表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
777/2233

人魔の有り様(よう)

指摘を受けたロイドとすれば、己の発言の軽率さを悔いることとなった。

立ち尽くすロイドの眼前には、アリスの顔。

ガインは目端に映るが、アリスから顔を背けてガインの反応を見たら、アリスの指摘を認めた様なものだ。

だからこそロイドは、アリスへの反論を優先せねばならない、と考えた。


「ガインは……」


ロイドが、その苛烈さに憧れ、背中を追い続けた相手。


「ガインは……」


ロイドが、その苛烈さに幻滅し、先程まで戦おうとしていた相手。


「ガインは……」


魔物。

だが。


「ガインは……、人間と……ほとんど変わらん……!」


これが今のロイドの、偽らざる気持ちだ。

アリスは目を丸くしていたが、一瞬微笑み、穴倉と瑠璃へ向き直り、独り言の様に呟く。


「まぁ、ガインは、わからず屋なところも、話せばわかるところもあるし、人間っぽいわな。とにかく話にならねぇ瑠璃や穴倉とは違うわ」


ガインが目を見開く。

しばらくそのまま停止した後、柔らかい表情になり、口を開いた。


「アリス、お前たちも人間とそう変わらん。きっと、人間と魔物は違う、と決めつけることが、実際に人間を人間に、魔物を魔物にするのではないか?(おれ)はゴブリンだが、人間と変わらぬ教養を得て、従来のゴブリンとは異なるゴブリンとなった。己たちは心次第で、何者にでもなれる。違うか?」

「……お前はそれでいいわ」


アリスは、穴倉と瑠璃を見ている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ