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《完結》 ∞【無限】ミッション!~俺だけに与えられたシークレットミッションを達成して手に入れたSSS級の能力や神器で世界を見返す史上最強のハンターへ~  作者: 陽和
第9章~日常の変化~

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草凪澄人の決断⑦~四百年前のはざまの世界へ~

澄人が四百年前のはざまの世界へ突入します。

「そう……私に手伝えることはあるかしら?」


「草凪澄にもう戦わなくても良いと伝えてください。後世に任せろと」


「わかったわ。必ず伝えます」


 誠さんは俺の頼みを聞き入れてくれ、力強く返事をしてくれた。


「では、お願いします」


 ワープを発動させると、誠さんは俺に向かって手をかざして祈ってくれる。


「行ってらっしゃい。あなたの旅路に神の祝福があるように」


 彼女の言葉が終わると同時に、俺の視界は青い光に包まれていった。


 光が収まると、俺の目に映っている景色は先ほどとは全く違うものだった。


 恐竜型モンスターがひしめき合い、人を拒絶しているかのような【はざまの世界】。


 空にはワイバーンが飛び交っており、地上の生物を威嚇しているように見える。


 遠くの方からも咆哮に似た鳴き声が聞こえてきて、とても穏やかな状況ではない。


(これが、四百年前のはざまの世界か……想像していたよりひどいな)


 はざまの世界はこれまで人類が犯してきた罪や災いが蓄積されている。


 この世界は今まで一度もその浄化をされることなく放置されてきた。


 俺の時代では、境界に取り残されたハンターはこの世界へ放り出され、多くの命を失った。


(じいちゃんがこの世界へくるまでどれだけのハンターが命を失った)


 こんな世界でじいちゃんは何年も生き延びて、瘴気の浄化の一端を担っていたようだ。


 手付かずのはざまの世界を見てじいちゃんを何を思ったのだろうか。


「そんなの決まっているよねじいちゃん!!!! もっと戦える!! これに尽きる!!」


 俺は近くを飛んでいたワイバーンの首根っこを掴み、全力で地面に向かって放り投げる。


 その衝撃で地面にクレーターができてしまい、炸裂音が鳴り響く。


 ワイバーンは跡形もなくなり、周囲のモンスターが俺を威嚇してくる。


「さあ、かかってこい! 恐竜ども! また絶滅させてやる!!」


 俺は両手を広げて大声で叫ぶと、俺を囲い込むように空にいるべてのワイバーンが火球を口から撃ち出す。


 火球一つ一つは俺の頭ほどの大きさしかないが、絶望的な数の差に俺は思わず笑みをこぼす。


「こんなもので俺は止められない!!」


 ヒヒイロカネの剣に魔力をため、全方向の火球を薙ぎ払うように回転斬りを放つ。


 剣の軌跡から衝撃波が発生し、迫り来るすべての火球を打ち消した。


 俺が放った攻撃の余波により、空を飛んでいるワイバーンが切り裂かれる。


 空中にいたモンスターがいなくなったことを確認した俺は、雷の翼をはためかせて急降下した。


「グギャア!?」


 俺は上空から一番近くにいたティラノサウルスの首に切りかかり、一刀両断にする。


 真っ二つになったモンスターは勢いよく吹き飛ばされて、他の個体を巻き込みながら地面を転がる。


 その光景を見た周りの恐竜たちが俺の方に体を向ける。


 俺と目が合った瞬間、彼らは俺に飛び掛かってきた。


「俺が相手になってやる!」


 俺は自分に襲いかかる敵だけを見て、ひたすら戦い続ける。


 剣を振るたびに敵を葬ることができ、俺の周囲は瞬く間に静かになっていった。


 俺の後ろからは新たな敵が押し寄せてきているが、今は目の前の敵に集中すればいいだけだ。


 俺は襲いくるモンスターを屠りながら、こんなものではないはずと警戒を緩めない。


(この世界に草凪澄を追い詰める何かがいるはずだ)


 その相手についてはわからないけれど、草凪澄が世界樹の苗木を見守れなくなった原因が必ずある。


(でも、今は目の前の恐竜たちを殲滅してやる!)


 まだ生きているモンスターたちにとどめをさすために、俺は走り出した。


(モンスターが黒に染まっていないところを見ると、そこまで瘴気が蔓延していないのか?)


 瘴気が蔓延したはざまの世界では、すべてが黒一色になっていた。


 しかし、ここはまだ大地や空が黒いだけでモンスターに影響は及んでいない。


 それどころか、真っ平だと思っていたはざまの世界の地形に起伏が見られる。


 俺はそう考えながら、近くのモンスターを次々に倒していく。


 倒したそばから黒い霧となって消えていくが、俺は気にせず前に進む。


「粗方片付いたな。次は世界樹の苗木を植える場所を決めるか。メーヌ」


『はいはーい』


「暴れすぎたから整地をしてくれるか? ついでに地面の中にモンスターがいないか探ってくれ」


『りょーかい!』


 俺はメーヌと一緒に世界樹の苗木を植えるために場所を整え始めた。


 モンスターの気配がなくなった大地を見渡すと、植物さえも生えていない。


「黒い植物は世界樹が瘴気に侵食されたから生えたんだな。同じ轍は踏まないぞ」


 世界樹が成長すると瘴気を浄化する作用があるとミュルミドネスが言っていた。


 しかし、成長する前に瘴気に侵略されたのが四百年後の未来だ。


 俺が直接見守れるのも、長生きをして百年にも満たない。


 成長するまでにどれだけ長い年月が掛かるかは想像ができない。


「世界樹が完全に成長するまで、瘴気から守る存在が必要だ」


 このまま苗木をはざまの世界へ植えて終わり。というわけではなく、成長を手助けしなければならない。


「その方法はもう考えてあるから大丈夫なはずだ」


 何もない黒い大地に世界樹の苗木を植付けていると、俺の周りに小さな茶色の光が集まってきた。


『澄人! 土の中にはなにもいなかったよ! 整地も終わった!』


 光は俺の周りをくるくる回り始め、まだ手伝うことはないかと聞いてくる。


 俺は念のため、メーヌに世界樹の苗の警備を任せることにした。


「俺の魔力が続く限り、世界樹の苗木を守ってくれるか?」


『はーい!』


 苗木を植え終わった俺は手に付いた土を払い、周囲をぐるりと見回す。


「これで準備ができた。さっそく始めるか」


 永久的に世界樹を守護してくれる存在を作るために、アイテムボックスに入っている【桃】を取り出す。


 異界ミッションで手に入れた、災厄を払うとされる神器【大神実命】。


 これを苗木のそばに置いておけば、瘴気がここへ近づけなくなる。


 世界樹の苗木にお供えをするように大神実命を置き、両手を合わせて神気を注ぎ込む。


「大神実命よ。世界樹の苗木を守ってください」


 大神実命は俺の願いを聞き入れたのか、鈍く黄金の光を放つ。

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