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そりゃ助けますよ

「なっ、ドロシマ!?」


驚くミモザの顔を見て、泥島は口を尖らせた。


「おかしいでしょうが!」


ドロシマが右の拳を内から外に薙いだ。

それは、ミモザの顔面に炸裂した。

側方に吹っ飛ばされたミモザは、勢いよく転がった。

キーネが唸る。


「……あんた、ミモザの仲間じゃないのかい?」


キーネは、泥島をじっと見つめた。

泥島もキーネを見る。

穢れを知らない少年の様な、実直な目だった。


「俺は誰の仲間でもないですよ。あの子、ネネちゃん?あの子のステータスを見ました。もしかしてなんだけど」


泥島は真剣な顔で語りかける。


「……その通りさ。あの子は特別。でも、これを知ってどうするんだい」

「……そりゃ助けますよ。俺には、その力がある」


泥島は拳を握りしめて立ち尽くし、視線をミモザに向ける。

片膝立ちのミモザは、泥にまみれていて、泥島を睨んだ。


『手を貸してやろう』

『さっさと倒せ』

『いや、殺せ』


ミモザの頭に、声が響く。

影ぼうしたちが地面から立ちのぼり、ミモザの周囲に等間隔で立っている。

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