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泥島という魔物は面倒くさい

だが、泥島の攻撃は防がれた。

防いだのはゴウである。

ゴウは、その手に持った鎚を薙ぎ、泥島の振り下ろしの手を横から叩き、弾いたのだった。

その力は予想外に強く、泥島は非難したい気持ちで、ゴウを睨んだ。

タツキの居合い斬りにはあまり気を入れないが、ゴウのやることなすことは気になるし気に入らない。

せっかくならした地面を荒らし、手を粉砕し、今また手を叩かれて邪魔をして来るゴウは、泥島にとってうざったい存在だ。

土を操るゴウに、何だか上から目線で接せられている気分の泥島は、その不快感を隠さない。

「ユキシマゴウ、お前ね、あんまり調子に乗ってると俺もプチン来るよ。めちゃくちゃ頭来てるからね、お前に」

ストレートな敵意は、ゴウにプレッシャーとなって襲いかかる。

息を飲むゴウ。

泥島のやさぐれた敵意のオーラに我慢ならなくなったゴウは、半狂乱で叫んだ。

「何なんだよ!?謝ればいいのか!?」

「何について、誰に謝るつもりなんだよ、ユキシマゴウ」

冷ややかな泥島の言葉は、ゴウを困惑の表情にさせた。

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