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《完結》 ∞【無限】ミッション!~俺だけに与えられたシークレットミッションを達成して手に入れたSSS級の能力や神器で世界を見返す史上最強のハンターへ~  作者: 陽和
第8章~未来のために~

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臨時世界ハンター会議⑩~祖父正澄との会話~

澄人が祖父である正澄と話をしております。

「神域?」


「この世界とは違う、神々の世界のことだと伝わっておるが……詳しいことはわからん」


 じいちゃんが両手を上げてお手上げという仕草をする。

 

 俺も聞いたことがない単語だったため、調べる必要があるだろう。


 ただ、神域と聞いた瞬間ある女性の顔が浮かんだため、手掛かりがないというわけではない。


(【守護者】……あの女性は神域と関係があるはずだ……)


 俺が考え事をしていると、じいちゃんがソファーから立ち上がる。


「さて、そろそろ時間だ」


 時計を確認すると、すでに夕方になっており、仕事の邪魔をしてしまったことに気が付き、慌てて立ち上がった。


「ごめん、じいちゃんの仕事の時間を奪っちゃって……」


「よい…………澄人よ、よく聞け」


 俺がうなずくと、じいちゃんは俺の肩へ手を置き、力強く語りかけてくる。


「神器を集めるものが全ハンターをまとめる組織を率いる……草凪澄の言葉じゃ」


 じいちゃんが俺の目を見据えて、はっきりとした声で伝えてくれた。


 俺もしっかりと目を見返し、真剣に耳を傾ける。


「どんな因果か神格1と断言されたお前がハンターの始祖と同じことをしている」


「うん」


「自分の信じる道を進みなさい、なにがあってもわしは澄人の味方じゃ」


「ありがとう、じいちゃん。もう行くよ」


「いつでも来なさい、孫と話ができて嬉しいわい」


 じいちゃんは俺の背中を軽く叩き、机へ戻って座り直した。


 その横を通り過ぎて、扉の前で立ち止まる。


 振り返るとじいちゃんが机から手を出してひらひらと振ってくれたので、俺はそのまま部屋を出て行った。


 ビルを出ると、日が落ちかけているためか、肌寒く感じる。


(じいちゃんと話をして、いくつかわかったことがある)


 ビル街を歩きながらじいちゃんと話した内容を思い出す。


・草凪澄は意図的に八咫鏡と八尺瓊勾玉の半分を異界へ残してきた

・じいちゃんは水鏡家にあった八咫鏡が偽物なのを知っていた

・三種の神器をすべて集めると【神域】という場所へ行ける?


(祖先さまはどうして異界に神器を残してきたんだろう? 境界のため? それ以前も境界は発生しているわけだし……)


 異界にある勾玉から生成できる結界石を使って、こちらの世界へ境界が生まれている。


 そんなことをしてまで境界を作らなくても、自然に発生しているものもあるはずだ。


(そうじゃないと、そもそもこっちの世界ではハンターという者が生まれないはずだ)


 祖先さまが異界に神器を残してきた理由を知っているのは、【守護者】と呼ばれている女性くらいだろう。


 俺の謎を解明するためにも、神域と呼ばれる場所へ行かなければならない。


(神器をすべて集めれば神域へ行ける……か。八咫鏡がなくなった異界はどうなっているのかな?)


 ふと思った疑問だったが、考えるよりも先に直接確認してくれば良い事だと気が付いた。


 明日の予定を振り返りつつ、心配させることがないようにお姉ちゃんへメッセージを送っておく。


『今から異界へ行くけど、明日の昼までには帰ります』


 しばらく待って、既読マークがついた画面を確認してからポケットへスマホを入れる。


 そのままいつものようにワープで異界へ転移しようとして、人気のない裏道へ身を隠した。


(うーん……首都は混乱を抑えたいだろうから、とりあえず開拓の街アリテアスで話を聞こうかな)


 ワープ先を首都クサナギではなく、禁忌の森と隣接をしているアリテアスへ変更する。


 実行すると俺の体を青い光が包み込み、一瞬にして視界が変わった。


 目の前には広大な森が広がり、警戒のために広げた雷が無数のアーミーアントを感知する。


「なんでこんなところへ!? アリテアスへきているはずなのに!?」


 周囲を確認するために振り返ろうとしたとき、足元から地面が崩れるような感覚に陥り、体が落下しようとしていた。


 雷の翼を広げて浮上しようとした俺へ、穴の側面から飛び出してきたアーミーアントの巨大な牙が向けられた。


「なんて数だ!!」


 間一髪のところで回避に成功し、次々と襲い掛かってくるアーミーアントを雷撃で焼き尽くす。


 しかし、四方八方から襲いかかる蟻たちの気配を感じ取り、すぐにその場を離れた。


「なんでこんなことに? それにしても……アリテアスはどこだ?」


 俺がワープした場所は辺り一面が森になっており、アリテアスの面影はない。


 少しだけ冷静さを取り戻した俺は、遥か彼方まで続く森を眺めてつぶやく。


「地図で確認したほうが早そうだな」


 雷を最大限広げて周囲の様子を探っても人気がないため、ワープが誤作動した可能性も視野に入れる。


(でもな……)


 これまで何回も使ってきて、ワープで目的の場所に辿り着けなかったことは一度もない。


 俺が直接行ったことのない、じいちゃんたちが閉じ込められていた狭間の世界にも到達できるスキルのはずだった。


(ワープ場所が違ったなんてこと今まで一度もなかったんだけど……えっ!?)


 その考えが頭をよぎり、地図を眺めていた俺は背筋が凍る。


 地図上では俺のいる場所がアリテアス(廃墟)と表示されていた。


「まさかっ!?」


 慌てて地図から目を離し、様々な色の木々が生い茂る森の地面を凝視する。


 すると、アリテアスがあったと思われる場所だけ妙に地面が盛り上がっている。


「森が街を侵食したのか……どうしてこんなことに……」


 俺が設置をした結界などの痕跡も消えており、完全にアリテアスという街が森に飲み込まれたようだ。


「森がこんなに早く広がるなんて聞いたことがない」


 思わずつぶやいてしまった俺は、また地図を開き、一番近くにあったはずの村を探す。


(今は情報が欲しい)


 周囲を探索しようと決めた矢先に、俺の周囲を囲むように多数の気配が現れた。


「ギィイイッ」


「ガァアアッ」


 甲高い鳴き声とともに、体長2メートルほどの緑色の肌を持つ鳥人型の魔物が大量に現れる。


 大きなくちばしからよだれを垂らしながらこん棒のような鈍器を手に持っていた。


「こんな時に!!」


 俺を取り囲んできたのは、禁忌の森に生息しているハーピーウォーリアだった。

 

 その数は20体ほどで、群れのリーダーらしき個体が声を張り上げる。


「ギャッ!! ギャッ!!」


 リーダーが指示を出すと、その手下たちは一斉に動き出し、獲物である俺へ向かって駆け出してきた。


 俺はアイテムボックスから剣を抜き、両手で握りしめながら敵を迎え撃つ。

ご覧いただきありがとうございました。

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これからもよろしくお願いします。

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