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意気投合

「でさぁ、コイツどうすんの?」

俺は、メの死体を指す。木と蔓で作った担架で、ゴブリン・シーフたちが運んでいる。大変そうだな。圧倒的に体力ある俺とガインが運んだ方がいいんじゃないのか?と、ガインが沈痛な面持ちだ。

「裏切ったとはいえ、死者は弔おう。しかし、魔王の手がかりはなくなってしまったな。どうしたものか。」

あぁ、聞き出したいよな、魔王のこと。こいつ、真面目だしなぁ。そんじゃあ…。

「生き返らせてやろうか?」

リザレクト安定だわ。

「何だと?」

あれ?生き返らせんの、宗教的にマズいやつ?でも、まぁ、もっかい言ってみて、反応を見ようか。

「いや、だからさ、コイツ生き返らせてやろうか?」

やれってんなら、今すぐにでもやってやるわ。

「…そ、そんなことが出来るのか!?」

え?うん。そりゃ出来るって。何だ?珍しいのか?ならちょっと、出来る美少女アリスちゃんを強く印象付けてやるわ。

「楽勝だわ。お前、生き返らせてほしい奴とかいたら、言えばやってやるぞ。ただし!銀貨一枚な。」

「そんな安価でか!?…アリス、貴様もはや、神の領域ではないか。」

神の領域わろた。MP消費たったの8って知ったら、何て言うんだろコイツ。それにしても…。

「あれ?何、まさか蘇生魔法もないのか?どうなってんだよ、この世界の魔法はよ。ひくわー。」

何なんだ本当に。俺ちょっと恵まれ過ぎてないか?




「…蘇生魔法は、魔法に携わる者全ての悲願だ。…(おれ)の友だったある者も、妻を想うあまり、道を誤った。」

「ふーん、大変なんだな。その友だち連れて来いよ。俺がその嫁甦らせて、そいつ泣かせてやるわ。」

「…そうか。貴様は凄いな。己は、そいつに力をぶつけることしか出来なかった。しかも逃がしてしまった。今、どこで何をしているのやら…。」

「まぁ、ダチは、久し振りに会ってもダチだからよ。お前のダチなら、黒貨五枚でやってやるわ。」

「…いや、もうダチではない。」

「あっ、そうなん?ケンカしたん?仲直り無理なかんじ?」

「…どうだろうな。」

「一回ちゃんと話してみろよ。お前、思い込み激しいからよ、ちゃんと話せば仲直り出来るんじゃねぇの?」

「…出来ると思うか?…そいつのせいでアンデッドとなり、苦しんだ魂が多数あるのだぞ。」

「ん~?よくわかんねぇけど、そいつら全員、俺が生き返らせてやればいいわ。」

「…はは、そうか。アリス、貴様は本当に凄いな。己が超えられなかった壁を、軽々と超えてしまう。…もし、その時が来たならば、本当に頼んでもよいか?」

「出た出た、オイ!遠慮を知らないやつが!…まぁ、考えといてやるわ。カロリー●イトちょうだいの手!」

「ああ。礼を言う。」

普通に糧食渡すなよ!貴様こそ遠慮がないではないか、って突っ込むところだろ!…しょうがねぇな。やってやるわ。だからよ、そんな顔すんじゃねぇよ。なぁ?

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