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ジジイの洋裁店
ブレブロに着いた。寂れた洋裁店の前に幌馬車は停められた。レオンがお姫さまこと俺に話しかけてくる。
「着きましたよ。この店のトムおじいさんの腕が最高なんです。アリスさま、その服も直してもらえると思います。」
「そうなのね。楽しみだわ。」
…俺、いつまで女ぶる気なんだ?めんどくさいわ。
店に入ると、偏屈そうなジジイがカウンターの向こうに座っていた。俺は、肩の部分を指差して言う。
「これ、直せる?」
ジジイはちらっと見るや否や、ディスプレイされていたメイド服を俺に投げた。
「脱げ。代わりにこれでも着とれ。」
俺はその場で着替えようとして気付く。俺、この世界に来てからこっち、ずっとノーパンだったわ。これは試着室が必要だわ。
試着室でメイド服に着替える俺。…メイド服、超気に入ったわ。俺の可愛さに合ってるわ。
「これくれ。買うわ。」
俺は親指を立て、胸元を指す。ジジイは何も答えず、俺の手から、エプロンドレスをひったくった。




