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意気投合

「あぁ。そんなかんじの解釈でいいと思うわ。空手は素手での格闘を主眼に置いてるから、一番硬くて丈夫な、人差し指と中指の拳頭で殴るし、拳を鍛えるよな?ボクシングも、まぁ普通のボクサーは似た殴り方だと思うんだけど、俺はパンチ力も握力も強ぇから、小指や薬指辺りをチョンチョン当てる、間違った殴り方のクセがついてんだよ。ノーモーションでより速く当てることを追求した結果、俺の普通のジャブは、この形になってんだ。フリッカーはまたちょっと違うけどな。ボクシングは、拳をバンテージで固めて、皮のグローブを付けて殴る競技だから、拳が保護されてる状態なんだよな。俺はそれが素手でも抜けてないだけだわ。ジャブは、自分のリズム作ったり、相手への牽制とか、連続技の初段階に使うパンチなんだが、俺の場合は威力を考えない手打ちでも倒せるパンチだし、壊れる様なヤワな拳してないせいで、ズボラな性格が出てるんだわ。」

「はは、魔人ならではの我流にアレンジしている、ということにしておこう。合点がいった。では、あの回復魔法は何だ?一般的な回復魔法とは体系が違った。己たちが使うのはヒールなんだ。貴様が唱えていたレストという魔法は初めて見た。しかも瞬時に腕を生やすなど、最上位回復呪文(グレーターヒール)に匹敵するのではないか?」

「それについてはわからん。俺が使える魔法にヒールってのはないわ。あと俺、火魔法も変だよな?」

「ああ。『ヘル』が付く火魔法など、貴様以外の使い手を見たことがない。しかし風魔法は…。」

「普通なんだよな。俺、何なのかね?」

「魔王…かもしれんぞ、やはり。」

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