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闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者へ成り上がる  作者: ミオニチ
【第3部 光と闇と混沌と】1章 すべて僕のものだ。

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195話 下衆外道。※

別視点。

本日もよろしくお願いいたします。

「おらおらおらおうらぁっ!」


「くっ、ぐ、くうううっ!」


 一瞬たりとも気が抜けなかった。こんなにもおそろしいものだったのか。【隠形】、一瞬で姿を消し、死角から襲いつづけられるというのは。


「へっ! なかなかねばるじゃねぇか! なら、こいつはどうだ! レイス流暗殺術! 【(アギト)】!」


 【(アギト)】……!? 待て……! その技はたしか――


「くっ!?」


「おらあっ!」


 ――全力でとび退いた直後、ついいましがたまで私がいた場所をまるで暴風のような左右の二連撃が通りすぎる。


 この技……! やはり、あのときノエルが【死霊将軍】の腕を断ち落とした……! あぶなかった……! 避けずにもし槍斧(ハルバード)で受けていたら、ひとたまりもなかった……!


 だが、待て……! 二連撃、だと……? あのとき、ノエルは、たしかほぼ同時に……!


「へぇ! 勘がいいじゃねぇかぁ! いや、いまごろあのしつけえスライの蛇野郎が襲ってやがる、あのノエルのバカガキとパーティー組んでたってこたぁ知ってやがったのかぁ? まぁどっちでもいい! おい! 女ぁ! たしかニーベとか呼ばれてやがったか? 決めたぜ! オマエはこのバーリオさまのお眼鏡にかなった! もしおっ死ななかったら、オレさま専属の【花】にしてやるよぉ! なんせ、いま【レイス家】で飼ってるナヨナヨした【花】どもはどいつもこいつも簡単にぶっ壊れすぎて、オレさまの性にあわねぇからなぁ!」


 ……人間でも魔物でも、下衆どもの考えることは大差ない、か。


 考えごとを中断した私は、しっかりとその大男に向きなおり、宣告する。


「ニーベリージュ・ブラッドスライン」


「あぁ?」


「私を【ニーベ】と呼んでいいのは、私が認めた友と仲間(かぞく)だけだ……! 貴様のような外道の口でその名を汚さないでもらおうか!」


 私は槍斧(ハルバード)を構えなおすと、激昂とともに、全身に青い霊火を奔らせた。


「バーリオとかいったな……! いま一度刻みつけるがいい! 私は、ニーベリージュ・ブラッドスライン! 王国貴族の一席にして、【輝く月(ルミナス)】の盾! そして! 貴様のような下衆外道に絶対の引導を渡す誇り高き騎士だ!」


 まっすぐににらみつけた私に向けて、バーリオがにいぃっ、といびつに口もとをつり上げる。


「あぁ。そうかよぉ。()()()


「貴様……!」


「なんだよ。ニーベ。そんなに怒ると眉間にシワがよって綺麗な顔がだいなしだぜぇ? ニーベェェェッ!」


 この痴れ者が……!



 どうやら、覚悟を決める必要がありそうだ。このまま守っているだけでは勝てない。だが、勝機はすでに見いだした。


 【レイス家】の暗殺者バーリオ。その膂力は、たしかに脅威的で圧倒的だ。だが、それ以外はすべて――



「――ノエルに遠くおよばない」


「あぁ……!?」


 どうやら考えていたことが口から出てしまっていたようだ。


 バーリオの荒々しい風貌を刻む顔面に、いくつもの青筋が走る。


「このオレさまがノエルのバカガキより下だとぉ……? くっ、くく……! どうやら、よぅく躾けてやらなけりゃならねえらしいなぁ! ニーベェェェッ!」


 そして、獣の咆哮にも似た雄叫びを放ち、ふたたびバーリオは私に向かってきた、下衆で獣以下な最低の外道が。






ブクマ、評価、いいね! などの応援いただきありがとうございます。


ということで、ニーベ 対 バーリオその2でした。実に下衆い敵です。


次回「翻弄」 別視点。


では、また明日よろしくお願いいたします。。

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