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狙い撃つジャービル
『ギャアァァァァァ!』
亡者どもが、悲鳴をあげる。
ジャービルは腕を引き絞り、二射目、三射目を放つ。
次々に火柱があがり、その中で悶え苦しむ亡者どもが消えてゆく。
単純な亡者どもの動きは、予測しやすい。
「もう一度だ、エタース!引き付けろ!もう一度、真っ直ぐ退け!」
だからこそジャービルは、エタースを真っ直ぐ退かせ、亡者どもを直進させるのだ。
そして、狙い撃つ。
またも炎斬を繰り出さんと、腕を引き絞るジャービル。
「助かるぜ、ジャービル!」
エタースは亡者どもが飛んで向かって来るのを待ち、すんでのところで飛び退く。
「炎斬!」
またも、亡者どもが炎に焼かれて、消える。
驚く亜実は、しばし呆然と、その光景を眺めていた。
炎の熱気が、風に運ばれて、亜実にまで届く。
その瞬間、亜実は仲間たちを見た。
「何?あの能力は」
気取らぬ素の声で、仲間に訪ねる。
セオドールが、ダーハムが、口々に答える。
「あれは魔力の消費がねえ!」
「延々撃って来るよ、アミー!」
二人から情報を得た亜実。
仮面の奥の目が、不愉快そうにしかめられた。




