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己が相手を

穴倉の頭に亀裂がはしる。

しかしその瞬間、穴倉の眼前には既にロイドがいた。

穴倉の首めがけて振られる小太刀だが、穴倉は伸ばした爪で、間一髪受け止める。

そして一瞬遅れて、頭の口から一斉に触手が飛び出した。

触手八本、触腕二本の計十本がロイドに殺到する。

めちゃくちゃに振り回される触手を全てかわし、ロイドは距離を取った。

「先の一撃を凌ぎ、反撃するか。貴様、なまなかな魔物ではないな」

超速の攻撃を凌がれ、反撃されてなお、ロイドは冷静だ。

だが、穴倉の動きを見たガインが、ロイドの前に素早く出る。

「お下がりを、王子!こ奴は(おれ)が相手を!」

ギラつく目をしたガインが大剣を抜き、弓の様に引く構えを取った。

凄まじい闘気が放たれ、ロイドも、そして穴倉も、ガインから目を離せない。

ロイドなのか、穴倉なのか、どちらかが喉をごくりと鳴らした。

ガインが叫ぶ。

「前とは違う様だな、謎の魔物!」

そして、穴倉に向かって駆けた。

穴倉の口の端が持ち上がり、触手の先端が尖る。

刺突でガインを迎撃せんと、一斉に伸びた触手が、大剣と接触した。

大きな金属音が鳴り、火花が散った。

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