 ん、なんだ?なぜいま職レベルが上がった?そういえば自分のスキルレベルは見ていなかったな。

 まさか結構上昇してるのか?振り分けついでに全部一気に見てみるか。


------------

<ステータス>

種:Lv1

職:Lv2

命:1000/1000

魔:530/530

力:25

技:50

速:28

知:62

秘:213

<スキル>

【テイムLv10】【個別指示Lv1】【分担指示Lv1】【統制指示Lv1】

【永続待機Lv1】【全識別Lv1】【六感分析Lv7】【時空術Lv1】

【魔獣言語Lv2】【愛でる手Lv2】【料理Lv5】【集中Lv6】

【火術Lv7】

<スペシャリティ>

【テイム上限解放】【暴力的幸運】

------------


 イリハアーナ様、確かに30以内にはレベル上がりました。でもこれだけ上がってようやくなのですか。

 後、ステータスが変に上がってます、なにこれ。いや、レイトの見た後だとかすむけどさ。

 最後に上がったのは多分、六感分析だと思う。いろいろ勘で考えてたからその影響で上がりまくってるし。


 テイムがやたらめったらあがってるのは、もしかしなくても、レイトという上位個体をテイムしたせいですね。危のランクBだもんね、当然だよね。


 火術は思ってるよりも伸びてるな。あんなもんで伸びるならありがたい。

 魔獣言語は、兎のキューキュー言ってるの聞きまくったけど、1しか上がらなかったってことは、もうちょっと会話したほうがいいのかな。レイトとできるだけ会話してみるか。

 愛でる手は不明、なんで上がったのかよくわかってない。そもそもこのスキルを使った記憶がない。

 料理と集中は、料理するときの集中力で上がったんだろうな。


 わかっているの、見なきゃいけないのがあるのは、スペシャリティというのにある【暴力的幸運】だ。

 テイム上限解放が同じとこにあることから、スキルとはちょっと違うものなのはわかる。称号みたいなものなのかな、詳細が見れる。


----------

【暴力的幸運】

何者からか幸運の祝福を受け続けているようだ。暴発しないのが不思議なほどに膨れている

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 意味は分からなかったけど、何のせいかはわかった。はぁ、なんかもう無理、これ以上は処理しきれません。今日は寝よう・・・

 ローブを脱ぎ捨てて、ダブルベットにダイブイン。あぁ、ふかふかのお布団が気持ちいい。

兎の名前の記入ミス多くない?

レイトというなまえです


なんかこのページで同じ内容を2回繰り返しているらしい・・・

指摘していただいたので何度も確認したのですが

ちゃんと認識できていないので、どうやら認識阻害をかけられているようです

ごめんなさい、該当箇所を見てもよくわかっていないポンコツです

どこなのかがわかり次第修正します・・・

同じ内容=まったく同じ文章?

でも同じ文字列で引っかからない、もしかしてこの話の中じゃない?

同じ内容=別箇所でした繰り返しの説明?

だとしたら探すのが大変だな・・・

その場のノリで書いてしまっている


次回、念願の主人公以外のこと

世界設定や、主人公設定、今までの登場人物

次々回、掲示板予定

次次次回、他者視点でのお話の予定

それから本編へ復帰

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